ビフォーアフター社長日記

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希少な人的資源をより速く、より賢くはたらかせることができる 11月4日 SHIPの朝礼


おはようございます。11月4日SHIPの朝礼を始めます。

去年「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を観にいくときに、それまでの劇場版3作を全部見直しましたが(笑)、フィリップコトラーのマーケティング5.0を読むにあたっても、いわゆるマーケティング1.0にあたる1960代に提唱された「マーケティングの4P」から復習します。流れでいうと
1.0 大量生産技術を背景に、大量に製品を販売することが目的、4P
2.0 情報通信技術を背景に、顧客満足を目的、STP
3.0 SNSの普及を背景に、顧客の体験価値を目的、ブランドコミュニティ
4.0 ビッグデータ解析を背景に、顧客の自己実現を目的、共創型SNS
となります。現在でもグラデーションはかかっていますが、全部が健在だといえます。

4.0の著作に語られた「5A」で表わされたカスタマージャーニーを下記のようになっています。
①認知(AWARE) 他者からの伝聞、広告等を通じてされる認知段階
②訴求(APPEAL) 多くの情報から自分にとって好ましい少数のブランドだけに引きつけられた状態
③調査(ASK)  少数の惹かれたブランドから、絞って行う調査
④行動(ACT)  購買、使用、利用
⑤推奨(ADVOCATE) 好きなブランドを自発的に他者に推奨し伝道者になる
これはファネル図のような直線的な動きではなく、ネットに接続された非線形の動きを想像しないとついていけません。Googleのバタフライサーキットと多く部分が重なりますが、従来のように認知、訴求から調査という線形な動きなしに、SNSの推奨に反応していきなり行動してしまうカスタマージャーニーが説明されています。当社でファネル図を使うことは多いと思いますが、このニュアンスを必ず考慮に入れる必要があります。

私達のお客様は「地域密着、小商圏、小広告予算、非EC」ですので、コトラー氏の書籍の丸呑みしても果実は得られません。今回の書籍でもっともピンときたの下記の記載です。

デジタルインターフェースは人間対人間のインターフェースに完全にとって代わることはできないが、希少な人的資源をより速く、より賢く働かせることができる。

またそのまま掲載すると問題ありそうなので、書き写しましたが、本物は氷山で表されているこの図は私達が認識すべき支援イメージです。

デジタルで取得できるデータはますます多くなっていきますが、人間にしか認識できない領域がまだまだたくさんあります。この地域の生活社の「態度」や「価値観」と表されているところを仮説立てて、デジタルデータと一緒に読み解いていくことが本質的に期待されていることなのだと思いました。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」は劇場で4回観ました。マーケティング5.0は何回読むでしょうか?わかりません。以上で本日の朝礼を終わります。


16 コメント

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  1. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    態度や価値観は、考え方で変わっていくと感じました。
    今は、朝礼ブログや総括、先輩方からのフィードバックなどで、これまでなかった考え方を吸収していく、変わる側だと感じます。
    シップで働く上での共感や価値観の変化で土台を作っていき、発するプロへとなっていくと感じました。
    日々の経験を振り返り、引き出しを増やしていきたいです。

  2. デジタルで取得できるデータはますます多くなっていきますが、人間にしか認識できない領域がまだまだたくさんあります。この地域の生活社の「態度」や「価値観」と表されているところを仮説立てて、デジタルデータと一緒に読み解いていくことが本質的に期待されていることなのだと思いました。

    マーケティング5.0未読だったので、ぽちっと購入しました。週末読みます。
    情報は未取得ですが、このイメージは理解しやすいです。
    態度や価値観は目に見えないので、この情報を引き出していくことが様々な問題解決につながると思いました。
    シップにおいての学習は、直線的に丸呑みせず一旦受け止めて、必ず顧客にあてはめる編集が必要です。多く学ぶ機会がありましたが、実情に沿った情報編集能力も必要なスキルですね。

  3. おはようございます!

    お客様と関わる際にも行動パターンデータの読み上げや表面上のデータから読み取っただけの仮説は、ガッカリさせてしまうことに繋がると感じました。

    人間にしか認識できない領域(態度や価値観)をその会社を形成しているものに当てはめて考えなければと思いました。まずはこの考え方を覚えておくことを重視して、ミーティングに臨むようにします。

  4. おはようございます。
    今週もありがとうございました。

    先輩方の日報や湯沢さんからのFBでもデータ活用から成功事例を話すのではなく、お客様の現状に当てはめて話すという事をよく目にします。

    地域の生活社の「態度」や「価値観」というのまだ人間にしか認識できない領域で、それに加えてデータを活用しながらサブ担当としてお客様の問題解決に努めます。

  5. >これはファネル図のような直線的な動きではなく、ネットに接続された非線形の動きを想像しないとついていけません。

    従来の行動の仕方だけでなく、パルス消費の流れがある。
    ここをしっかり抑えていきます。

    >デジタルで取得できるデータはますます多くなっていきますが、人間にしか認識できない領域がまだまだたくさんあります。この地域の生活社の「態度」や「価値観」と表されているところを仮説立てて、デジタルデータと一緒に読み解いていくことが本質的に期待されていることなのだと思いました。

    図が理解しやすかったです。
    デジタルが読み取れるのは氷山の一角(行動)。
    「態度」「価値観」のインサイト領域に対する目利き力が必要。

    目利き力を養う上で、エンドユーザー目線で想像することが求められますが、zoomでの画面越しからでは伝わってこない情報が現場(リアル)にはあると祝日前の出張でも感じました。

    図を頭に入れた上で景色を見渡すことで、気づきや疑問が生まれお客様の深掘りに繋がる。
    ここを意識していきます。

  6. おはようございます!
    今日もよろしくお願いいたします。

    >デジタルで取得できるデータはますます多くなっていきますが、人間にしか認識できない領域がまだまだたくさんあります。

    感情や思考部分はデータからある程度の傾向を読み取ることができると思いますが、
    最終的な判断は人間の感覚や、自分の体験行動といったことからされることが多いと思うので、データ活用でできる部分と、人間にしかできない部分のきっちりとした線引き(図でいう氷山より下部分)が必要だと感じます。
    性格的にも、ついつい自分でやりたくなってしまいますが、あらゆるメリットを考えた上で、役割分担の必要性をひしひしと感じます…。

  7. これまでのマーケティングも踏まえて、マーケティング5.0をインプットします。
    目に見えにくい、態度・価値観を引き出していくためのコミュニケーションをとります。そのためにも現状把握を深めます

  8. まだまだ数字だけ見てしまったりしていることに気づき始めた状況で、
    とても図が腑に落ちる感じがしました。
    この地域の生活社の「態度」や「価値観」と表されているところを仮説立ててというところ。踏み込めるとお客様の熱も上がるイメージがわきます。
    マーケティング5.0読んで勉強してみようと思います!

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