ビフォーアフター社長日記

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練習:問いを立てる 9月3日 シップの朝礼

おはようございます。9月3日、シップの朝礼を始めます。

生成AIを使えば、今では誰でもそれなりの答えを、すらすらとアウトプットできるようになりました。

文章を書く。
企画をまとめる。
資料を作る。
画像を作る。

少し前なら、それだけでも「すごい」と思われました。しかし今は、AIを使えば誰でもできます。

つまり、AIで立派な答えを出せること自体には、もうほとんど差別化がありません。

■ なんか気持ち悪いAIアウトプット

皆さんも経験がないでしょうか。

文章量は多い。
きれいに整理されている。
見た目も立派。

でも、なんか気持ち悪い。

薄っぺらいのに分量だけはある。
ほとんど意味がないのに、一見すると立派なビジュアルになっている。
どこかで聞いたような言葉が並んでいて、その人が何を考えているのかが見えてこない。

そんなAIアウトプットは、誰も見たがりません。

AIが悪いわけではありません。

「何を解決したいのか」がないまま、AIに答えだけを作らせているからです。

■ ダブルダイヤモンドで考える

シップでは、問題解決のフレームとして「ダブルダイヤモンド」を使います。

最初のダイヤモンドでは、まず情報を広げて問題を探ります。

お客様は何に困っているのか。
なぜ成果が出ていないのか。
何がボトルネックなのか。
自分たちは何を見落としているのか。

そして、広げた情報の中から、

「今回、本当に解決すべき課題はこれだ」

と絞り込みます。

ここまでが最初のダイヤモンドです。

その後、二つ目のダイヤモンドで、解決策を広げ、比較し、最適な方法を選び、実行していきます。

AIがものすごく得意なのは、この後半です。

アイデアを10個出す。
文章にする。
資料にする。
画像にする。
比較する。
改善案を出す。

こうした「答えをつくる仕事」は、AIによって猛烈に速くなりました。

だからこそ逆に、前半の「何を解決するのか」の重要性が、以前よりも大きくなっています。

解決すべき課題を間違えれば、AIはものすごいスピードで、間違った方向に立派な答えを作ってくれます。

■ AIには3つの使い方がある

最近、AIの使い方をいくつか紹介しています。

まずは、何でもやってくれる「パシリくん」

「文章を書いて」
「表にして」
「画像を作って」

と頼めば、優秀に仕事をしてくれます。

次は、いくらでも相談できる「壁打ちくん」

「他の見方はない?」
「問題はどこだと思う?」

と話しながら、自分の考えを整理できます。

そして最近紹介している「専任コーチくん」

自分の日報や行動を見てもらい、
「何が足りないのか」
「次に何を変えるのか」
を一緒に考えてもらいます。

この3つは、どれが正しいという話ではありません。

場面によって使い分ければいい。

そして特に、ダブルダイヤモンドの前半では、壁打ちくんや専任コーチくんとしてAIを使うことがとても有効です。

■ 人が持つべきものは「解決すべき問い」

AI時代に人がやるべきことは、AIより上手に答えを作ることではありません。

AIと一緒に解決する問いを持つことです。

「この資料を作ってください」ではなく、

「そもそも、この資料で何を変えたいのか?」

「売上が上がらないことが問題なのか。それとも問い合わせが少ないことが問題なのか?」

「問い合わせが少ないとして、アクセス不足なのか、選ばれていないのか?」

こうやって問題を広げ、最後に、

「今回、私たちが解決すべき課題はこれだ」

と決める。

もちろん、その問いを見つけるところからAIに相談して構いません。

「私が本当に解決すべき課題を見つけるために質問してください」

とAIに聞けばいい。

これすらAIと一緒にやればいいのです。

ただし最後に、どの課題を選ぶのかは自分です。

■ 自分自身の成長にも、問いを持つ

そして、ここでもう一つ大切なことがあります。

もし自分自身の物心両面の成長を志すのであれば、仕事に取り掛かる前に、もう一つ問いを持ってみてください。

「私はこの仕事に取り掛かるにあたって、どうすれば物心両面の成長を得られますか?」

これをAIに聞くことを習慣化する。

ただ仕事を終わらせるだけなら、AIに「最短で終わらせる方法」を聞けばいいかもしれません。

