中東危機とリフォーム・リノベ業界への影響
中東危機は、エネルギーや物流を通じてあらゆる業界に影響を及ぼしていますが、リフォーム・リノベ業界にも、じわじわと暗い影が差し始めています。
これまで業界全体が大きく落ち込んだ局面を振り返ると、以下の3つがありました。
- 2009年:リーマンショック
- 2011年:東日本大震災
- 2020年:コロナ禍
リーマンショックとコロナ禍は、需要そのものが大きく冷え込んだ局面でした。一方、東日本大震災は、原発事故も伴う未曽有の災害であり、消費マインドが自粛気味になったことに加え、被災地以外でも資材供給の制約が大きな影響をもたらしました。
ベニヤ板や特殊な半導体など、必要なものが必要なときに手に入らない。その不安は、今の状況とどこか似ています。
加速する供給制限と見えない先行き
今回は、シンナーの不足から始まり、4月13日のTOTOのユニットバスの新規受注停止、それに続く複数のメーカーの出荷停止と大幅値上げと、供給に大きな懸念が出てきました。
問題は、今ある不足だけではありません。供給制限が今後どこまで広がるのか、その見通しが立ちにくいこと自体が、業界全体に重い不安を広げています。仕事がなくなる不況とは別の意味で、「受けたくても受けられない」「売りたくても納められない」という難しさが増していく可能性があります。
こういう時こそ問われる「3つの備え」
このような不安定な状況下で大事なことは、以下の3点に集約されます。
1. 盤石な財務体質
売上が落ちても一定期間は耐えられるだけの現金、あるいはすぐ現金化できる資産を持っているかどうかです。一般には、販管費の6か月分程度の手元資金がひとつの目安だと言われます。足りないなら、苦しくなってからではなく、早い段階で金融機関に相談しておくことが重要です。
2. 仕入れ先に対する営業力
資材が完全にゼロになるわけではありません。限られた供給の中で、どの会社に優先して回すかという競争になります。つまり、平時からの信頼関係、支払いの確実さ、取引の姿勢といった「総合力」が問われるということです。
3. 社員と取引先を守る覚悟
こういう局面では、何にお金を使うかに経営の本質が表れます。銀行返済よりも先に、社員への給与、協力業者への支払いを守る。その意思決定が、会社の信頼を守り、次の回復局面を支える土台になります。
私たちのスタンス:やるべきことは変わらない
私たちSHIPも、今後売上が落ちる可能性はゼロではありません。しかし、私たちには強い財務体質があります。だからこそ、やるべきことは変わりません。
【私たちの継続課題】
- AIトレンドの中で、これからも顧客のマーケティングを支援し、問題解決によって喜んでいただくこと。
- 「これってAIでできないか」を日々試し、サービスを更新し、生産性を高めること。
- 三層構造とフレーム思考で考え、社数と粗利の目標を追求すること。
最後に
環境が不安定なときほど、顧客も私たちも足元を固め、平常心で前に進むことが大切です。
外部環境は選べません。しかし、どう備え、どう動くかは選べます。こういうときにこそ、真の強さが試されます。
以上で朝礼を終わります。
2026年4月15日 at 8:22 AM
>>環境が不安定なときほど、顧客も私たちも足元を固め、平常心で前に進むことが大切です。
正しい情報を理解して、平常時と同じ考え方でお客様の基本価値拡張をパートナーとして提案していく。
昨日ご連絡をしたお客様、WEBサイトの未来の方針をお話ししたお客様。
目的・目標に向かい、しっかり販促は止めずに地域の問題を解決する!という前向きなお話をさせていただきました。
2026年4月15日 at 8:29 AM
今までに幾度もこういった経営危機があった中でどういったことを行ってきた会社が生き残ってきたが分かりました、以前の研修で教わったように会社は生き物であり1年も経たないうちに数パーセントしか残りません。
こういった判断を出来なかった会社もその内のひとつでしょう。
外部環境は変えられなくても備えや動きは選べるというのは会社規模でなく個人規模でも同じだと思います。
限られた環境の中で自分の選べる最前の選択肢を追求していきます。
2026年4月15日 at 8:33 AM
昨日お客様とも話をしていましたが、多くの会社さんがコロナの時と同じだからこそ今できることを!といった話が多く出ました。
普段から正しいアプローチをされているからこそだと思っています。
SHIPとしても正しい考え方・方向性をもってこちらもブレずにサポートしていきます
2026年4月15日 at 9:39 AM
シップの「三つの備え」は、一朝一夕に成るものではありません。日頃から信頼を積み上げ、誠実かつ先を見据えた行動を重ねることが、将来の顧客、そして自分たちを守ることに繋がります。
外部環境の変化を嘆くのではなく、どう適応していくかを常に問い続ける姿勢は、組織のみならず個人においても極めて重要です。厳しい状況下であっても、今一度足元を固め、平常心で一歩ずつ前に進んでいきます。