ビフォーアフター社長日記

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仮説の「説」を考える 10月24日 SHIPの朝礼


おはようございます。10月24日SHIPの朝礼を始めます。


当社のPMAPサービスはGoogleビジネスプロフィールの活用支援サービスです。上図にありますように当社の場合は、サービス提供先のすべてがWebサイト運用支援サービスのユーザー様になります。Webサイトは、サイト流入からサイト閲覧を数回経て、閲覧者の認知から興味関心、比較検討、アクションへと進める仕掛けですが、Googleビジネスプロフィールはサイト流入のひとつのチャネルです。他には、検索・クリックから生じるSEOチャネル、リスティング広告等Web広告チャネル、SNS等チャネルの3つと考えておけば良いと思います。

2年前 口コミ数 10・評価4.7 、サイト誘導月間 25ss 
1年前 口コミ数 24・評価4.7  、サイト誘導月間 38ss
半年前 口コミ数 29・評価4.7  、サイト誘導月間 41ss  
3ヶ月前 口コミ数 33・評価4.5  、サイト誘導月間 39ss
2ヶ月前 口コミ数 35・評価4.5  、サイト誘導月間 35ss
1ヶ月前 口コミ数 36・評価4.5  、サイト誘導月間 38ss

ユーザー様からは「口コミを増やせと言われて、遅いけど増えているけど、WEBサイト誘導が全然伸びないじゃないか。口コミ増やしても意味ないんじゃないか」と言われたとします。
別の担当ユーザー様では同じくらいの口コミ数増加に対して、サイト誘導数観測では、最近上昇カーブがにぶいですが、正相関はしています。
どう説明しますか?
 
両方の現象を説明することを前提に構築するのが「説」です。ひとつの現象を紹介するのが「事例」です。「事例」の束を足したり割ったりして「平均」を出してこのような異なる現象を説明しようとしても解にはたどり着けません。どこまでいっても「事例」です。α社の「事例」はそのままβ社の「事例」にはなりえません。

「説」とは「事例」を説明するロジック・計算式になります。ロジック・計算式は構成「要素」の組み合わせにより成り立ちます。
 
この異なる現象を構成する要素は
1 口コミ数
2 評価
3 エリア内の口コミ(評価)順位/競合状況
4 写真(見た目)
5 Googleのルール遵守度合い
6 その他(認知度等)
 
エンドユーザー側からみると、刻々とスクリーン上の情報は変わっています。
検索したときにGoogleMapに反映されているか、検索したときに同業社が一覧表示されたときの順位・評価の相対的価値はどうなっているか、自社データだけ見ているとエンドユーザー目線とずれます。2年前から1年前までは多くはなくても、競合を上回っており、「1番」の強みが何らかの付加を生んだと考えられ、3ヶ月前から半年前にかけて、おそらく自社を上回る競合会社がでてきて、それから相対的ポジションは落ちたままになっていると考えられます。

サイト誘導数=口コミ数(と評価)*(X)*エリア内順位の係数*写真(見た目)*Googleルール順守度*その他
 
ここから提示する仮説ですが、私たちのサービスは目的を業績アップにおきますので次のようになります。
 
A エリア内で1番になり、1位のプレミア率を獲得する
B Aのためには競合を数ヶ月後に上回る口コミ・評価の獲得に動く
C 3,4に関して競合と比較劣位であれば修正を急ぐ、そうでなければ余裕があれば修正する
 
個々の支援先に対して、上記のサイト誘導数の数式を、あてはめたものが「仮説」です。
現状がこれから始めるレベルであれば、目標設定はいきなり1番である必要はありません。基本価値にもとづいて少しずつ進捗するようにすれば良いです。

刻々と環境は変わります。「仮説」によってユーザー様と目標を共有して、「検証」して「仮説」を修正することを続けると、精度の高い「説」が仕上がっていきます。これが法則でありルールと呼ばれます。

以上で朝礼を終わります。今週は実質的に10月締めの週です。それぞれの業務から、10月の成果としてお客様に喜んでいただく法則が進捗しているか確認するようにしてください。


18 コメント

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  1. 刻々と環境は変わります。「仮説」によってユーザー様と目標を共有して、「検証」して「仮説」を修正することを続けると、精度の高い「説」が仕上がっていきます。これが法則でありルールと呼ばれます。

    現象を言語化できる。
    仮説⇔検証
    この精度をシップの強みを生かしてあげていく。
    professionalとしてこの仮説⇔検証のサイクルを現場で回し説づくりを改めて進捗させます。

  2. おはようございます。
    今週もよろしくお願いいたします。

    >>>刻々と環境は変わります。「仮説」によってユーザー様と目標を共有して、「検証」して「仮説」を修正することを続けると、精度の高い「説」が仕上がっていきます。

    日々環境や感情が変わっていくことに合わせて、仮説もアップデートしていく為にも、日々の振り返り、月の振り返りが重要になっていくと感じました。
    今週は10月の成果について振り返りをおこないます。
    自分がどうなっていくか、という仮説についても力不足で立てられていないと感じる部分があるので、自分だけの視点だけではなく、第三者の視点からも考えられるようにしていきたいです。

