おはようございます。9月10日SHIPの朝礼を始めます。
昨年の私たちのベストプラクティスのひとつに、AIO対策サービスがあります。
まだ世の中に「AIO対策はこうする」という定石がなかった時期に、私たちは比較的早くこの変化を捉え、顧客に提案し、サービスとして提供を始めました。
対策は三つでした。
①テクニカルAIO
②コンテンツAIO
③エンゲージメントAIO
それぞれの単語自体は一般的ですが、この三つを組み合わせて地域企業向けのAIO対策としてセットアップしました。
そして一年前後経った今、実際に成果が見えてきています。
■ ゼロクリックで失われたクリックを取り戻している
私は毎日、顧客のアクセスレポートを目にしています。
2年くらいのレンジで見ると、多くのサイトでオーガニックセッションは下降傾向です。その大きな理由のひとつが、AI Overviewの出現による「ゼロクリック」です。
検索すると、検索結果画面の中でAIが答えを出してしまう。そこで問題が解決すれば、Webサイトはクリックされません。もともとこの問題がサービス開発の出発点でした。
昨年からAIO対策を施してきた会社では、その下降が比較的小さく抑えられています。
さらに、その間もコンテンツを増やし、インデックスを淡々と増やしてきた会社の中には、オーガニックセッション自体が増えている会社もあります。
一方で、AIO対策をしていない会社は、もともとWeb運用にかける力が弱いという背景もありますが、下降がより顕著です。ゼロクリックにじわじわと侵されています。
AIO対策サービスは、すでにゼロクリックで失われたクリックの一部を取り戻す施策として成立しています。
■ サイテーションとメンション
この成果を理解するために、二つの言葉を覚えてください。
一つ目が「サイテーション(citation/引用)」です。
AI Overviewが回答を作る際、その情報の引用元として自社サイトが採用されることです。ソース欄に自社のURLが表示される状態です。
二つ目が「メンション(mention/言及)」です。
AI Overviewの回答本文の中に、具体的に会社名や商品名、サービス名が表示されることです。
「〇〇社のサービスがあります」「〇〇社が代表的です」と出れば、実質的にはAIからリコメンドされている状態です。
■ まずサイテーションを増やす
AIO対策によって、まず増やしやすいのはサイテーションです。
AIは質問に対して検索し、情報を取得し、その情報を材料に回答を作ります。
インデックスされているか。質問に答えるページがあるか。情報が構造的に読み取りやすいか。ここは自社サイト側で改善できます。
これがテクニカルAIOとコンテンツAIOです。
この対策を積み上げることで、AIから引用される回数、つまりサイテーションが増えていきます。
■ サイテーションの先でメンションが生まれる
さらに重要なのが、その先です。
サイテーションが増えることで、AIが自社の情報に触れる機会が増えます。そして自社サイトだけでなく、口コミ、取材記事、比較記事、業界メディアなど、Web全体で自社について語られる情報が増えていく。
これがエンゲージメントAIOです。
その積み重ねによって、AI Overviewの回答本文に社名が出る、つまりメンションが発生します。
もちろん、必ずサイテーションの次にメンションが起こるわけではありません。第三者の記事から直接メンションされることもあります。
しかし全体として、
サイテーションを増やす。
メンションを生み出す。
そこから一定のクリックが発生する。
という流れを私たちが現実に起こせていることが確認できました。
これは自分の経験からの推測ではありますが大事なのは、クリックだけではないと思います。
AI Overviewの概要を読んだ人の目に社名等固有名詞が触れる。それだけでも、その会社の認知は少しずつ形成されていきます。
私たちのAIO対策サービスは地域企業である住宅リフォーム会社様のゼロクリックによって失われた接点を、サイテーションとメンションによって取り戻し、クリックと認知の両方をつくる施策です。
共通の理解の基盤にしてください。
以上で朝礼を終わります。
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