ビフォーアフター社長日記

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練習の10段階 7月15日 SHIPの朝礼

おはようございます。7月15日SHIPの朝礼を始めます。タイトルをみてげっぷがでそうになった人も少なくないと思いますが、私が今伝えたいことは本当にこれに尽きます。ということで始めます。

「練習しています」と言っても、その中身は人によって大きく異なります。

同じことを何度も繰り返している人もいれば、コーチから指導を受けている人もいます。自分の感覚だけで振り返る人もいれば、本番と練習を明確に分けて、課題ごとに練習内容を組み立てている人もいます。

つまり、練習には「どうでもいい練習」から、「確実に上達につながる練習」まで、グラデーションがあります。

あえて、目安として、練習の質を10段階に分けて考えてみます。

第1段階 練習をしていない

最も低い段階は、当然ながら練習をしていない状態です。

できないことがあっても、「経験が足りない」「そのうち慣れる」「自分には向いていない」「考え方が違う」と考え、具体的な練習を始めません。

第2段階 本番を練習だと考えている

「仕事そのものが練習です」

この言葉が成り立つ場面もなくはないですが、ほとんどのケースでそれは十分ではありません。

フィギュアスケートの選手が、本番の大会だけでジャンプを繰り返しても上達しないだろうことは想像がつくと思います。

本番には、失敗できない、立ち止まれない、やり直せないという制約があります。本番は慣れだけが進みますが、改善はできません。

第3段階 ただ回数を繰り返している

同じ作業を準備と称して何度も行っている状態です。間違った練習を繰り返せば、間違った考え方とやり方が身につくだけです。

10年間仕事を続けていても、同じ1年を10回繰り返しているだけということもあります。

第4段階 自分なりに振り返っている

仕事が終わったあとに、「今日はうまくいった」「もう少し説明した方がよかった」と自己評価します。

振り返りがない状態よりは前進しています。

しかし、自分の基準だけで評価しているため、本当に相手に伝わったのか、正しい方法だったのかはわかりません。

自分では80点だと思っていても、相手から見れば30点ということもあります。

第5段階 目標を持って練習している

ここから、上達のための練習が始まります。

「説明が上手になりたい」「提案力を高めたい」「意図が伝わるデザインを作成したい」など、身につけたい能力を決めて練習します。

ただし、「上手になりたい」という目標だけでは、まだ抽象的です。

何ができるようになれば上達したと言えるのかを、具体的にする必要があります。

第6段階 現在地とのギャップを明確にしている

目標と現在地を比較し、その差を把握している状態です。

例えば、「説明力を高めたい」ではなく、

  • 結論を先に伝えられていない
  • 相手の質問に対して話が長くなる
  • 専門用語を使いすぎている

というように、埋めるべきギャップを具体化します。

練習とは、時間を使うことでも、回数をこなすことでもありません。

身につけたい状態と現在地との差を埋める行為です。

第7段階 課題を分解して部分練習をしている

ギャップを一度にすべて解決しようとせず、課題を小さく分けて練習します。

スポーツ選手が、試合だけを繰り返すのではなく、フォーム、足の運び、筋力、判断力を分けて練習するのと同じです。

将棋や囲碁でも、対局だけでなく、詰将棋、定石、終盤、過去の棋譜などを分けて学びます。

仕事でも、ヒアリング、説明、提案、質問対応などを分解することで、練習の効果が高まります。

第8段階 他者からフィードバックを受けている

上司、先輩、同僚、コーチなどに見てもらい、自分では気づけない問題を指摘してもらいます。

自己評価だけでは、自分の癖や思い込みを完全には発見できません。

ただし、単に「どうでしたか」と聞くだけでは、十分なフィードバックは得られません。

  • 結論は伝わったか
  • 説明が長くなった部分はどこか
  • 相手の立場で不安に感じる点は何か

というように、確認するポイントを決めることが重要です。

第9段階 本番を想定して練習し、結果を検証している

練習のための練習ではなく、本番でできるようになることを目的にしています。