    サイト制作をする上でのお客様とのミーティングに参加させていただくことになりました。
    議事録の係なので、まずは議事録の取り方について、学び、自分の解釈でアウトプットしないように注意して、いただいた機会を大切に、挑みたいです。

    • Webサイト制作での議事録は「点」のみで捉えると雑談とToDoの羅列になります
      最初はそれで仕方ないところもありますが
      ・サイトを含めた流入からアクションへの流れ
      ・サイトの流入からアクションへの流れ
      ・サイトを含めた競合他社との「違い」「特徴」
      このあたりを頭に入れておくと、情報の整理が格段に違ったものになると思います

      • ご返信頂きありがとうございます。
        今週のミーティングに向けて、教えていただいたこと、頭に入れ、整理してから挑みたいと思います。

  3. おはようございます!

    現状はまだお客様との接点はサブサポートとしての役割が多いですが、お話しされる課題に対して解決のための仮説を考えるようにしています。

    お客様として期待しているのはある事例を使って考えられた話ではなく、問題解決のために自社周りの様々な指標が考慮された説なのだと思います。

    今後サブサポートからメインサポートに移っていくに伴って、求められているものがなんなのかを考えて業務にあたります。

    • 最初はサブとしての立場で、指示されたことを行ってください
       
      その中で相手の立場で自分の役割を想像してみることだと思います
      自分の生きる道が見えてくると思います

  4. おはようございます。

    今Qからサブサポートとして、お客様との接点をする機会が設けられ、営業の方々がどのようにお話しをされているのか知る機会が出来ました。

    その中で、話をするのは営業の方々ですが、自分でも問題に対して仮説を立てながら話を聞いて提案できるようにしていきます。

    お客様とのMTGに参加した際、数字的なデータも確かに大事ですが、一つの数字で事例を出すのではなく、複数のデータからお客様の現状を踏まえた提案が必要なのではないかと感じました。

    今後もお客様とのMTGに参加し、お客様の問題に対して仮説→検証を行い課題解決に努めます。

  5. 俯瞰→構成要素に分解→仮説→検証
    個々の事例(現象)にパッと見た共通項がないと思考が止まってお手上げ状態になりやすいですが
    構成要素に分解して組み合わせを考えることで、それぞれの事例の説明ができ、そこから他の会社様の未来についても仮説立てて進めることができる。
    分解した構成要素自体が、振り返るべきチェックポイントになる。
    「構成要素を抜け漏れなく分解できるかどうか」が肝だなと思いました。
    PMAPに限らず、他のサービス等にも当てはまる考え方とスキルになると思うので、身につけていきます。

  6. 「説」とは「事例」を説明するロジック・計算式。
    >社長にいただくフィードバックも要素を分けて伝えていただいていることに気づいてきたことで、最近になってやっと今起こっていることに対して要素分解をして考えてみる意識をするようになってきました。

    まだまだ精度は低いですが、お客さんの急な質問などもその場でプロとしての答えができるように、知識をつけることと分解の練習をしてきます。
     

  7. たんに事例だと当てはまらないことが多い
    生活者の目線でリフォーム会社を選ぼうとしたときに見える情報は違うので、
    すべてを事例に沿ってではなく、
    考え方から他の選択肢(競合)を踏まえ
    足りない要素をどこから埋めるかを
    決めて実行するようにお客様の実態を見る。

  8. おはようございます!
    お客さまとのお打ち合わせに参加していて感じるのは、
    定期的な数値報告の際に、流し聞きされている会社様と、
    数値に対して興味を持ってご質問されている会社様の両方がいらっしゃる印象です。

    前者に関して、こちらか「説」など、前提のご説明ができていないからこそ、
    お客様もどこを見ていいのかわからない状態が起こるのだと感じます。
    そんな状況を作らないために、定点でどこを見ていくと良いのか、
    お客様にご理解いただけるまで前提のご説明をしていくことが必要だと感じました。
    パートナーとして支えて課題解決をしていく関係を築けるようになっていきたいです。

  9. >α社の「事例」はそのままβ社の「事例」にはなりえません。

    その地域内での競合状況や、認知度といった会社ごとの変数を考慮せずに、口コミを集めればアクセス数が増えます、は墓穴を掘ってしまうので気をつけます。

    >サイト誘導数=口コミ数(と評価)*(X)*エリア内順位の係数*写真(見た目)*Googleルール順守度*その他

    単純な口コミ数だけが要素ではないことをはお客様に理解していただき、競合の動きも含めた改善提案と仮説をセットでPMAPの価値として伝えられるようにします。

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