ビフォーアフター社長日記

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練習具体例 8月5日 SHIPの朝礼

おはようございます。8月5日SHIPの朝礼を始めます。

顧客が私たちに期待しているのは、自社のリードを増やすことです。

もちろん、私たちの仕事には、サイト制作、広告運用、SEO、AIO、コンテンツ制作、アクセス解析など、さまざまな業務があります。

しかし、それぞれの業務が最終的に何につながらなければならないかといえば、顧客の認知をつくり、見込み客との接点を増やし、相談や問い合わせを生み出すことです。

リード増を実現するプロモーションには、大きく二つの要素が必要です。

  • 認知形成
  • トリガー

まず、認知形成です。

顧客が見込み客から「何の会社なのか」「どのようなときに相談する会社なのか」「他社と何が違うのか」を認識されていなければ、問い合わせボタンを設置しても、リードは増えません。

認知形成では、顧客と一緒に次のことをつくっていく必要があります。

  • 言語化された強み・違い
  • 提供される顧客メリット
  • 認知のコア
  • 接点回数
  • 入口から出口までのサイトフロー

そして、この認知形成の土台の上で、トリガーが発動します。

トリガーには、大きく二つの要素があります。

  • 顧客メリットのデフォルメ
  • 相談のきっかけとなるフロントエンド

顧客メリットのデフォルメとは、顧客にとってのメリットを、言葉、写真、数字、価格、キャラクター、事例などによって、分かりやすく強調して見せることです。

フロントエンドとは、いきなり大きな契約を求めるのではなく、見込み客が最初の一歩を踏み出しやすくする商品、サービス、相談メニュー、キャンペーンなどのことです。

基本フレームを使って既存サイトを説明する

今日の「練習」は、既存のAサイトを、この基本フレームを使って説明することです。

サイトを見て、

  • デザインが良い
  • 写真が多い
  • 楽しそう
  • 価格が目立つ
  • 親しみやすい

と感想を述べるだけでは、プロとしての説明にはなりません。

なぜ、その言葉を使っているのか。なぜ、その人物を繰り返し登場させているのか。なぜ、小さな工事と価格を前面に出しているのか。

それらを、認知形成とトリガーのフレームを使って説明できるようにすることが練習です。

例えば、あえて会社名を書かなくても、どのサイトのことか分かる人は多いと思います。


Aサイトのリード獲得設計

1.このサイトのリード獲得意図

このサイトの設計意図を一言で表すと、

「住まいのことで困ったときに思い出される、頼れる近所の大工さん」という認知をつくり、価格が見える小さな工事を入口に相談を発生させる

というものです。

単に「リフォームができます」と伝えているサイトではありません。

「知らないリフォーム会社に問い合わせるのは不安」
「こんな小さな工事を頼んでよいのか分からない」
「いくらかかるのか分からない」

こうした顧客の心理的な壁を、人物、実績、施工写真、価格、キャラクターなどによって、一つずつ下げています。


2.認知形成の設計

基本フレーム サイト上の表現 形成したい認知
言語化された強み・違い 「頼れる近所の大工さん」、地域密着、30年以上の実績、職人の顔 地元で長く仕事をしている、顔の見える大工
提供される顧客メリット 小さな工事も相談できる、価格の目安が分かる、住まい全般を任せられる 気軽、安心、分かりやすい、たらい回しにされない
認知のコア 人物、キャラクター、大工仕事、地域性を一貫して表現 「家の困りごとなら、この会社」
接点回数 メインビジュアル、バナー、大工メニュー、施工事例、お客様の声、選ばれる理由、ブログ 同じ認知を、異なるコンテンツで繰り返し定着させる
入口から出口までのサイトフロー メニュー・価格→施工事例→お客様の声→選ばれる理由→会社・人物→問い合わせ 興味を信頼に変え、最後に相談へ進ませる

