ビフォーアフター社長日記

世界一のDERUKUIになり、お客様と社会の向上に貢献します

Googleビジネスプロフィールの活用(リライト版) 8月26日 SHIPの朝礼


おはようございます。8月26日SHIPの朝礼を始めます。昨日は全体を俯瞰して住宅リフォーム会社が活用するGoogleビジネスプロフィール(以下、GBF)の価値について整理してみましたがちょっと雑だったかなと反省しました。

昨日と重なる内容ですが、このサービスのバージョンアップの土台になることを意識して、今日も同じテーマをリライトします。

1)日本におけるGoogleの検索シェアとGoogleからGBFへのセッション発生
Statcounterによると

2022年7月時点での検索エンジンにおけるGoogleのシェアは全体で75.8%、モバイルに絞ると79.53%です。
言うまでもなく検索エンジンはGoogleがスタンダードです。住宅リフォームの情報をエリアと関連付けて検索すると、検索結果と対象店舗が地図にピンが立っている状態のGoogleMAPが目につくところ表示されます。
慣れるにしたがって、①②は自然増することがわかっていただけると思います。
①②の計測数値を記録して推移で見えるようにしておきます。

Googleで検索される回数自体が会社の販促活動、認知状況によって変わるので、GoogleからGBFへのセッション発生は一律ではありません。自社の推移が重要です。不定期にチラシなどを撒いている会社は凸凹が起こりますが、販促にばらつきの少ない会社は漸増傾向が見らるはずです。

2)GoogleMAPからのセッション発生
Google検索画面でMapにピンが立っているか、立っていないかで②のセッション数は大きく変わります。逆にいえば、Google検索画面でMapにピンが立つようにすることはGBF活用策のひとつになります。その要因は③④がエリア内で相対的に高いことです。他にも小さな要因はありますが、シンプルに③④がエリア内で、できれば相対的に1番、最低3番目に入っていることを目標にKPIとしてエリア内順位を計測することです。
例えば、口コミ数21件、評価4.1はこれでエリア内でトップだとしたらそれでMapにピンが立つでしょうが、口コミ100件とか50件とか30件の会社がゴロゴロいれば、最初の検索画面では表示されないことが多いので、想定する検索カテゴリーで3番以内に入る対策が必要です。

3)③口コミ数、④評価を上げる方法
私がSHIPリフォームセミナーを行っていた2016年頃から何度となくいただいた質問ですが、いつも回答は同じで「お客様に頼んでください」です。何かコツとか隠し技があるのではないと期待していた人はがっかりしますが、「なるほど」とすぐに動いたリーダーがいる会社は、短期間にエリアで口コミ数・評価を商圏エリア内で一番にして成果を出します。
口コミ投稿での不正をGoogleは徹底的に嫌います。IPアドレスの重複など、AIが不正と判定する内容はいくつかありますが、Googleは不正と判断したレビューをブロックまたは削除し、ユーザーアカウントそのものが削除される場合すらあります。

口コミの謝礼として「金銭に関わらず、報酬、特典など、ユーザー側に店側から得るものを用意してはいけない」ことは理解しておく必要があります。

口コミ数・評価点は計測して推移で押さえます。

4)④コンテンツ
普段もっとも親しんでいる飲食店のGBFをご自身が使う場面を想像してみてください。③④以外何を見ますか? 写真ではないですか? ③④が相対的に良い数値で興味を引けば中身を見ますが、その際目に入るのは写真だと思います。100人に数人は文字から読む人もいるとは思いますが、写真に比重を置きましょう。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の舞台を有効に活かそう 8月9日 SHIPの朝礼

5)①②と③④⑤の推移を時系列で並べる
③④⑤に少しでも手を入れたことのある会社であれば、①②と③④⑤の間に正相関を見ることができると思います。
この関係を自社と集合データとの間で比較すると、自社のGBF活用が評価できます。集合データは当社で公表されていますので、利用してください。まだ提供しておりませんが、特定の会社との間で秘密保持契約(NDA)をまいて、比較するという手段も考えられます。

6)CV(コンバージョン)計測とCV増加
⑥⑦を計測し推移表にして、③④⑤と重ね合わせると、多くの場合、正相関が見られます。自社単独ではわかりにくいですが、全体との比較、個別会社との比較で、③④はそれほど変わらないのに。CV発生が弱い場合は、エリア内で相対的な優位性が低いか、⑤の表示される写真に注意してみるとよいと思います。ゼロクリックリサーチ止まりということも起こります。

