ビフォーアフター社長日記

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感想か目的か 5月25日 SHIPの朝礼

おはようございます。5月25日SHIPの朝礼を始めます。

日報を進んで書きたい人は、おそらく多くない。いや、いないかもしれません。けれど、書かなければならないのなら、その時間は使い道を考えたほうがいいと思います。

気をつけたいのは、日報は目的を持たないと、すぐに「感想」に流れていくことです。

「お客様から〇〇と言われ、勉強になりました」
「△△の件で課題が見えたので、明日から意識していきたいと思います」
「チームで協力できた一日でした」

専用の欄があるわけでもないのに、書いているうちに自然とこういう一文に流れていきます。ポエムと言ってもいいかもしれません。

書いている本人も、読まされている上司も、たぶん何かが残るとは思っていない。それでも文章として収まりがいいから、つい書いてしまう。これが、振り返りの形骸化です。

年間100時間が、静かに消えていく

ここで一度、時間を計算してみます。

感想めいた文章に毎日20分かけているとして、週5日、年間50週で約100時間です。

資格試験の勉強なら一つ仕上がる時間であり、書籍なら30冊は読める時間でもあります。それを「明日から意識していきたい」に費やしているとしたら、相応の損失です。

ただし、日報そのものが悪いわけではありません。日報だけが特別だという話でもありません。会議でも、メールでも、目的を見失えば同じことが起きます。

ただ、日報は確実に毎日書きます。だからこそ、目的を定めておく価値があります。毎日繰り返すものは、決めた方向に時間を運んでくれるからです。

日報の目的は、報告・成長・応援

日報の目的を、例えば三つ、下記にあげてみます。

1. 報告

一つは、報告です。

上司は、思っているほどこちらを見ていません。冷たい話ではなく、上司は上司で自分の業務を抱えている、というだけのことです。

だからこそ、どんな考え方で取り組んでいるか、何で判断に迷っているかを伝える機会は、評価の土台になります。

「頑張りました」ではなく、「Aの案件でBと判断した」と書く。事実と判断を分けて書く。それだけで、日報は目的を持ちます。

2. 成長

二つ目は、成長です。

日報は、今日の自分から、明日の自分へのメモでもあります。

「意識していきたい」では、明日の自分は動けません。

たとえば、「誤字脱字チェックには、Claudeを使って全文チェックを試してみる」と書く。そこまで具体化されていれば、次の行動につながります。

気づきは、行動に変換されてはじめて成長の素材になります。

3. 応援

三つ目は、応援です。

誰かの長所を一行でも書く。

「Cさんの段取りで会議が短く済んだ」でいいのです。

人の長所を見つける目は、自分の長所を見つける目と同じ筋肉でできています。

長所凝視は自分に還ってきます。また、相手にも伝われば、その人のためにもなります。これは抽象的な精神論ではなく、観察の習慣の話です。

今日は何を目的に書くのか

報告、成長、応援。

三つすべてを毎日書く必要はありません。

今日はどれを目的に書くのか、最初に一つ決める。それだけで、文章の質は変わります。感想に流れる前に、軸が決まっているからです。

日報の20分は、惰性で使えば年間100時間が静かに消えていきます。

目的を定めて使えば、同じ100時間があなたを押し上げる力になります。改善の手がかりを残し、観察する目を育てていきます。

同じ時間で、行ける場所はずいぶん違います。

以上で朝礼を終わります。

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