3.言語化された強み・違い

このサイトで最も強い言葉は、ファーストビューにある、

「頼れる近所の大工さん」

です。

大手リフォーム会社でも、価格競争型のリフォーム会社でもなく、「近所の大工さん」という立ち位置を取っています。

さらに、その言葉を、職人本人の写真、作業風景、地域での実績、家族や顧客との写真によって裏づけています。

つまり、言葉だけで地域密着を主張しているのではありません。

サイト全体を通じて、

この人たちが、この地域で、実際に仕事をしている

という実在感をつくっています。


4.提供される顧客メリット

このサイトが提供している顧客メリットは、単に「工事の品質が高い」ということだけではありません。

  • 小さな工事でも相談できる
  • 何を頼めるのか分かる
  • 価格の目安が分かる
  • 誰が来るのか分かる
  • 住まいの困りごとをまとめて相談できる

リフォーム会社側から見れば、床、建具、内装、水まわりなどは工事項目です。

しかし、顧客側から見れば、

こんな小さなことを、どこに頼めばよいのか分からない

という困りごとです。

その困りごとに対して、「私たちに相談してください」と分かりやすく答えていることが、このサイトの顧客メリットです。


5.認知のコア

このサイトが顧客の頭の中につくろうとしている認知は、

「地域で、家の小さな困りごとからリフォームまで相談できる、顔の見える大工さん」

です。

「技術力が高い会社」という認知だけでは、すぐに問い合わせにはつながりません。

このサイトは、技術力に加えて、次のような心理的なメリットを形成しています。

  • 相談しやすそう
  • 小さな仕事でも頼めそう
  • 強引な営業をされなさそう
  • 地域で長く付き合えそう
  • 誰が来るのか分かる

特に、職人をキャラクター化して繰り返し登場させていることが重要です。

無機質になりやすい建築会社のサイトに、人柄と親近感を加えています。


6.接点回数

認知は、一度表示しただけでは形成されません。

このサイトでは、「頼れる近所の大工さん」という認知を、さまざまな場所で繰り返し伝えています。

  • ファーストビューの人物写真とキャラクター
  • 大工メニュー
  • 施工事例
  • お客様の声
  • 選ばれる理由
  • 会社紹介
  • 職人ブログ
  • 問い合わせ部分の人物写真