7)実際の⑧商談化確率、⑨商談成約確率
③④⑤の高い状態のGBFを経由したWebサイトセッションから発生する商談⑧、商談から発生する成約⑨は、他の経路から発生する⑧⑨よりも高い指数になるという仮説を持っていていいと思います。この検証は地道にヒヤリングすることです。「Googleの口コミご覧なりましたか?」「どんな印象お餅になりましたか?」とリアル接点の機会にインタビューしてもらうことです。商談発生率、商談成約率をユーザー様と一緒に数値化して推移でまとめてください。
栃木県のL社様は、「Googleの口コミ」きっかけで問い合わせたお客様が多いことをこうしたインタビューから実感しており、Googleの口コミを読んで成約したお客様には引き渡し後、「あなたもGoogle口コミが参考にして良かったんですよね。ぜひお客様も口コミを投稿してください」と促します。進め方が上手ということもあるでしょうが、ほとんどのお客様はその場で投稿くださるそうです。
 
8)Webコンテンツ化とコンテンツアクセス
Google以外の流入経路でWebサイトアクセスする人ももちろんいらっしゃいます。その流入経路の人に、③口コミ数、④評価点をアイコン化して見れるようにすることで、そこへのクリックが発生して、Webサイト内でGoogle口コミを読ませることができますし、そこからGBFにリンクさせることもできます。重要なのは、Webサイトのお客様の声などは自作自演感がありますが、Google掲載のコメント(口コミ)は客観性、信ぴょう性が感じられます。
Webサイト内のGoogle口コミアイコンのクリック数の推移と、サイト訪問者の商談化率、商談成約率にはゆるい正相関が発生とするとの仮説は成り立つと思います。7)同様、ユーザー様によるヒヤリングが必要なので、ユーザー様と一緒に進める検証作業になります。

リライトした理由は、GBF活用サービスであるPMAPサービスにおいて、最も大事なのは取得されている「データ」だということを伝えるためです。セッション・コンバージョンだけでなく、推移と捉えることで有用なデータが毎日発生します。ユーザー様とそのお客様の直接の接点でしか取得できないデータもあります。そのようなデータの取得と利用も含めて、ユーザー様の現場を前向きにするサービスの向上を行う必要があります。

以上、本日の朝礼を終わります。週の締めをしっかりと行い、来週月曜日に備えてください。


16 コメント

Add yours

  1. 重要なのは、Webサイトのお客様の声などは自作自演感がありますが、Google掲載のコメント(口コミ)は客観性、信ぴょう性が感じられます。

    口コミ評判活用のコアな部分は①②ルート(地域での評判や認知活動、きっかけからの検索)が発生して、Googleでの表示がされ、③④を参考にまず⑤のビジュアルを見て、中確認もして⑥が発生。
    ⑦は計測できますが、⑧⑨はお客様と共同で進めて、計測して行く。
    ①②ルートから直接検索順位で入ってくるパターンもあるので、認知連鎖するような体制を整えたWEBサイトで③④をアイコン化したコンテンツでお迎えして、評判を見ていただく。
    単純に流れを追って、そこで発生する数字で流れを検証する。
    お打合せ時にもお話しできるように取得できているデータを活用してアウトプットしていきます。

    • Googleはインフラなので
      自然発生する「データ」を健康診断的に活用する
      全体比較、特定他社比較の推移

      比較のうえ活性状態・普通・不活性状態との判断をする
      判断に応じた対策を示唆、あるいは代行
      このような寄り添ったサービスだと思う

  2. おはようございます。
    今週もありがとうございました。

    以前tiktokでGoogleレビューの低いお店に行ってみたという動画を見ました。フォロワーも多いインフルエンサーのような人が実際に行ってどういうお店なのかを紹介する動画でした。

    実際に店員さんの態度や味も悪いという評価をしていて動画自体が多くの方に見られたためGoogleレビューに多くの低評価レビューがつき、そのお店は店名を変えて再開していました。

    それほどGoogle口コミの影響は大きい事が分かります。逆に言えば口コミは反響を呼んでくれることになります。ここを活かすために、お客様に口コミを書いてもらう。実際にその場で書いてもらう事で星評価だけでなく、コメントも書いてくれるかと思います。

    以前参加したお打ち合わせのお客様は評価はあるがコメントされない場合もあるとおっしゃっていました。

    >Webサイトのお客様の声などは自作自演感がありますが、Google掲載のコメント(口コミ)は客観性、信ぴょう性が感じられます。

    この事があるように、新規はまずサイトよりGoogleマップの口コミなどで比較されるかと思います。だからこそ口コミを行う意味、継続する意味、その場で書いていただく意味を説明できるように情報をインプットしていきます。

  3. ③④⑤が高いレベルの場合には、他の経路から発生する⑧⑨よりも高い指数になるとの仮説ですが、これは今回の実践会のテーマとしても取り上げたThink With Googleで示されていた、肯定度が関係してくるものだと考えました。

    質の高い③④⑤からくるということはその分「良いお店を発見した」という気持ちが強い状態、肯定度が高い状態なのではないかと思います。

    ③④⑤と①②は正相関にあるので、どの会社様にも言えるところは、まず③④⑤に真剣に取り組んでいただく、というところなのだと感じました。

  4. >最も大事なのは取得されている「データ」だということを伝えるためです。
    >推移と捉えることで有用なデータが毎日発生します。
    >ユーザー様とそのお客様の直接の接点でしか取得できないデータもあります。
    >そのようなデータの取得と利用も含めて、ユーザー様の現場を前向きにするサービスの向上を行う必要があります。

    GBP、改めて整理頂きありがとうございます。
    現状把握に突っ込んでいくと、この領域に関わらず「ユーザー様とお客様の接点でしか取得できないデータ」はあります。
    実際に発生している需要を掴むためにも、俯瞰図から「なぜ必要なのか」をご理解いただいた上で、ご協力頂きながら精度を高めていきます。

  5. おはようございます!

