ビフォーアフター社長日記

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8月23日住宅リフォーム会社の集客 語り尽くす90分 8月19日 SHIPの朝礼


おはようございます。8月19日SHIPの朝礼を始めます。今日は来週火曜日に開催されるSHIPオンラインセミナーについて、話をしたいと思います。

今回は対談形式でいくつかのテーマはあるとはいえども、住宅リフォーム会社の集客の今と未来について、フリートークしたいと思っています。対談でお相手いただくのは、リフォーム産業新聞社福田部長、住宅リフォーム業界の事情に関しては最も多く、取材に基づいた確かな情報を持っていらっしゃる人で、リフォーム産業フェア等自社のイベントも仕切られ、他社からのセミナー等の依頼がひっぱりだこの方です。

さて本題ですが請負工事業である住宅リフォーム業にとって「集客」は最も重要な経営課題のひとつです。リフォーム工事の「受注」をしないと何一つ始まりませんので、その前段階の見込み客集客は事業の入り口になります。また住宅リフォーム業の本質はリピートビジネスですので、一度工事させていただいたお客様はきちんとフォローをしていれば、数年に一度必ず訪れる住まいの経年劣化や暮らしの変化にあたって発生するリフォーム需要の受け皿になれます。また住宅リフォームは現場ごとに状況が違うし当然ですが施主様の要望も違いますので、個別に提案や費用見積を行います。このときに見積件数当たりの成約率は重要で、それが50%を切っている場合、営業活動の半分以上が経費しか生まない無駄作業になってしまいますので、最初からその会社の営業方針に合った見込み客との商談を発生させることも「集客」の重要な要素になります。この点から、市場の需要と顧客企業の営業方針が合致していない場合は、顧客企業の営業方針の修正を提案することも集客支援のひとつになります。

90分の進行骨子は下記でご案内しています。
1.(シフト)チラシ集客からWeb集客へのシフトって進んでますか?
2.(秘訣)儲かっている会社がやっていて儲かっていない会社がやっていない集客手法ってありますか?
3.(動画、SNS)YouTubeとかSNSって始めたほうがいいんでしょうか?
4.(3年後)2025年には集客はどのように変わっているのでしょうか?
5.(質問)ご視聴いただいている方からの質問にその場でお答えします。

1~4のどれもが話題になることが多いテーマですが、今年・来年あたりで最も業績に影響を与えると思われるのは
「1.(シフト)チラシ集客からWeb集客へのシフト」だと思います。
商圏人口20万人、世帯数8万世帯のエリアで6万部のチラシを毎月または月に2回撒くことで見込み客を獲得してきた年商2億円会社は、チラシと隔月行うイベント経費をあわせた集客費用で売上の5%、1000万円/年近くになっていて、WebサイトとWeb広告等の費用は100万円/年とチラシ等の予算の約10分の1。集客を重要視する社長の口からは
「ホームページからは相見積と冷やかしの見込みしか取れない。チラシを止めるわけにはいかない」との考えが多いことが通常です。
 
社長「うちのホームページ見てくれる?全然集客できないんだよ」
小松「いくつか質問しても良いですか?
   ・販促費を教えてもらっていいですか
   ・チラシとホームページ関連の販促費はそれぞれどれくらいですか
   ・全体の反響数と成約数はどうなっていますか
   ・チラシとホームページ関連のCPA、CPOはそれぞれどれくらいですか」
(お答えいただいたあとで)
小松「もしチラシを8万世帯の商圏で今の10分の1の6000部しか撒いていなかったら、反響はどうなると思いますか?」
社長「あぁ、費用配分か。でも反響の質が低くて予算を上げる気にならないんだ」
小松「わかります。その気持ち。ひとつ図をみてもらっていいですか?」

小松「これが御社の市場カバー状況の推測です。チラシを撒き続けてきたのでアナログ媒体に反応する層には認知が進み、そこから反響獲得していると思われます。Web依存度の高い層のエリアは全然攻めていないので他社の市場になっています。今の御社のホームぺージだとWeb依存度の高い人から見ると、申し訳ありませんが、当て馬的存在になってしまうと思います」

私の集客に関するコンサルティングはおおよそこのような形で、
「集客の良い事例があります」
「儲かっている会社があります」
というそそる話とは違って、大半が現状把握「なぜこうなっているか?」の読み解きが7~8割で、その目線が一致したら下記を進めます。
①狙う市場に基づいて予算配分を変えよう
②他社との違いを明確に定義し直そう
③見込み化させる「入口」と見込み化した人の「出口」を決めよう
と地味で根気の要る話が続きます。応急措置も行います。
④反響増のために即できるWebサイトの応急措置は即しよう
 