同じ言葉を何度も繰り返すのではなく、写真、事例、顧客の声、仕事の様子など、異なる角度から同じ認知を積み上げています。

これが、認知形成に必要な接点回数です。


7.入口から出口までのサイトフロー

このサイトでは、顧客の心理が次の順番で変化するように設計されています。

①「どのような会社だろう」

ファーストビューで、次の要素を認識させます。

  • 近所の大工さん
  • 地域密着
  • 職人の顔
  • 長年の実績

②「何を頼めるのだろう」

「大工メニュー」によって、依頼できる工事内容を具体化しています。

抽象的な「リフォーム」ではなく、床、建具、内装、水まわりなどを商品として見せることで、顧客が自分の困りごとと結びつけやすくしています。

③「いくらぐらいだろう」

価格を大きく表示し、費用の不透明感を減らしています。

これは単なる価格表示ではありません。

「問い合わせても、いきなり高額な契約を迫られるわけではなさそうだ」

という安心感をつくる役割があります。

④「本当に任せて大丈夫だろうか」

施工事例、お客様の声、選ばれる理由によって、信頼を補強します。

価格だけでは判断せず、実績や第三者評価を確認したい顧客を受け止める設計です。

⑤「一度聞いてみよう」

最後に、電話やメールなど複数の問い合わせ方法を提示し、顧客が利用しやすい方法で接点を持てるようにしています。

このように、サイトの入口から出口までが、顧客の心理の変化に沿って設計されています。


トリガーの設計

1.顧客メリットのデフォルメ

このサイトでは、顧客メリットを文章だけで説明せず、視覚的に強調しています。

「相談しやすい」

職人をキャラクター化し、「近所の大工さん」として親しみやすく表現しています。

「費用が分かりやすい」

工事をメニュー化し、価格を大きく表示しています。

「技術的に安心できる」

実際の施工風景や職人の作業写真を数多く掲載しています。

「地域で信頼できる」

長年の地域実績、顧客との写真、お客様の声を繰り返し見せています。

つまり、

親しみやすさ・価格の分かりやすさ・技術力・地域での信用

という四つのメリットを、人物、写真、数字、色、キャラクターなどによってデフォルメしています。


2.きっかけとなるフロントエンド

このサイトで最も重要なフロントエンドは、

価格を明示した「大工メニュー」

です。

最初から大規模リフォームの見積もりを求めるのではなく、次のような具体的で小さな困りごとを、最初の接点にしています。

  • 床を直したい
  • 建具を交換したい
  • 壁をきれいにしたい
  • 水まわりを改善したい

顧客にとっては、「リフォームについて相談する」よりも、「この床工事について聞く」ほうが、はるかに行動しやすくなります。

そして、小工事で一度接点を持ち、仕事ぶりを体験してもらうことができれば、その後の大型リフォーム、修繕、紹介、リピートへとつながります。

さらに、補助金やキャンペーン情報は、

「いつか直そう」を「制度が使える今、相談しよう」に変えるトリガー

として機能しています。


このサイトのリード獲得構造

認知形成

頼れる近所の大工さん

顔が見える・地域で長い・何でも相談できる

価格が分かり、小さな仕事も頼める

トリガー

大工メニュー・価格表示・補助金キャンペーン

「この工事なら、一度聞いてみよう」

電話・メールによるリード獲得


練習によって身につけるもの

このサイトの主役は、問い合わせボタンではありません。

問い合わせの前に、

「家の困りごとを安心して相談できる、頼れる近所の大工さんである」

という認知をつくることが主役です。

その認知を、人物、キャラクター、施工事例、お客様の声、地域実績によって積み上げています。

そして最後に、「大工メニュー」「価格表示」「補助金」というトリガーを発動させ、

漠然とした住まいの不満を、具体的な相談行動に変える

というリード獲得設計になっています。

端的に言えば、

人柄と地域性で思い出してもらい、メニューと価格で動いてもらうサイト

です。

このように、既存サイトを基本フレームに当てはめて説明する練習を繰り返すと、サイトを見る目が変わります。

「何となく良い」「何となく分かりやすい」という感想ではなく、

  • どのような認知を形成しようとしているのか
  • その認知を何によって裏づけているのか
  • 顧客メリットをどのようにデフォルメしているのか
  • 何をフロントエンドにして行動を促しているのか
  • 入口から出口まで、顧客心理がどう変化するのか

を説明できるようになります。

ひとつのサイトの意図を説明できるようになると、そのサイトを意図を含めたフレームとして自分のものにすることができます。ひとつのサイトをフレームとして把握できるようになると、フレームのお手本は要らなくなり、応用もきくようになります。既存サイトを基本フレームで説明することは、単なるサイト分析ではありません。顧客のリードを増やすための設計力を身につける、具体的な練習です。

以上で朝礼を終わります。

8 コメント

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  1. フレームを落とし込むための具体的な練習としてどのように取り組んで行くべきか理解が進みました。
    練習に対するアウトプットが感想で終わらない為にも常に、要素の一つ一つのなぜどうしてなんの役割てが説明できる必要があります。
    それをフレームに当てはめて説明することができれば身についていく。
    どのような認知でその認知の裏付けは何で、メリットがどのようにデフォルメされて、行動を促し、出口までの心理を説明できる。
    今行っている仕事にもあてはまるところだと理解しました。
    フレームを理解し身につけ応用させて行くためにもまずは練習し、数をこなしていきます。

