おはようございます。10月9日SHIPの朝礼を始めます。
個人が成長するための環境として、もっとも力を発揮するのは「チームで共通の目的に向かって努力する場」です。
ひとりで学ぶことや努力することも大切ですが、仲間とともに目的を共有し、役割を果たし合いながら進む過程には、個人では得られない多くの学びと気づきが詰まっています。
ここでは、その理由を3つの観点から考えてみます。
1. 長い工程を意識できるから
チームで一つの目標を追うと、自分の仕事が全体のどこにつながっているのかを自然と意識するようになります。
Webサイト制作でも、コンセプト立案から全体概要で顧客とのコンセンサスを取る段階から各部位の設計、デザインがあり、さらに詳細な部位の設計・デザイン・ライティング等、構築、テスト等があります。この一連の流れをチーム全員で共有していれば、「自分の役割」が単なる一部分ではなく、全体の成果にどう影響するかが見えてきます。
心理学では、これを「タスク・アイデンティティ」と呼びます。ジョブ特性理論(Hackman & Oldham, 1976)によれば、人は仕事の始まりから終わりまでの全体像を理解できるときに、より高いモチベーションと充実感を得るとされています。
つまり、チームで工程全体を見渡す経験そのものが、仕事を「自分ごと化」し、考える力を育てる機会になるのです。
また、チーム内で情報共有や振り返りを行う習慣がある組織ほど、メンバー同士の学びが深まり、成果が上がることが研究でも示されています。自分の工程を超えて他者の役割を理解することで、視野が広がり、判断の質が高まります。
2. 学習機会が増えるから
人はそれぞれ、得意分野や考え方、経験が異なります。
チームで働くことによって、自分とは違う視点やスキルをもつ仲間と日常的に関わることができ、学習の機会が飛躍的に増えます。
このときに大切なのが「心理的安全性(Psychological Safety)」です。
ハーバード大学のエイミー・エドモンドソン氏の研究によれば、チーム内でメンバーが安心して意見を言い合い、失敗や課題を共有できる環境があると、学習と成長が促進され、成果も高まるとされています。
また、最近の研究では、メンバー同士が「互いの強みを信じ、活かし合う」こと(Collective Strengths)が、チームと個人の双方の成長を加速させることも明らかになっています。
他者の得意な分野に触れることは、自分の未熟さを知る機会でもあります。
そして、自分に足りない部分を仲間から学び取ることこそが、チームで働く最大の醍醐味です。
3. 達成感と成功体験を得やすいから
チームの力でやりきる経験は、個人の努力を何倍にも感じさせてくれるものです。
ひとりでの成果は「自分ができた」で終わりますが、チームでの成果は「みんなでできた」という共有の達成感を生み出します。
この「やりきった体験」が繰り返されることで、チームにはポジティブな連鎖が起こります。
目標を決め、全員でやりきり、成功を分かち合うことが習慣になると、メンバー全員が自信を持ち、次の挑戦に前向きになれます。
チームビルディングに関する研究でも、共通の目的を明確に持ち、協働して成果を出した経験が、チームの凝集性とメンバーの成長意欲を高めることが確認されています。
成功体験は、成長の最も確かな燃料なのです。
終わりに
チームは、単に人を集める場ではありません。
そこには、長い工程を俯瞰する力が育ち、他者から学び合う関係が生まれ、達成感を共有する喜びがあります。
そしてその循環の中で、チームが人を育て、人がチームを育てていきます。
ひとりの成長は、チームの成長そのものであり、チームの成長は、また新たな個人の成長を生み出します。
この相互作用が続く限り、組織も人も、確実に強く、豊かに育っていくのです。
以上で朝礼を終わります。
2025年10月9日 at 8:53 AM
おはようございます
過去は「自分ができることが貢献」
という考えかtで長く仕事をしてきました。
チームで仕事をして成果を出していくためには、まず自分が完璧にできることだけを考えていましたが、そうではなかったことは近くの成功しているチームを見ると実感できます。
チームが人を育てる環境にしていきます。
AIOやAI×WEBの一体化もチームの課題ととらえて目線を合わせていきます。
2025年10月9日 at 12:34 PM
読まない人達も含めて、話合ってみるところからではないでしょうか
2025年10月9日 at 9:13 AM
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。
チーム目標対して、各レイヤーのオペレーションレイヤーである私に何ができるのかを考え、上位レイヤーから、自分が担当する下層レイヤーに落として考えるようになり、業務に取り組む目線が変わったと感じます。
自分が目的だった昔とチームへの貢献が目的になった今では、ブログにあるように、作業が目的ではなくお客様の問題解決が目的と考えることで視野が広がったり、やりがいも「自分ができた」から「チームでできた」に変化したと感じます。
また、ブランディング指標やセールスプロモーションをどのように担当ページに落とし込むのかなど、自分の仕事がチームの目的にどう繋がるのかも抑えられ、制作やチェックの際の目線も変わったと感じます。
今期も、チーム目標に対して、レイヤーを行き来した思考、振り返りを徹底し、チームに貢献していけるようにいたします。
2025年10月9日 at 12:26 PM
何年か前までは、バラバラになって事故になるプロジェクトもありました
今はカルチャーが定着し、ブログタイトルのような環境になっています
この輪を広げていきたいですね
2025年10月9日 at 9:17 AM
おはようございます。
2Qでは自分のことだけで、研修を受ける、実案件に入っても学ぶこと中心でしたが、3Qは、「チームの為・シップの為に」と意識し、自分を戦力の一つとして責任をもって、チームの問題解決のために自分から動けたQだったと自負しています。
実際に先輩のサポートに入り、その結果先輩は他の仕事ができて、納品力がアップする。
「自分が成長する=先輩の力になる=チームに貢献できる」
ことを実感いたしました。
4Qは更なるスキルの向上はもちろん、チームの現状課題を把握し、より貢献していけるように努めます。
2025年10月9日 at 12:20 PM
力を合わせて目標達成する考え方と行動の中に
良い未来が全部詰まってます