ビフォーアフター社長日記

世界一のDERUKUIになり、お客様と社会の向上に貢献します

リーダーの責任


 ある時期グングン成長して輝いていたのに、すっかりおとなしくなって目立たなくなっている会社があるものです。経営者自身は昔となんら変わることなく頑張っているのに経営は少しずつ下向きになっていってしまいます。

 良かったり冴えなかったりしている状況を読み解くのに僕は「競争力」というものさしをあててみます。
 
 競争力は下がったのか?
 1)昔よりも仕事の質もサービスも良くなった(中身)
 2)昔よりもお店の体裁・人の対応なども良くなった(外見)

 地域の同業者と比較しても競争力はあるんじゃないの??
 アレッ?? 何で??
 相対的に以前よりも良くなったはずなのに、競争力は下がってしまっています。

 上記のように相対的な機能で評価できる「より良く=ベター」要素を競争力1として、競争力2を考えてみます。
 
 競争力2は「違い」だと思います。出てきたときは「斬新」だったのに、他社がその追随をした結果、お客様から見ると「普通」になってしまっていることが良くあります。「違い」が見えなくなってくるという段階です。この状況が見えていないと、何故低迷に落ち込んでしまったのかなかなか理解できません。

 では「斬新」なデビュー当時同様の「違い」を出し続けることができるかというとその可能性はゼロに近いと思います。できることはリーダー(経営者)が損得を超えて、バカげているレベルで顧客の要望に近づいていく行動をし続けることだと思います。結果としてその決意と行動がサービスにイノベーションを起こし、「進化」になっていきます。

 商品力も経営体も下りのエスカレーターに乗っているようなものです。競争力1はエスカレーターの下る速度を遅くすることはできますが止めることも上向きにすることもできません。リーダー(経営者)はこのことを理解して競争力2「違い」の追求による「進化」の舵を取っていく責任があります。


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