ビフォーアフター社長日記

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アナログ販促のCPAを考える 10月25日 SHIPの朝礼


おはようございます。10月25日SHIPの朝礼を始めます。

販促のデジタルシフトを進めていきますが、ステップゼロ段階で必要なのは、ビフォーの情報をアフターに合わせて揃えて、これから取り組んでいくお客様とスタート地点の共通認識を持っておくことです。「ビフォー情報」の代表はメニューチラシやイベントチラシです。全体的な反響を目的としており、商品やカテゴリー毎の反響獲得はあったとしても全体の数%程度です。アフターのWeb集客は、「トイレ」「外壁塗装」「水回り4点セット」「リノベパック」など、すべて商品やカテゴリー毎に需要喚起するようになっています。このままビフォーとアフターの計測が合っていない状態では、シフトは進みにくくなると思います。そこでたたき台としてアナログ販促のCPAの取り扱いを考えてみたいと思います。
 
WSPによる聞き取り調査によると、当社ユーザー様の販促費率の中央値は売上比3.2%だそうです。この数字の解像度を上げて見たいと思います。
住宅リフォーム会社は営業の志向性や扱い商品により、新規とOBの比率が違います。当社のユーザー様でも新規:OB比率が9:1の会社もあれば、1:9の会社もあります。均すと3.2%であって、分布は様々です。ここでは新規:OB比率を、7:3、55:45、3:7の3種類にしてみます。新規とOBの顧客獲得コストは大幅に違います。一般論ではコストは5:1と言われています。
 
下記は当社の調査結果「住宅リフォーム会社の売上高販促費割合3.2%」と一般論「顧客獲得コスト 新規:OB=5:1」、この2つの定数を使って作ったCPA試算の表です。

 
3.2%とは、販促費金額を成約金額で割ったものです。CPOの平均ともいえます。ここからCPAの上限目安を算出するには、成約率の幅を考える必要があります。試算の前提としてCPOが定数として固定されているので、成約率60%の会社は、成約率40%よりも、上限CPAは50%高くても良いことになります。

「新規:OB比率」と「成約率の幅」を変数にして架空モデルを示しています。実際のユーザー様との打ち合わせでは、
・売上高比販促費率はどれくらいですか?
・新規とOBの比率はどれくらいですか?
と質問してこの表にあてはめると数値が出ますので、数値がでると、ユーザー様も差分の解消に協力しやすくなりますので、現場で納得のいく「ビフォー」のCPO、CPAをすり合わせていけばよいです。

昨日の「仮説の『説』」の続きでした。以上で朝礼を終わります。


20 コメント

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  1. 現場で納得のいく「ビフォー」のCPO、CPAをすり合わせていけばよいです。

    どこまで行っても費用対効果はグロスになるので、ぴっちりとは別れませんが、目安は必要。
    現状がどうなっているか?今後何をしていくのか?それをすることで、数字がどう変化しそうなのか?
    これをもって施策を回して、検証・評価してそれを繰り返すことで、建てた仮説を俯瞰的に検証する。同じことを同時にたくさんやるので、シップが一番ノウハウを結果的に持っていることになります。同じ指標での数字が並ぶので。
    この強みを生かして、お客様の満足度を結果的に上げていきます。

    • メニューチラシ、イベントチラシのCPO、CPAはどんな計算をしたってわかりません
      しかしこの段階の共通認識、数値化は必要なので、アプローチするフレームで一緒に考えていって
      認識をすり合わせていくということになります

  2. おはようございます。
    本日も宜しくお願い致します。

    ビフォーアフターを、しっかりと数値化して把握することで、売上の為の日々のお客様の対策、施工事例のアップやお客様の声収集などのモチベーションも維持されることに繋がっていくのではないかと感じました。

    ビフォーの現状把握の数値化を、毎日行わなければ、何が良くて何が悪かったのか、得意不得意も後から見るとわからなくなってしまうので、数値化と言葉でデータを残していくことが大切だと感じました。

