7月14日から6ヶ月のカリキュラムで職人起業塾が弊社のセミナールームを会場として始まりました。この研修会は厚生労働省の助成金制度を活用して、職人に経営者感覚を身に着けいただくという座学のプログラムになっています
私はオブザーバーで一部参加させていただきましたが、そこで発見したことがありました。社外研修会の効果は同じことを聞いても、いつも接している社内の人からだと当たり前のように聞こえて抵抗もしたくなりますが、研修講師からだと新鮮に聞こえ心が素直に受け入れられて変革に結びつきやすくなることだと思います。高橋塾長はキツイ関西弁なので、いろんな聞いたことがあることでも関東の人間には外国人が言っているように聞こえてきて、抵抗感なく受け入れられますね、といったら塾長も爆笑されていました。
講義の中で「思考は現実化する」というナポレオン・ヒルの有名な言葉をとりあげて塾生と議論していました。身近な人に言われたら「ちょっとな」ということでも、「外国人」から言われたことで抵抗なく様々なやりとりがされていました。
ところで「思考は現実化する」のでしょうか?
答えは「YES」だと思います。
学校を卒業して食について手にする初任給はあまり変わりませんが、10年、20年、30年、40年と経つと何倍にも何十倍にも差が出てきます。お金の話は抵抗を受けることが多いので別の話の方がいいかもしれませんがわかりやすいので例に出しました。
お金を稼ぐ人はお金を稼ぎたいという思考が報われたのでしょうか?
それは必ずしもYESとはいえません。
最上の良いものを作りたい。最速のプログラムを作りたい。最高に人に喜んでもらいたい。誰かの助けになりたい。このチームの一員として最高の結果を出して喜びを分かち合いたい。そんな思考の結果がお金が稼げたということだったというケースの方が多いのではないかと思います。
「どうせ職人は一日2万円とかの稼ぎで、親方になると多少は良くなる」という思考も現実化してしまうでしょう。それが悪いというわけではありませんが、高橋塾長は「あんた死ぬとき、どんな風に言われたい?」と問いかけていました。塾生の方は初めて聞かれた質問に戸惑っていました。
死ぬ時にどんな風に言われたいか? 自分が生きて成し遂げたいものは何か?
まずは思考すること、「思考は現実化する」のスタートはそこなのだと思います。
有名な「三人の石工」の話があります。
昔、三人の石工職人がいました。毎日ひたすら石を切って働いています。
そこに一人の賢者が通り掛かり、三人に質問をしました。
「あなたたちは、何のために石を切っているのですか?」と。
一人目の職人
「決まっているだろ!金をもらうためだよ」
二人目の職人
「将来、腕のたつ職人になるために仕事をしているんだよ」
三人目の職人
「何百年もみんなが訪れる祈る世界最高の神殿を作っているんだよ」
三人の「思考」はすべて実現に向かいます。今回は「思考」の大切さをあらためて認識する機会になりました。
職人起業塾は今後も全国主要都市で開催される予定です。ぜひ受講をお勧めします。
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