ビフォーアフター社長日記

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少し休んで、ついでにそのノコギリの刃を研いだらどうですか 11月7日 SHIPの朝礼


おはようございます。11月7日SHIPの朝礼を始めます。日頃「忙しい」「時間がない」が口癖になっている人に読んで欲しいくだりがあります。スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」の一節です。

森の中で木を倒そうと、一生懸命ノコギリをひいているきこりに出会ったとしよう。

「何をしているんですか」とあなたは訊く。

すると「見れば分かるだろう」と、無愛想な返事が返ってくる。「この木を倒そうとしているんだ」

「すごく疲れているようですが...。いつからやっているんですか」あなたは大声で尋ねる。

「かれこれもう五時間だ。くたくださ。大変な作業だよ」

「それじゃ、少し休んで、ついでにそのノコギリの刃を研いだらどうですか。そうすれば仕事がもっと早く片付くと思いますけど」あなたはアドバイスをする。

「刃を研いでいる暇なんてないさ。切るだけで精一杯だ」と強く言い返す。

顧客対応が次から次へと入っていて「忙しい」「時間がない」と言っている人に、取り組み方を見直すチャンスがそこにあるよと教えてくれる挿話だと思います。「忙しい」「時間がない」は問題が次から次へと起こるので、見直すよりも対応するしかないと思いがちですが、そもそもその問題の発生源を潰したら問題そのものが減り、「時間がない」が解消されます。

木を切る話に戻りますが

ノコギリをひく → 木を倒す

この視点と解像度しかないと、ノコギリをひき続けます。

ノコギリ ✕ 性能 ✕ 体力 → 木を倒す

俯瞰して考えると、木を倒す作業には要素が複数あることがわかります。体力はスタート地点が最高でその後下がります。(ヤバい注射打てば、その限りではありませんが)休憩して体力回復が正しい選択です。

またノコギリの性能もスタート地点が最高です。鈍ってきたら研いで性能を回復することで生産性は上がります。このように考えると、全体プロセスの中で、切る角度を複数試すとか、斧など道具を複数使うとか、次回の同様の「木を倒す」ことに対して改善が進みます。

これが会社でもよく交わされる「緊急でないが重要な仕事」ということです。出典も「7つの習慣」です。言葉の表面だけ便利に使って実際の仕事に落とし込みをしないと「ちょっと気の利いた流行語」を1~2度ドヤるだけで、現場は変わりません。

来期事業計画に向かって、今いくつか、俯瞰して業務改善を行うためのサポートをしています。

「少し休んで、ついでにそのノコギリの刃を研いだらどうですか。そうすれば仕事がもっと早く片付くと思いますけど」

みんなでこの感じをつかんでいきましょう。以上本日の朝礼を終わります。


18 コメント

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  1. おはようございます。
    今週もよろしくお願いいたします。

    問題解決までの結果だけを見るのではなく、そのプロセスを見直し、自分やチームを俯瞰的に見られるようになることが大切になってくると感じました。
    時間がないからを言い訳にするのではなく、なぜ時間がないのか、何に時間を使い過ぎているのかを認識し、そこに対してできる、「ノコギリの刃を磨いたらどうですか」を、自分自身に問いかけられるようにしていきたいです。

    • 人間の成長が最も顕著なのは、生まれてから4ヶ月目までです
      新人も同じで最初の成長機会を逃さないことが大事です
      スポンジのように吸収するために、振り返り、勉強し、次はこうしようと改善していく

      参考にしてください

  2. 「少し休んで、ついでにそのノコギリの刃を研いだらどうですか。そうすれば仕事がもっと早く片付くと思いますけど」

    ゴールと計画、実施➡検証➡改善のプロセスを俯瞰的に見る。
    のこぎりをそもそもチェーンソーに変えるということも考えられますが、目的を達成するために、どうアプローチするのか?という部分に時間を使い、実際やってみてその結果を見て、検証と改善を進める。
    時間の使い方はスマイルカーブの両端に使う。この方針を進めます。

  3. おはようございます!
    達成までのプロセスを今一度見直して考えてみる。
    計画→結果→計画のポイントを重視して考えられるようにします。

    現状の業務でも次から次へとやらなければいけないことはあるので、目の前の業務に集中してしまっている状態です。
    ここを「少し休んでノコギリの刃を研ぐ」ように業務改善が行えるようにします。

    • 新人の場合は、ひとつひとつのタスクは重くないので
      日報時の振り返りがとても大事だと思います
      「明日同じタスクだったら、これだけ時短できる」
      あるいは
      「品質を上げられる」
      日報でやればいいと思います

  4. おはようございます。
    今朝は伊良部からコメントを書いています☺︎

    「忙しい」と感じていると、思考停止して今自分の状況を把握する時間を取らずにそのままにしてしまうことがあるように感じます。
    それもまた、依存→自走の考え方の意識で改善できる点であると感じます。
    自分の仕事に対して、自分が責任を持ってよりよく改善行動をとっていく。
    時間のかけ方を今一度見直して、根本的な問題解決をスムーズに、スピーディに行えるような体制を習慣化させていきます!

  5. おはようございます。
    今週もよろしくお願いします。

    ゴールのために行動→改善するのはもちろん大事ですが俯瞰的に見て拙速出来るところはないかを考える必要があると感じました。

    広告チームでも「時間がない」「時間を割けない」という言い訳を現状している状態なので、どこに時間を使うべきなのか、割ける時間はあっているかなどを把握し改善していきます。

  6. >「少し休んで、ついでにそのノコギリの刃を研いだらどうですか。そうすれば仕事がもっと早く片付くと思いますけど」

    仕事の要素分解をした上で、計画に対しての実行、振り返り。
    要素分解の解像度が低かったり、計画がないままでは、結果的にまた木を切り続けることになる。
    3Qまでの営業部がその形だったと思います。

    過去の実績も含めて分解して計画立て。
    具体的な実行策を実行、やり切り。
    ここに対して声を掛け合うことで
    来期に向けて意味のある4Qに変えていきます。

  7. 23卒内定者の山岸です。
    がむしゃらに一生懸命課題に向かって取り組むことはもちろん大切なことですが、そこで一歩下がって俯瞰して自分の行動や作業方法、時間の使い方を再確認することはもっと重要であると感じています。4月から様々な業務に携わるにあたって、最初は全てを模索することから始まると思いますが、少しづつの休憩を持つことで常に変化を続けながら効率の良い方法を見つけていけたらと考えています。

  8. まずはその気づきを与えるための声かけによって「一回そうしてみよう」を素直に受け入れてやってみる。
    そこからやってみての気づきもあるので、
    周りにも声かける。

  9. 仕事の要素分解ここが意外と苦戦するなと思います。
    言語化にもつながる部分ですが、この練習を商談などでもやってきていますが、
    すぐにパッとできるようになるまでは練習が必要だと実感してます。
    スタンスは躊躇せずに問題を解決すること。
    時間をかけず、要素を分解し解決する。毎日練習します

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