おはようございます。8月26日、SHIP朝礼を始めます。
SHIPに一定期間以上在籍している方ならば、私から何度もこの言葉を聞いたことがあるはずです。
「過去は変えられない。だから、失敗を積極的に未来の材料にすることで、未来を変えればいい」
本日は「強みを創り出す」シリーズの第三弾として、この言葉の実践についてお話しします。
日報の振り返りで、毎日熱心に反省を書いている人がいます。
その内容は「言われたことを忘れていました」「チェックせずに提出してしまいました」「指示の意図を完全に取り違えていました」といった、いつも同じような文言の繰り返しだったりします。
毎日同じような失敗を反省し続ける振り返りは、本人にとっても決して楽しいものではありません。
そうした状況が続くと、やがてマネージャーからも指摘されなくなってきます。それはマネージャーが責任を放棄したわけではなく、何度も同じことを言うことに気の毒さや限界を感じているからです。結果として、業務はひっそりと巻き取られ、別の誰かに依頼先が変更されてしまいます。
では、なぜ同じことを繰り返してしまうのか。そして、繰り返さないためにはどうすればよいのでしょうか。
最も確実な対策は、「自分の失敗パターンを忘れないこと」です。
そして、忘れないための非常に有効な手段が、「失敗に名前をつける」ことです。
ここで、前回お話ししたAIが役立ちます。自分の反省文をAIに入力し、「私の失敗パターンに、客観的でわかりやすい名前をつけて」と依頼してみてください。
具体的な方がわかりやすいでしょう。気を悪くしないでください。終わった過去ですから。あるメンバーの一昨日の日報をAIに分析させると、次のようなネーミングが提案されました。
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「管轄外シャッター」症候群
「これは自社サービスではない」と認識した瞬間に、頭のシャッターをガラッと下ろしてしまい、調べたり構造から推測したりすることをやめてしまう状態。 -
保身の「他社へどうぞ」トラップ
クレームや責任を負うことを恐れるあまり、顧客の課題解決よりも「自社の責任を回避すること(丸投げ)」を優先してしまう罠。 -
字面(じづら)回答・丸投げコンボ
相手の質問を文字通りに受け取って表面的な回答をし、解決策は他社へ丸投げしてしまう最悪の組み合わせ。 -
「ドリルと穴」の勘違いパターン
「顧客が欲しいのはドリルではなく穴である」という格言の通り、顧客が本当に求めている「結果」を見失ってしまう現象。 -
「仕組みの翻訳」サボり
根本的な仕組みは同じなのに、その知識を相手の環境に合わせて翻訳・応用するプロセスを放棄してしまうこと。
組み合わせで次が提案されました。
『管轄外シャッターからの丸投げコンボ』
思わずハッとさせられるようなネーミングです。
自分の振り返りをAIで繰り返し分析し、何度もこのパターンが導き出されたならば、「自分が陥りやすいのはこの罠なのだ」とはっきりと自覚することができます。
すべては、この「自覚」が起点です。
自覚をしなければ、人はずっと同じ場所に留まり続けてしまいます。逆に言えば、自分の失敗パターンを自覚できた瞬間から、それは改善可能な課題となり、未来の強みへと反転していくのです。
失敗が多いということは、見方を変えれば「未来の強みを創り出すチャンスがそれだけ多くある」ということです。
過去の失敗は反省しても何も好転することはありません。そこに名前をつけ、リマインドしやすくし、失敗に事前に気づき、未来が変わる、そのための材料にしていきましょう。
以上で朝礼を終わります。
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