コロナ禍を経て、Web情報の役割は以前より高まっています。すぐに取り組む戦略は、競合他社がもたもたしている間に「チラシ集客からWeb集客へのシフト」することです。市場カバー率を上げて、判断が速く、パルス型消費が起こりやすいWeb依存の高い消費者向けに、他社との明確な違いを認知してもらって、消費者のアクションの出口となるキャンペーン等の企画から逆算した、既存の看板やチラシなどのリアル媒体も含めたフローを整備することでこの戦略は成功します。

以上、本日の朝礼を終わります。金曜日はしっかりと締めて月曜日からの8月下旬の仕事に備えてください。


21 コメント

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  1. その会社の営業方針に合った見込み客との商談を発生させることも「集客」の重要な要素

    地域への営業活動(あ、あの会社見たことあると知ってもらうため)がリアルのみからネット上にシフトしてきている。
    移動中の隙間時間や家にいる時間で、ネットにふれる機会が以前より圧倒的に多い。在宅でそもそも移動が発生しないと、情報はネット経由になる。
    この生活習慣の変化をとらえると、ルートの多様化とWEBシフトというのは当然の流れなので、プロとしての目線で顧客の問題を解決していきます。

    • まだまだ目線が狭く、Googleアナリティクスの画面が中心になっていることが少なくないと思う
      ・リアルの基本価値を見据える目線
      ・抽象的に市場を見据える目線
      ・生活者がWebを見る目線
      これらをトレーニングしていく必要があると思う

  2. おはようございます。

    費用分配でどれだけ反響が変わるか、お客様自体WEBは未知の領域だからこそ一歩が踏み出せない。お客様のお役立ちのプロとしてただいい事例がありますではなく、お客様に合った提案が必要。

    Youtubeもそうですが、ただ提案するのではなく、お客さまの現状を把握してYoutubeがどのように解決してくれるのかを提案していく。

    現在Hリフォーム様のYoutubeを進めていますが、動画コンテンツからHPや応募にどうしたら繋がるのか試行錯誤していきます。

    • 動画を見たことがないので見せてもらっていいですか?

      • 下記URLがHリフォーム様のYoutubeチャンネルになります。こちらから自分が作った施工事例の動画が見れるかと思います。

        →https://www.youtube.com/channel/UCHFJn9LUjP9yFrV2-MnyXmQ

        • 僕はよく「文字は読まないよ」と言ってますが
          これでいうと「動画みないよ」になる
          サムネイルで内容を伝えて、動画を見る動機を作ること
           
          サムネイルで内容を表現することを加えてください

  3. 世の中のネットシフトは大きく進んでいるにも関わらず、リフォーム業界の認知の陣取り合戦において、ネット依存度の高いターゲットに対しての市場はまだまだ空席が目立ちます。

    昨年から今年にかけて、マーケットをリードしている会社様ほど、ここをチャンスと見越して認知を獲りに行っています。

    狙いをもって勝ち筋を強固にしていくと共に、他の会社様も現状把握の上で、適切に伸び代を指し示すことができるようになります。

  4. おはようございます!
    来週のSOSもよろしくお願いいたします。
    司会もお任せいただきありがとうございます!

    お客様とのお打ち合わせに参加して感じるのが、
    WEB販促の有用性が伝わりきっていないことです。
    私自身、ネットを通したパルス消費を日常的に体験しているので、
    WEB集客に抵抗は全くないですが、こちらが当たり前だと思っていることだからこそ、たっぷり時間を取って共通認識を取っていくべきだと思いました。

    俯瞰図やマトリクス図を用いて、共通の絵を見ながらお話しすることで
    理解が深まると思うので、お客様とのお打ち合わせの際には意識していきます。

    • >WEB販促の有用性が伝わりきっていないことです。

      ちょっと危険な言い回しですね
      伝える側の問題か?
      伝えられる側の問題か?

      「伝える側の問題」が100%として考えて、工夫、改善していくことです
      「伝えられる側の問題」があるという認識があれば、進歩しないでしょう

  5. おはようございます!

    WMでは他社の上手くいっている事例であっても、その会社での商圏や顧客層に対しては同様の結果は得られないのは当然だと思います。

    このマトリクスでは、顧客層のネット依存度が分かるので、お互いの現状把握として利用しつつ、それを踏まえてどのようなルートでその問題を解決するかという視点で話を進めていきます。

    また、コンテンツの制作も進めていますが、パルス型消費が起こりやすいような、さぐる・かためるの8つの動機のどこにアプローチするコンテンツなのかを明確にして、目的をもって作成を行おうと思います。

    • 具体的にどんな経験をしているんだろう?

