ビフォーアフター社長日記

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販促企画は「期待値合わせ」から始める 4月28日SHIPの朝礼

おはようございます。4月28日SHIPの朝礼を始めます。

販促企画を考えるとき、最初に確認すべきことがあります。
それは、「誰に向けた企画なのか」を、顧客とこちら側で正しくそろえることです。

販促というと、すぐに「何を打ち出すか」「どの媒体を使うか」「いくら予算をかけるか」という話になりがちです。

しかし、その前にもっと大事な前提があります。対象となるお客様が、すでにその会社や商品を知っているのか。それとも、まったく知らないのか。この違いによって、反響率は大きく変わります。

三重丸で販促対象を整理する

そこで役に立つのが、三重丸で考える方法です。

一番内側の①は、既存ユーザーです。すでにその会社で購入・利用した経験があり、信頼関係もある人たちです。ロイヤリティが高いユーザーと考えてもよいでしょう。

二番目の②は、会社や商品を認知している人たちです。まだ購入には至っていなくても、名前を聞いたことがある、過去にチラシを見たことがある、店舗の前を通ったことがある、Webサイトを見たことがある。そうした一定の接点がある層です。

三番目の③は、まだ認知していない人たちです。会社名も商品も知らない。関心があるかどうかも分からない。ここは、いわばゼロから関係をつくる層です。

反響率は、対象者との関係性で変わる

当然ながら、反響率が高いのは①です。

既存ユーザーにDMを送れば、3%程度の反響が出ることもあります。②の認知層であれば0.5%、③の未認知層であれば0.1%未満ということも珍しくありません。

この違いを整理しないまま販促企画を受けてしまうと、後で大きなズレが生まれます。

過去の成功体験をそのまま広げる危うさ

たとえば、依頼主が過去に既存ユーザー向けのDMを行い、3%の反響があったとします。

その成功体験をもとに、次のように言われたとします。

前にやったら3%反響があったので、今度は商圏を大きく広げてやってほしい。今回も3%くらいは期待している。

しかし、前回の対象は①の既存ユーザーです。今回広げようとしている先が③の未認知層であれば、前提はまったく違います。

既存客に届くDMと、まだ会社を知らない人に届く広告では、反響率が違って当然です。ここを曖昧にしたまま「できます」と受けてしまうと、成果が出なかったときに「話が違う」ということになります。

ネット販促も同じ構造で考える

これはネット販促でも同じです。

リアルの営業現場でほとんど売れていない商品について、「ネットで販促を頼みたい」という相談が来ることがあります。

このとき、依頼主は心の中で「ネットなら1%くらい反響があるのではないか」と期待していることがあります。

しかし、リアルでも売れていない。会社とその商品の結びつきも認知されていない。

そうであれば、ネット上でもいきなり売れるわけではありません。まずは「この会社がこの商品を扱っている」という認知形成から始める必要があります。

つまり、③から②へ、そして②から①へと進める設計が必要なのです。未認知の人をいきなり反響・購入まで持っていくのは、非常にハードルが高いことです。

仕事の第一歩は、顧客とフレームを合わせること

私たちの仕事の第一歩は、顧客とフレームを合わせることです。

この場合では、「今回の販促は、三重丸のどこに向けて行うのか」を顧客と確認するところから始まります。

  • 既存ユーザー向けなのか。
  • 認知している人向けなのか。
  • まったく知らない人向けなのか。

この前提がそろっていなければ、予算も、媒体も、訴求内容も、期待する反響率も正しく設計できません。

販促企画は、期待値調整から始める

販促企画で最初に行うべきことは、華やかなアイデア出しではありません。

まず行うべきことは、過去実績に基づいた期待値の調整です。

対象者の状態を見極め、どの段階の人に、何を届け、どの程度の成果を見込むのか。その合意をつくってから企画に入る。

ここを丁寧に行うことが、顧客との信頼関係を守り、成果につながる販促企画の第一歩になります。

以上で朝礼を終わります。

2 コメント

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  1. ネット上でもいきなり売れるわけではありません。まずは「この会社がこの商品を扱っている」という認知形成から始める。
    >成功していることも失敗したことも、なぜかを構造で説明ができて未来の話がお客様とできることに価値があると思います。お互いに今の位置の認識合わせを行い作りたい未来から逆算していっしょに向かえるようにしていきます

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