    口コミを書くお客様のパターンは以下に分けられると感じています。
    ①自発的書く(ポジティブ)
    ②スタッフに促されて書く(無報酬)
    ③スタッフに促されて書く(有報酬)
    ④自発的に書く(ネガティブ)

    ③はGoogleのルール違反にあたりますが、実施されている会社様がいらっしゃるのも実際のところいらっしゃるように感じます。
    ③を抜いた場合の割合は①:②:④=1:8:1くらいでしょうか。
    ①のお客様が多いに越したことはないですが、実際のところ声かけしなければ口コミの数は増えないので、見込みのお客様の目に留まる機会も減ってしまうと思います。

    FIBなどに参加すると、口コミが多い会社様に「どうやってあつめいているか」という質問をされる会社様も多いと感じたので、その方法や昨日・今日の朝礼ブログなどの内容をまとめてシップのインスタなど発信していければ、見てくれる人も多そうなので、シップ側からの情報発信の機会も作っていきます。

    今週もありがとうごじざいました!

    • 当社でもお客様の依頼方法がいくつも提案してきました
      現場でお客様はそれを発展させているケースもあります
      ブログ記事はまとめ的なものですので
      集めるなら、現場情報です

  6. ①②に関してある会社さんでは流入推移をパッと見ただけでも下がっており、
    原因も3位以内から外れてしまったことでした。コンスタントに発生していた
    MAP経由での反響も20%くらいになってしまっていました。

    早めに気づいてお伝えをし、実際3番目くらいまでしか見ない人が大半ですよね。
    僕なんかは、3番目までしか見ないです。○○さんはどうですか?、確かにそうか。
    といった流れで改善していただいているのでまた上がってきたときの変化が楽しみです。

    写真についてもまだ手付かずの会社さんが多く、めんどくさくてやらない方が多いです。飲食店の話に置き換えて料理の写真が良くても店舗の写真が暗く微妙だったら、
    そこにわざわざ食べに行かないですよね。リフォームでも一緒です。と話したら
    すぐに改善を進めていただけました。

    裏側では構造を見識として理解し、お客様に伝えるときはかみ砕いて日常生活にあてはめて伝える。お客さんがチャンスを逃さないよう毎回工夫をしてサポートしていきます。

  7. >普段もっとも親しんでいる飲食店のGBFをご自身が使う場面を想像してみてください。③④以外何を見ますか? 写真ではないですか? 

    ここにハッとしました。
    例えばイタリアンやラーメン屋ならメニュー写真や実際の料理写真を見ます。
    なにかイベントがあるか気になれば最新情報を見ますが、気にするのは写真です。

    運用目線や活用を促す目線ではなく消費者目線に立って伝えることで、写真が与える印象の重要性を伝えていきます。

    また計測指標について。
    整理いただいた内容で何が取得できてどこに課題があるか、あらためて整理してデータ活用を進めます。

    ①(Google検索)→GBP
    ②(GoogleMap)→GBP
     →表示回数(誘導数)で計測可能(推移で見る)

    ③口コミ数
    ④評価
     →インサイトデータで計測可能(推移で見る)

    ⑤コンテンツ
     →写真を中心とした整備
      →Googleガイドを基準とした主観評価

    ⑥HP誘導
    ⑦電話タップ
     →インサイトデータで計測可能(推移で見る)

    ⑧引き合い率(CPA)
    ⑨成約率(CPO)
     →★ここが課題
      →関連性をつけて当てはめる

  8. GBF活用サービスであるPMAPサービスにおいて、最も大事なのは取得されている「データ」だということを伝えるため

    ⇒PMAPは口コミを表示するためのツールと勝手に捉えていました。GBFのデータを活用するサービスと考えていませんでした。価値のあるデータを提供することに重きをおいて考え方をアップデートします。

  9. 単にSSやCV把握ではなく流れで見る
    ずっと指摘されていますが、点での見方になってしまうので注意します。

    お客様の反響→商談→契約
    この数も抑えながら、昨年比較などしつつ、GBPの活用が進んでいる会社の
    傾向も見ていければと思います。

    全体の流れにGBPの表示回数、投稿閲覧状況、写真関連、サイトアクセス数
    それぞれ推移と
    実際の生活者目線での目視をしながら、
    どんなことが起きていそうかを一緒に共有していく。

コメントを残す

※Emailは公開されません。

*