      • ご返信ありがとうございます!

        現状だとWMに同席してサブサポート担当としての挨拶をし、進め方などや考え方などをインプット、日報でアウトプットを行っています。
        コンテンツ関係ですと、ライティング・コーディングや新規ライティングコンテンツの打ち出し、コンテンツ代行改善案の打ち出しなどをしています。

  6. お客様の現状の販促がどのような配分でどのルートで成り立っているか。
    そこからどのように変化させるか。
    チラシからネットにシフトという表面でなく、どんな層というのを具体的に示しながらbefore afterをだせるようにしていきます。
    ひとまずは何度も相談機会で繰り返し行います

  7. 500ssで5件の反響です。
    広告費3万円で1件です。など、数字にとらわれて成果がないとよくわからないメンテナンスをするのような流れから徐々に脱せていると思います。

    僕たちの役割として、今起きている事をお客さんの現状と照らし合わせて解説することが喜ばれる実感はあります。そこから改善の策を1.2.3といった形で進めることで、より頼っていただける会社さんも増えてきました。
    思いつきで話さず、現状を知ってそこから改善する。これをサボらず継続して身につけます。

  8. 本日もありがとうございました。

    お客様の小さな強みでも見つけだすことで、強みを意識することができ、強化するためにはどうしたらいいかなどを考え行動することができると感じました。
    強みが強化されることで、他社との明確な違いになり、売上にも繋がるのかと思いました。

    Webサイト・チラシを制作し、ただ掲載する・配る・ではなく、まずは強みの強化と問題解決を考えることが第一歩かと感じました。
    強みの強化と問題解決のために、Webサイトとチラシなど媒体をどのよくにして使うかが、大切だと感じました。

    さらに、サイトとチラシや看板などを同じデザインにすることで、エンドユーザーの認知が高まり、ぼんやりとしたものではなくなっていくのかと思いました。

    • 今日のテーマは集客ですが、それぞれの会社に合った人を集めることが集客だとしたら、それぞれの会社と他の競合会社との違いをわかって、それを表現することが重要になりますし、「あ~あの会社」と思い出してもらった方が初見よりも良いのでリアルなイメージと重ねていくことを行った方が良いのです

  9. 目線が合わないので、お客様と話をしていても認識に食い違いが起きたり、意図が通じていなかったりということが多々あります。
    ぼくがお客様の現状をきちんと理解していないことが原因です。
    目線がずれたまま話をしても、ただの売り込みだったり、シップの方で勝手にやってれば、になってしまうので、気を付けます。

    すべては現状把握と分析ができていないと、お客様の理解を得て進められないことなので、パートナーのポジションになるためにも、先方以上に先方の現状を理解できるように、現状把握に努めます。

    チラシ集客からWeb集客へのシフトの話は、一つ疑問が浮かんでまして、
    ある程度地域内でのリアル販促を続けた会社の場合はWEBシフトは効果的だと思うのですが、
    リアル販促が不十分で地域認知の乏しい会社の場合、どのくらいの比率でリアルとWEB販促を進めるのが良い塩梅なのか、
    8月SOSセミナーでそういったお話も聞ければと思っています。

    • 今のユーザーはチラシ全盛時代から事業を継続している会社様が多いし、20年前のリフォーム客はWebサイトを見ることもなかったので、チラシが認知と反響獲得も主な手段でした

      当社のユーザー様で、チラシ反響率850分の1の会社がありますが、地道に商圏内に注意を凝らしたチラシを毎月撒き続けた結果です
      どこかの会社が同商圏にチラシを3万枚撒いても、3万分の1とか1.5万分の1とかになります

      認知度・浸透度の問題です

      主として参考にする媒体が、チラシの人とネットの人は分かれています。グラデーションがかかって重なっていますが。

      チラシ集客をしている会社がネット集客に取り組む場合、グラデーションの部分の反応を得られます したがって立ち上がりは早く、継続していれば、ネット依存の人の方まで認知を広げら、反響が発生するようになります
       
      チラシ集客をしていない会社がネット集客に取り組む場合、通常の広告の場合、1~3ヶ月目くらいまでは反響を期待できないと思います
      1年位、インプレッションシェアを意識した広告出稿とコンテンツ更新とGoogleビジネスプロフィールなどの更新を続けていけば、認知浸透は進んで、反響につながってくることは観測できます
      結果しかみていないと、3ヶ月から半年くらいで、「ネットはダメ」で打ち切りになりますが、これはサポート担当者がユーザー様の機会損失を作っているという意味で良くないことです

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