ビフォーアフター社長日記

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デジタルシフトは時流から導かれる「芯」 10月28日 SHIPの朝礼

おはようございます。10月28日、SHIPの朝礼を始めます。

電通が毎年発表している「日本の広告費」によると、2025年の日本全体の広告費は8兆623億円。そのうちインターネット広告費は4兆459億円、構成比50.2%と初めて過半数を超えました。一方、折込広告費は2,354億円、構成比2.9%です。過去15年間の推移を振り返ってみます。

年 総広告費 ネット広告費 ネット構成比 折込広告費 折込構成比
2025年 8兆623億円 4兆459億円 50.2% 2,354億円 2.9%
2020年 6兆1,594億円 2兆2,290億円 36.2% 2,525億円 4.1%
2015年 6兆1,710億円 1兆1,594億円 18.8% 4,687億円 7.6%
2010年 5兆8,427億円 7,747億円 13.3% 5,279億円 9.0%
出典:電通「日本の広告費」各年版

広告費全体の統計ですから、テレビや新聞・雑誌広告の比率が低い当社のお客様に、この構成比をそのまま当てはめることはできません。しかし、2010年と比較すると、折込広告費は金額で約半分以下、構成比では約3分の1に減少しています。逆にインターネット広告費は金額で約5.2倍、構成比で約3.8倍です。しかも、その差は広がり続けています。

これが時流です。

私たちが顧客と共有すべきなのは、誰もが影響を受けるこの時流です。個別企業の事情や過去の成功体験とは関係なく、社会全体で進行している変化ですから、個別性は極めて薄いものです。

住宅リフォーム業には、折込チラシによる反響獲得で成長してきた会社が数多くあります。折込チラシは成功体験であり、長年の継続によって地域での認知も形成されてきました。その蓄積があるからこそ、今もアナログ販促で一定の成果を上げられるのは事実です。私はそれを否定しません。

しかし、過去に成果が出たことと、これからも最適な投資先であることは別問題です。市場全体が大きく変化しているのに、過去の成功体験を根拠に同じことを続けるのは、止まった時計で未来を判断するようなものです。

私はこれまで、広告・販促費のデジタルシフト、ネットシフトを主張してきました。残念ながら、その考えが十分に届かないまま、ここまで来たという思いがあります。

私はほとんどのビジネスが時流に逆らえないことを見てきました。1990年代には、パソコンなどのIT機器の導入を拒否する経営者もたくさんいました。今、そのような経営者をほとんど見かけないのはなぜでしょうか。考えを変えて適応したか、適応できずに市場から退場したからです。

25周年の創業記念式典でも話しましたが、2005年にあるリフォーム会社の経営者にWebサイトの立ち上げを勧めたところ、「あんたのこと、頭の良い人だと思ってたけど、違ったわ」と言われたことがあります。その方は当時の「現状」で判断し、私はこれから進む「時流」で判断していました。それが私の「芯」にありました。

だから私は、広告・販促のデジタルシフト、ネットシフトを主張します。チラシをなくすということではありません。過去の配分を前提とせず、顧客の購買行動が変わっている方向へ販促投資の軸足を移すということです。

それにより誰が得をするのか? まずは顧客です。同じ販促費でも、より多くの見込み客と接点を持ち、これからメインの土台になるネットの認知が形成され、それが反響につながり、売上・利益になっていく可能性が広がります。さらにデジタルは結果を計測できるので、改善を積み重ねることができます。顧客の利益が増えれば、私たちの仕事の価値も高まります。

「顧客が今どう考えているか」だけに合わせていては、私たちは過去の延長を支援する存在にとどまります。「これから何が起こるか」を共有し、顧客が時流に適応するための判断を支援する。それが私たちの仕事です。

デジタルシフトは、一時的な施策でも流行でもありません。時流から導かれる、私たちの提案の「芯」です。ここをぶらさず、自信を持って顧客に向き合っていきましょう。

以上で朝礼を終わります。

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