おはようございます。10月7日、SHIPの朝礼を始めます。
学生から社会人になるのは、決して簡単なことではありません。
福沢諭吉翁は『学問のすゝめ』(三編)の中で、
「独立とは、自分にて自分の身を支配し、他に依りすがる心なきを言う。」
と述べています。
読んだことのある方もいるかもしれませんが、『学問のすゝめ』は学生に向けた本ではありません。明治の世を生きる一般の人々、すなわち農民・町人・士族のすべてに向けて書かれた本です。
学ぶ目的は、「一身独立して一国独立す」という有名な一文に集約されています。一人ひとりが学び、自らの力で立てるようになれば、国もまた自立できる、という考え方です。
冒頭の「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」もよく知られていますが、実はその後に、それでも人に賢愚や貧富の差が生まれるのは、学ぶか学ばないかによるのだ、と続きます。平等を説く以上に、学ぶことを促すための言葉なのです。
その意図を私なりに言い換えるなら、
学生は、学び、成長することが主な役割である。
社会人は、仕事によって価値を生み、社会に貢献し、その対価で自らの生活を成り立たせる人である。
と言えるでしょう。
では、仕事とは何でしょうか。
仕事とは、誰かの問題を解決すること。解決すべき問題を正しく定義し、速やかに解決策を見つけ出し、それを決められた期間内に完遂することです。そして仕事には必ず依頼主がいます。適切なタイミングで、適切な相手に、適切な情報を伝えてはじめて、その仕事は完了したと認められます。
相互考課の結果が返ってきて、面談も行われていることと思います。
- 解決すべき問題を、正しく定義できていたか。
- 速やかに解決策を見つけ出せたか。
- 決められた期間内に完遂できたか。
- 適切なタイミングで、適切な相手に、適切な情報を伝えられたか。
この四つを、社会人としての視点で振り返ってみてください。
学生は、お金を払って教えてもらう立場です。その段階は、その時期には必要なものです。しかし、社会人になっても学生の目線のままでいると、次のステップは視界にすら入りません。
社会人とは、仕事によって価値を生み、社会に貢献し、その対価で自らの生活を成り立たせる人です。
以上で朝礼を終わります。
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