しかし、同じ仕事をするのであれば、

この仕事を通じて、どんな能力を伸ばせるのか。
どんな視点を身につけられるのか。
お客様にどんな価値を返せるのか。
次回はもっと良くするために何を学べるのか。

そこまで考えることで、同じ一つの仕事が、単なる作業ではなく、自分を成長させる材料に変わります。

AIは、仕事を早く終わらせるためだけの道具ではありません。

仕事を通じて自分がどう成長するかを考えるためのコーチにもできます。

これもまた、「どんな問いを持つか」で変わります。

■ 答えを出す前に、問いを決める

これからAIはますます優秀になります。

答えを作る力の差は、どんどん小さくなっていきます。

だから仕事の差は、その前に生まれます。


何を問題として見るのか。
何を解決すべき課題として選ぶのか。
そして、その仕事を通じて自分は何を得ようとするのか。

ダブルダイヤモンドの最初の半分を飛ばして、いきなりAIに答えを作らせない。

まず、

「私はいま、何を解決しようとしているのか?」

を考える。

そしてもう一つ、

「この仕事を通じて、自分はどう成長するのか?」

も考えてみる。

答えを出す力は、AIによってほぼ全員に配られました。

だからこれから練習すべきなのは、答えを作ること以上に、

「解決すべき問いを立てること」

なのだと思います。

以上で朝礼を終わります。

6 コメント

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  1. 今個人としても、このダブルダイヤモンドの思考の重要性を理解して、
    その壁をAIと越えていけるようにトライしています

    余計な無駄なことは考えずに、自分の役割の中でセンターピンをとらえる
    このトライを実行していきます。

  2. 以前AIが出したものをそのまま鵜呑みにしながら進めてしまい手戻りしてしまった経験があります。

    AIが出したものは正解ではなく案や判断材料として、最終的には自分が決定をして責任をもっていかないといけない。
    AIに頼めばそれっぽいものはいくらでも出てくる中で、自分自身の言葉に書き換えて考えていかないとどんどん違った方向に進んでしまうこともある。

    AIは最強のパートナーだけど決定権は常に自分が持ち、ここで解決したことがそれで本当に解決できるのか?
    この問いを常に持ち続けていくことでAIに代替されない仕事をしていきます。

  3. 現場にしかない情報から第一ボタンを掛け違えずに課題設定を行うこと

    ダブルダイヤモンドの考えの中で、AIに任せるべき領域と、人間が正確に課題を捉えるための思考を巡らせてAIの正しい活用に繋げていきます。

  4. 自分に問いを持つことが足りていないと気づきがありました。
    フレームや構成が与えられ、それに対して本質的な問題を言語化するといったことに現在取り組んでいます。
    しかしそこをもう一段深めそれが自分のどんな成長になるのか、課題解決によってお客様もしくは会社にどんな結果が得られるのか。
    ここまで考えを広げるためにもAIを相談相手、専属コーチとして活用し、目線をあげるそして成長に繋げていく。
    ただAIを使って表面的なアウトプットを出すのではなく、本質をついて解決すべき課題を問い明らかにする、または自分の気づけていない本質に気づくためにもAIを活用し取り組んでいきます。

  5. 少し前はAIに自分のコーチをしてもらうことにあまり信用はありませんでしたが、全体会議で実際に日報からきちんとしたプロンプトで判定してコーチングを受けると参考になることが多くありました。自分の失敗するパターンの分析やこれから行う具体的な練習などを提示してくれたのでこれ以降も自分の日報から分析させ成長に繋げていきます。

  6. 何の目的があり、どういうフレームのもと、どんな意図で修正し、合格基準は何か。これらを最初に明確にしなければ、FBを依頼しても「何をもって評価すればいいのか」が見えません。その結果、ターゲットに見てもらっても狙い通りの心理状態に動かすことはできません。
    いきなりAIに作業をさせるのではなく、まずは自分が「何を解決しようとしているのか」を定義する。この言語化を徹底し、狙い通りの成果を生み出す練習を重ねてまいります。

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