  2. 一つのサイトの表面だけを見て分析するのではなく、そのサイトがどういう目的でお客様が何を持たれてこれからどうなりたいのか、またなぜこの言葉や写真、価格が必要なのかまでフレームをふまえて説明できることがプロだと再認識しました
    制作側としてただ制作物を形にするだけではなく、どのような認知をつくり、どの顧客メリットを強調し、何をきっかけに問い合わせへつなげるのかを、制作意図として言語化できる必要があります
    まずは進んでいるプロジェクトや既存サイトで練習を繰り返し、考える、アウトプットする、振り返って蓄積するといった一連の練習の流れを実施することで、考え方と再現性を持ってリード獲得につながる制作を実現します

  3. プロとしての提案や説明は、感覚的な感想ではなく認知形成とトリガーという基本フレームに当てはめて論理的に言語化することです。サイト制作やWeb運用において、単に依頼された作業をこなすだけでは支援の枠は広がりません。顧客の課題に対し、なぜこの言葉を使うのか、どんな認知をつくり、どう問い合わせに繋げるのかという設計意図をフレームに沿って正しく捉えることができて初めて、広告やAI活用といった次の施策へと繋がります。
    日頃から他社サイトを見る際にも、認知形成の土台はどこかを頭の中で分解して説明する練習を行います。

  4. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    作成において、ゴール、お客様への問い合わせを増やすために向けての道筋を考えデザインすること。そのためにユーザー様の思考を理解し落とし込むことが重要。どの会社にしよう、何を頼めるだろう、いくらくらいだろう、本当に大丈夫か、ここの不安や疑問をサイトで払拭することで問い合わせにつながる。なので、サイト全体の各ページの役割を果たし、方針に沿って作成することが重要。
    フレームを活用し、競合他社と何が違うのか、ロゴがなくてもお客様らしさが伝わるようなロゴ、キャラクター、人活用ができているかなどを考えることが重要。
    何事に対しても当事者目線に立ち、ゴールを見据えた道筋を立て、フレームに沿った制作を行い問い合わせを増やすことで、お客様に喜んでいただけるサイトを制作します。

  5. サイトの土台としてある「ブランディング」「認知のコア」が大事なことは理解していましたが、それがなぜどのような効果をもたらすのかはあまり理解できていませんでした。どのページがどの役割を果たしているのか、サイト全体の流れからゴールまでを意識することで、作成時やチェック時の視点も変わりそうです。自分の担当であるメニューページが、トリガーという役割を担っていることを踏まえて作成を行います

  6. プロとして期待されているリード獲得のため、プロとして抑えるべき要素を改めて落とし込みました。

    顧客によって業種やエリア、強みは異なりますがフレームで押さえるべき表現する要素は大きく変わらない
    サポートとしては決して主観的にならず、正しいフレームに則って認知形成のコアとトリガーが表現されているか、流れが断ち切れていないかという点を日々のAIレポート準備の中で練習していきます。

  7. これまで広告練習の際も、LPやHP全体の制作者の意図や構造を言語化しようとはしていました。しかし、それを次に活かすフレームにまで落とし込むことができておらず、結果として毎回ゼロから考える100社100通りの捉え方から抜け出せていませんでした。サイトをなんとなくの感想で見るのではなく、認知形成とトリガーという基本フレームを用いて、プロの視点から説明できるようにする。それこそが、お客様が求める自社のリード増加という期待に応え、当社に投資していただくための前提になってくると理解しました。
    今後はHPをただ見るのではなく、意図目的が何かを言語化し、サイトを意図を含めたフレームとして自分のものにしていきます。

  8. ふわっと練習しますでなく、お客様に喜んでいただく、期待にプロとして応えるための練習をフレームを使って実行し、プレゼンし、GAPを感じ、どう次は改善するかを明確に抑えて繰り返しすることで身に着けていく。
    抽象と具体を行き来するのは、フレームで考え、具体的にアウトプットして言語化して、またフレームで全体を俯瞰してとらえて、成り立っているか?再現性があるか?を目利きできるようになる。こんなイメージが持てましたが、実践になるとすぐに正解の手段をアウトプットしてしまうので、癖を意識しながらチームで練習をします。

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