  3. デジタルシフトを進める中で、ビフォーアフターで変化を検証できるようにビフォー(現在地)の目線合わせをする。

    前提が揃わないといけませんが、即現場で使えるアウトプットをありがとうございます。
    早速使ってみます。

  4. おはようございます!
    仮説を立てるための現状把握をするために、シップで統一された指標を覚えておく必要があると思いました。
    数字を出したら仮説に基づき施策を行い、結果を見て改善の流れを作ることが必要なので、ミーティングを通して理想的なものに近づけられるように目を凝らしていきます。

  5. おはようございます!
    昨日、お客様のお打ち合わせのシナリオを初めて自分で作成してみました。

    お打ち合わせの段取りを考えると、今までのようにお客様とサポート&営業担当の話を受動的に議事録を取るだけでなく、「どうしたらお役立ちできるだろうか」と能動的にまず現状把握から始めている自分に気がつきました。毎朝のインプットで知らず知らずのうちに身についているように感じます。

    CPA計測においても、まずはこれからの展望(アフター)に向けての共通認識をとっていうことを意識してお客様と接点を持っていきます!

  6. おはようございます。
    21期生の齋藤玲果です。

    数値が出ると、ユーザー様も差分の解消に協力しやすくなる。

    数値は人に何かを説明する際に強い根拠になります。改めて指標や数値を把握するというのはとても大事なことだと感じました。
    今回のブログの内容を少し難しく感じていたのですが、こういった数値を知ることで、入社までに少しずつシップが選ばれる理由を学んでいきたいと思います。

  7. おはようございます。

    >ビフォーの情報をアフターに合わせて揃えて、これから取り組んでいくお客様とスタート地点の共通認識を持っておくことです。

    昨日WMKKでもシップ広告の共通認識が共有されました。

    仮説のためには会社の指標や思考などを覚えてく必要があり、それを踏まえた上で施策を提案していく必要があると思います。

    ビフォー段階での目線合わせを行い
    仮説→検証・評価を繰り返しお客様の問題解決に努めます。

  8. おはようございます。
    デジタルシフトを進めていくために、現状(ビフォー)を把握した上で仮説をたて、検証してビフォーアフターを推移で見る。
    何の企画を行うにおいても必要なことだと思います。
    現状の把握ができていないのに企画を行って結果が出てもお客様は何が変わったかパッとしない。何の問題が解決されたのかも明確にならない。
    お客様の目線にたって、現状どうで、何を変えてどう変化したのか、目線を合わせて推移で把握できるようにします。

    • 実務をやっているのだから、ふわっとした感想から一歩進んで

      今自分はこうしている
       ↓
      これをこう変えれば、喜んでもらえるかも

      という捉え方をすれば、コメントの時間も成長につながりますよ

  9. まさに先ほどフィードバックいただいたところだと思います。
    パートナーシップとしての考え方がずれていることをただしたうえで
    このようなアプローチをしていきます。

  10. ステップゼロ段階で必要なのは、ビフォーの情報をアフターに合わせて揃えて、これから取り組んでいくお客様とスタート地点の共通認識を持っておくこと

    多くのリフォーム会社はまだまだリアル販促が中心の中で、ネットシフトをやることの必要性を理解してもらえていないケースは多いと思います。
    ビフォーの状態でのCPA,CPOの共通認識ができて、デジタルシフト後のアフター仮説を立てれば、デジタルシフトをやらないと、とお客様に思ってもらえるので、まずビフォーのすり合わせを現状把握していきます。

  11. WMMを通して相手の現状(計画に対する業績推移)を踏まえた打合せになる事で
    ユーザー様も自社の計画達成に向けて一緒に考えてくれていると思っていただける。
    自身の行動も数字で
    計画・実績・差異は売上だけでなく、行動にも生まれるので
    プロセスも数字で示すように変えていく

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