ビフォーアフター社長日記

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広告のプロジェクト総括 4月26日 SHIPの朝礼


おはようございます。4月26日SHIPの朝礼を始めます。

私達のお客様のプロモーション活動には、通年、期間を区切った企画、短期のイベントなどがあります。期間を区切った企画や短期のものは当然ですが、通年企画にしても評価期間を決めて総括をしていく必要があります。総括は思いつきだと何のノウハウも積み上がらないので、広告の古典的考え方であるP.コトラーにの5Mをベースに考えてみます。 

以下5M、

Mission(目的)
広告の目的として「情報提供」「説得」「リマインダー」「強化」があります。ECとは異なる当社の広告運用の場合、「情報提供」を広く「認知」、他の3要素を含んだものを「反響」と置き換えてシンプルにすればいいと思います。

Message(メッセージ)
5Mの解説ではこの要素は「作成」「評価と選択」「発信」「社会的責任の確認」という時系列プロセスが挙げられています。我々の場合、目的が「認知」の場合「認知のコア」、目的が反響の場合「需要喚起」と言い換えていいと思います。GANBAAでいえば、Advantageに重なる要素ですが、「誰が誰に何を」に基づいてクリエィティブとサイトフローも含めて考えればいいと思います。

Media(媒体)
5Mでは以下の要因が挙げられていますが、GANBAAでいえばN(回数)とN×Messageと捉えるとだいたい重なります。
リーチ(メッセージが到達する顧客の数)
フリークエンシー(メッセージが顧客に到達した回数)
インパクト(メッセージの質的価値)
GRP(リーチ×フリークエンシー、ターゲットとなる顧客に露出される広告の全体量)
ウェイトづけされた露出回数(GRP×インパクト)

Money(予算)
5Mでは下記の5つの要素の検討のもと予算が決められますが、当社の顧客の運用においては、想定される案件のCPAに目論む反響件数を掛けた金額をベースに全体の販促予算との兼ね合いも考え決めることになります。
・製品ライフサイクルの段階
・市場シェアと顧客基盤
・競争と混雑度
・広告の頻度
・製品の代替性

Measurement(評価)
1)目的の確認
 ◯◯の認知獲得、◯◯の反響獲得
 
2)意図
 認知目的(反響も発生している)
  Message(認知のコア)のクリエィティブとGRPの確認、予算、および副産物としての反響状況
 反響目的
  Message(需要喚起)のクリエィティブとウェイトづけされた露出回数(GRP×インパクト)
  サイトフローおよびEFの確認、予算に基づいた反響状況の想定と結果の評価

3)改善
 現状(Before)と改善後(After)の要素選択
 どの要素をどのように変えると、成果が変わる可能性があるか
 選択肢を2~3提示 
 GANBAAのAjustになります

開始時に1)~2)が共通認識になっていることで、総括時の1)~3)はスムーズに進みます。PST制作時に、打ち合わせの最初の段階で目的・意図の共通認識を形成しているので、納品式がスムーズに喜んでいただいているのと同じことです。

以上、朝礼を終わります。新人はこの機会に下記を読んでみてください。

スマイルカーブのステンシル 3月16日 SHIPの朝礼


12 コメント

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  1. 新しく開始したり切り替える際に今回投資いただく企画のみ点で捉えがちですが
    お客様としては今までの運用、シップへの期待・投資の積み重ね・延長であること。

    今までの意図の振り返り(総括)があるからこそ、
    では今回何を何故変えるのか、何を作ってどう運用するのか、今回の意図につながること。

    スマイルカーブの最初である総括・意図の合意がないと
    スマイルカーブの真ん中工程(作成・運用作業工程)を下げ、
    最後を上げて蓄積していくことができないこと。

    先日のミーティングで上記3点を理解しました。
    今までの思考・フローを変えていくのは簡単ではありませんが
    PSTのフローがスマイルカーブに変わっていったように
    いただいた考え方のフレームを元に、変えていきます。

    • 目的と意図があり、総括(振り返り)を含めて言語化することで
      ノウハウの蓄積ができて、顧客満足と社員満足の同時達成になる
      のはPSTで証明済
      その再現です

  2. K社様の例で考えてもこのサイクルが作れると満足をいただけます。目的はA市とB市で地域最安値のお風呂の反響の獲得。
    (あくまで広告なので現場でアップセル)

    目論見は5万円で1件獲得。
    50,000円でGRP(表示8000回、流入240ss)×地域最安値のインパクトで流入から0.3%〜0.5%で反響。
    →ここまで伝えてスタート。実際は、競合も3.4社で単価も低くなり想定よりもGRPが上昇。結果反響も1〜2件の実感。

    次に向けて、
    1.よりGRPの効率を高めるために増額
    2.地域を反響反応の良いA市に絞り実施
    3.現状維持。

    こんなアプローチのサイクルができているので相手も納得し信頼もいただけて次のやりたいことも自然と出てくる。
    スマイルカーブの両端を抑えることで少ない時間で僕の成果も実際に増えてます。
    チームでこれができる様に伝えていきます

    • 現場で起こっていることを「言語化」し続けることで蓄積が進むので
      いつものような「考え方」になります

      「感想止まり」をなくし、「言語化」に進むよう協力してください

  3. おはようございます。本日もよろしくお願いします。
    毎日の日報も金曜日のプレゼンも重要な総括で、これを5Mに沿って考えることが重要だと感じました。
    そして、今自分がしていることは誰に対する、どんな問題解決なのか。ここをスマイルカーブの両端に置き換え、AIチームの基本方針と考え方でステンシル化し、目的と手段を明確にすることでなりたい姿と行動を紐づけられるようにします。

    • >毎日の日報も金曜日のプレゼンも重要な総括

      総括するにあたって、事前に目的と意図がないと「感想止まり」になる
      「言語化」しないと積み上げにならない
      そういうもんだと思ってください

  4. おはようございます。
    本日のプレゼンよろしくお願いします。
    いかにスマイルカーブの口角を上げるかが成功のコツでありお客様のプロジェクトを進める際、販売という口角部分を上げるためにというところを方針やビジョンからシップのPSTのフローにそっていると感じます。
    今やっている研修は⑴目的⑵メッセージという部分を意識しながら臨むことで、私自身が関わる案件でスマイルカーブの実現に強く貢献できると感じました。

    • 大枠を素直に読み取っていただいていると思います

      総括(振り返り)を「感想止まり」にしないで、
      「言語化」していけるようつとめてみてください

  5. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。
    スマイルカーブの両端である目的(Measurementの1)~2)の部分)とゴールを最初に意識することが大切だと感じました。自分は今週のLP作成研修において、フォーマットを使った作成だったため、作業から開始していたと思います。しかしそれでは生産性が上がらず修正が増える一方なので、今日から研修ではスマイルカーブの両端を意識していきます。

  6. 最近、とある歯科で、歯の治療をしたのですが
    今までの治療履歴や現在の生活習慣などもヒアリングしていただき、
    また、今歯がこの状態だから、こういう治療方法で治療します
    みたいな説明をもらい、正直安心し、身を委ねることができました。

    もし、この過程が何も無かったとしたら不安になり、
    思い付きで断片的な知識をもっての質問を
    投げかけてしまったかもしれません。

    お客様に喜んでいただき、継続的なパートナーとなっていくために、
    その場の点の結果ではなく、
    目的・意図で会話をすることで、プロとしての信頼を頂けるようにしていきます。
    そのためにも、自身がこの構造を腹に落とさないといけないです。

    • この気付きで重要なのは、これにより今までお客様の思いつきのような要望が出てくる原因が理解できたことだと思います
      一緒に前進していきましょう

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