ビフォーアフター社長日記

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カバン持ち的学びの機会 8月29日 SHIPの朝礼


おはようございます。8月29日SHIPの朝礼を始めます。8月終盤頃になってくると、少しずつ日が短くなって来たなと感じますが、実際はどうなんでしょう。ググってみました。

東京都日の出日の入り時間
https://sunrise.maplogs.com/ja/tokyo_japan.21.html

最も日が長い夏至(6月21日,2022年)から最も日が短い冬至(12月22日,2022年)の差はおよそ5時間ですから、3分の1くらい経過したところですから、最長時より1時間半くらい短くなってきたところですね。来月の今頃から、昼より夜が長くなります。それがどうした?という反応もありそうですが、◯◯が経過すると△△になる、という想起はもともとそうだったかというとそうではなく、社会人になってから役員のカバン持ち的な仕事をしている間に知らず知らずのうちに身についたもののようです。しかもそれは、仕事の内容を通じてというよりも、自分がたずさわるわけではないプロジェクトの打ち合わせを耳学問を横で聞いていることだったり、その人の飲み会の段取りだったり、プロ野球の監督交代などのどうでもいい話の中だったり、多種多様なケースを通じてモノの見方・考え方を身体で覚えていったのだと思います。

このようなカバン持ちのような立場で仕事に関わることを「正統的周辺参加」といいます。たぶんほとんどの人にとって難しそうな単語ですが、「カバン持ち的学びの機会」くらいで置き換えると記憶できると思います。これが今日のテーマになります。まずは一度「正統的周辺参加」でググっていくつか記事を読んでみてください。

ざっくりまとめると、カバン持ちのような下っ端であっても、組織構成上正式なメンバーであり、周辺部から少しずつ参加度を増していきます。(私の主観が入りますが、)下っ端で参加しているときからの積み重ねで「門前の小僧習わぬ経を読む」になっていく過程が大事なのだと思います。門前の小僧の例でいうと、「経」が正しく読まれていないと門前の小僧にも正しいお経は伝わりませんので、「お経」が正しく読まれるよう統べていくのもマネジメントの役割になります。

私たちの仕事はサービス業です。業務上必要な知識やスキルを習得するのは当たり前のことですが、ユーザー様の状態は毎回バラバラなので、ユーザー様ごとに話す順番や、反応に対しての返答の仕方は変わってきます。これらはマニュアル化も難しいので、正統的周辺参加で学ぶのが結局は最も合理的なのだと思います。リモートワークの拡大は今後ますます進みます。また働く人の意識の変化の中で、仕事以外のコミュニケーションから遠のくことがますます普通になっていくので、「カバン持ち的学びの機会」は減っていきます。

(参考)厳しく教育されることが難しい時代の送り方 7月12日 SHIPの朝礼

今日はここまで、よくいえば「問題提起」までで終わります。今週は8月の月末も含みます。しっかりと月を締めて、9月を迎えましょう。


14 コメント

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  1. 「カバン持ち的学びの機会」

    以前は、商談に同行させていただき、失敗をしたものです。
    伝承なので、前提として上司が正しい順番で仕事をしていることが先ですが、今取り組んでいる「フレーム化」での仕事を正しく行い、その段取りを見て同じように準備することで、機会をとらえたスピード感覚も身につく。何度も繰り返すことで「先手」の感覚も養われて、中心的存在にお客様のお打ち合わせでも信頼を獲得してなっていく。
    これを何度も実践していきます。

    • 「見習い」的な時間を十分とるという方向が必要かなと思っています
      自分で担当を持ったあとも、ある一定数の見習い参加も平行するという

  2. おはようございます!
    今週もよろしくお願いします。

    8月からお客様とのお打ち合わせに同席させていただく機会がでてきいたのですが、

    >ユーザー様の状態は毎回バラバラなので、ユーザー様ごとに話す順番や、反応に対
    しての返答の仕方は変わってきます。

    数件同席しただけですが、こちらを早速体感しています。
    ユーザー様によってもですが、同じお客様でもその時の状態を見ながら話す必要があると感じました。
    9月からも、自分から同席する機会を自発的に作って、先輩のお話の仕方など、沢山学ばさせていただき、自身のお客様とお話しするときに活かしていきます。

  3. おはようございます。

    自分が担当するサービスを提案するために、まずは先輩がどういう流れ、「フレーム」で提案しているのかを実際に聞いて真似をする。どういう情報を事前に用意しておくべきか、先手で考える。お打ち合わせに今後参加して情報や経験をインプットしていきます。

    まだ提案段階までは行っていませんが、計画的スピード感を持って進めていきます。何度も経験することで何がたりないのかアップデートしていき、どんな反応にも柔軟に対応できるように経験を積んでいきます。

  4. 今は考え方など、直接フィードバックいただく機会も多くありますが、
    お客様への姿勢などは普段の業務の中で影響を受けて成長できてきたと思います。
    WMMなどでも徐々に話をさせていただく時間も増え、営業担当として信頼いただける会社さんもまだまだ多くはないですが、少しずつ増えてきています。

    中心にいる人のやり方をみて自分で工夫してみての繰り返し。
    これをひたすら地道にやることだと今は思っていますので、
    頭使って意識をもって取り組んでいきます。

  5. 本日もありがとうございました。

    他者の会話を聞く事は、自分とはあまり関係のない事かと思っていましたが、社会人になってからはその考え方が変わりました。
    会話に参加せずとも聞くことは、学びになり成長することができると感じました。
    また、挑戦するときのお手本や、手戻りにならないための手段でもあると感じました。

    他者の良いところや、もっとこうした方がいいのでは?と、アドバイスをいただいてることも吸収することは、成長や現状把握にも繋がると思いました。

    • >他者の会話を聞く事は、自分とはあまり関係のない事かと思っていました

      大半の人は関係ないと思っているので、正統的周辺参加の意義をわかって、いつも前向きに聞き耳を立てていると、大きな差となって自分に還ってきます

  6. リモートだからこそできることも多いと思います。
    リアル対面でMTG同席するタイミングも難しいですが、
    リモートならどこにいても参加できる。
    まずはチーム間での声かけが先に必要ですが、
    そのうえで参考になる人のMTG同席も学びの場として活用できればと思います。

  7. 「正当的周辺参加」初めて聞く言葉でした。

    いくつか読んで、こちらの記事が在宅勤務の中での難しさにも触れていてわかりやすく感じました。

    https://www.kaleidosolutions.com/column_member/2020/04/003/LegitimatePeripheralParticipation

    シップにおいてもコロナ前と比べると、例えば会社で先輩の電話や打ち合わせ内容から考え方や言い回しを盗む、というようなリアルな機会は減ったかもしれませんが

    zoomがインフラ化したので、参加するだけであれば、WMM等お客様に対しての機会やチャンスはむしろ増えていると思います。

    今はWMMのフレームがありますが、初めて担当を持つ立場からすると、自己流だった時と比べるとやりきるだけでもハードルが高いのかなと思うので、湯沢さんのコメントで記載頂いている

    >「見習い」的な時間を十分とるという方向が必要かなと思っています
    >自分で担当を持ったあとも、ある一定数の見習い参加も平行するという

    のようなアプローチで参加する機会を増やすのは賛成です。

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