ロールプレイングや模擬提案など、本番に近い環境をつくり、緊張感や制限時間も含めて練習します。

そして、本番が終わったら、

  • 練習したことが実行できたか
  • 相手の反応はどうだったか
  • 次に埋めるべきギャップは何か

を検証します。

練習と本番が、一本の線としてつながっている状態です。

第10段階 練習を仕組みとして継続している

最も高い段階は、練習が個人の気分や意思に任されていない状態です。

  1. 目標を決める。
  2. 現在地とのギャップを見つける。
  3. 課題を分解する。
  4. 練習時間を確保する。
  5. コーチや周囲からフィードバックを受ける。
  6. 本番で試す。
  7. 結果を振り返り、次の課題を決める。

この循環が、日常の仕組みとして組み込まれています。

一度練習して終わるのではなく、結果に応じて練習内容そのものを更新していきます。

練習時間は、余った時間には生まれない

上達する人と、なかなか変わらない人の違いは、才能だけではありません。

大きな違いは、練習機会と練習時間を意図的に確保しているかどうかです。

仕事が一段落したら練習しようと思っていても、その時間はなかなかやってきません。練習は、時間が余ったら行うものではなく、先に時間を確保して行うものです。

そして、練習の目的は「練習したという事実」をつくることではありません。

本番で、以前はできなかったことができるようになることです。

自分の練習は、今どの段階にあるでしょうか。

  • 目標は明確でしょうか。
  • 現在地とのギャップを言葉にできているでしょうか。
  • そのギャップを埋める練習時間を確保できているでしょうか。

「練習しています」で終わらず、どのようなギャップを、どのような方法で埋めようとしているのかを明確にする。

そこから、本当の意味での練習が始まります。毎朝、同じ話ですが、ここが大事だと本当に思っています。

以上で朝礼を終わります。

4 コメント

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  1. 自分の練習の現段階では7段階が足りていないと気づきました。
    商品紹介にならず基本価値拡張の観点からお客様の問題を解決する提案ができるようになるために、提案の中でも興味を持ってもらう段階、知ってもらう段階、どのように問題解決していくかを話す段階等幾つものステップがあります。
    そのステップ事に自分の現在地とのギャップを理解する必要があります。
    練習を行いFBをもらって自分での気づきをアウトプットする所まではできていますが、そこをギャップを埋めるためのものにすることが足りていないので、ただ受けたFBを振り返って終わりにするのではなく、現在地とのギャップを言語化し次はどのようにすることでそのギャップを埋めることに繋がるかまで考え、練習します。

  2. 練習においても現段階を図示して認識することが重要で、現段階はまだ第5~6段階に留まっているために、お客様へのお伝えなどスマイルカーブを延伸を目指して練習を繰り返しても漠然とした練習に留まってしまい、改善が進んでいない気づきがありました。
    まずは現状ある各課題を分ける必要があると再認識したので、今日から全体での練習だけでなく、資料作成やプレゼンといった部分に分けた練習にも取り組み、確実に次のステップへ進める練習を実施します。

  3. 練習するという意識を持って仕事に取り込むことは大前提でその練習の段階を分析していなければ同じ練習でも差が付きます。
    日々の業務をこなす中で練習の機会はそう多くはありません、その貴重な機会をどう自分で活用していくかが大事になります。
    昨日の面談でもアドバイスいただいたことですが、自分のやろうとしてることが何のため練習で、怒られないための練習なのか自分の成長のためなのかという視点も持って練習を行います。

  4. 自分は5段階まではできていて、6段階がまだ足りないです。改めて自分のギャップを考えてみると、プレゼン等で説明をする際に、順序立てた説明や情報の取捨選択ができておらず、結局何が言いたいのかわからない・要点が抜け落ちる。というところだと考えました。日々のFBで自分の客観的な課題点も聞いて、どこにギャップがあるのか・埋めるために具体的にどう練習したらいいかを明確にします。

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