ビフォーアフター社長日記

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8月23日住宅リフォーム会社の集客 語り尽くす90分(その2) 8月22日 SHIPの朝礼


おはようございます。8月19日SHIPの朝礼を始めます。今日も8月23日に開催されるSHIPオンラインセミナーについて、話をしたいと思います。

ご案内している進行骨子です。
1.(シフト)チラシ集客からWeb集客へのシフトって進んでますか?
2.(秘訣)儲かっている会社がやっていて儲かっていない会社がやっていない集客手法ってありますか?
3.(動画、SNS)YouTubeとかSNSって始めたほうがいいんでしょうか?
4.(3年後)2025年には集客はどのように変わっているのでしょうか?
5.(質問)ご視聴いただいている方からの質問にその場でお答えします。

前回は1を中心にお伝えしました。メモ的に補足します。
https://onl.sc/W2E5z64

チラシ集客からWeb集客のシフトは、今それなりにうまく行っていることを上書きしていくことだし、Webで集客される人はチラシ反響する人と関心の「層」が違っているので、「よしこれからはWebだな、広告費をチラシと同額にするぞ」っていって実行しても、新しいエリア にチラシを撒くのと同じで、最初は認知浸透してないので反響が起こらずに3ヶ月目くらいで、「ちょっと待て」になって元に戻る力が大きくなります。

Web集客あるあるですが「ネットから来る客は質が悪い」のブラックホールが口を開けて待っています。
 
ここを突破するのは、以下3通りかなと思います。
1)大局観から未来像を確信して、胆力(認知浸透するまで損失を耐え忍ぶ)で越える
2)チラシと連動させたキャペーン企画等でネットとのグラデーションを埋めていく
3)パルス消費(点の需要をWebで発生させる)を起こさせながら進める

「パルス消費って何?」など、セミナーで話していきたいと思います。
 
  
2.(秘訣)儲かっている会社がやっていて儲かっていない会社がやっていない集客手法

これについては、結論からいえば、OBリピート需要を創り出すことです。一般論でも「1対5の法則」、新規の顧客獲得は既存客からのリピート購買の5倍のコストがかかるで知られています。

SHIPオンラインセミナーにも登壇いただいたK社様
https://www.youtube.com/watch?v=FaOqBnlfeVU
年商9億の70%がOBリピート、15%がOBから紹介客という売上構成になっています。この秘訣は良い仕事をしているというのは大前提ですが、コンタクトを欠かさないこと、定期的に「思い出してもらうこと」です。何を思い出してもらうかといえば「リフォームの◯◯社」という想起です。実際に経年劣化等でリフォーム需要が起こったときに最初に「リフォームは◯◯社」と思い出してもらうポジションを「第一想起」と呼びますが、繰り返し繰り返し思い出させることで好感度が増していくザイアンス効果を使った戦略の徹底が儲かっている会社とそうでない会社の大きな違いです。

これを拡張した戦略があります。Y社が展開しているリフォームOB様向け会員制住宅メンテナンスサービスです。
https://onl.sc/yPNPz2r
住宅には必ずかかってくるメンテナンスがあります。網戸の張替えやちょっとした補修などです。あらかじめ年会費をいただいて、それらの要望がいただくとそこに充当します。要するに「かかりつけリフォーム屋さん」を強めにコミットする方式です。現在会員は1000世帯を超えていますが、会員さんはメンテ以上のリフォームでもほとんどはY社に最初に声がかかります。営業秘密にも関わりますので言えませんが、年商の相当多くの割合をこの会員システムを通じて上げていらっしゃいます。
以前の朝礼記事でも書きましたが、このタイプの仕事は同業他社は嫌がります。しかしOBに強い結びつきを得ると経営は強化されます。

僕は立場上、リフォーム会社さんの販促について初対面の人からも相談されることがありますが、こちらからお聞きするのは「リフォーム事業始められて何年くらいになりますか?」と「新規とOB比率はどれくらいですか?」です。一般的なリフォームとリノベや外装ではもちろん同じではありませんが、OBリストという宝の山を放置しているもったいないケースを見受けることがとても多いと思います。
 
 
3.(動画、SNS)YouTubeとかSNSって始めたほうがいいんでしょうか?

SNSを「点」で検討しているケースが多いので、このような設問が多くなるのですが、ここでも質問をいくつかさせていただきます。「御社の顧客層のボリュームゾーンは何歳くらいですか?」「自社運用するにせよ、外注するにせよ、コストがかかりますが、リターンとしては何かイメージありますか?」などです。地方で長く経営されていらっしゃる住宅リフォーム会社さんで顧客層のボリュームゾーンが70歳くらいという会社もよくあります。このままでよければSNSは、LINEの連絡くらいしか要らないと思います。

後者の投資/リターンに関しては、何にでも通じる考え方ですが、一緒にイメージを膨らませていきます。

例えば「40代くらいの家を買って10年くらいの層を新規獲得していきたい」というような自社にとって新市場開拓を行っていきたいということであれば、YoutubeやインスタグラムといったSNSは認知の入口として有効に働くと思います。
また「施工事例やお客様の声などを動画で伝わりやすくしていきたい」というYoutubeやインスタリールやTiktokは、ホームページコンテンツとして、興味関心や比較検討の段階で競合優位という意味でも有効です。
高額なリノベーションなど施主の検討が比較的重いタイプの工事であれば、SNSによる内容の深掘りや施工した既存の施主とのつながりは意思決定を促しやすいという意味で、SNS活用はマストだと思います。

ざっくりと図にすると上記のような感じです。
右上の例としてT社がありますが、もともときわめて質の高い工事を行っていて、質の高い施工写真を撮ってWebサイトに掲載していらっしゃる会社です。そのコンテンツを媒体に合わせて、InstagramリールやYoutubeにもアップされています。高額なリノベーション工事の依頼先を探している人はWebサイト、SNS、雑誌等情報入手先が多く比較検討をされるので、SNSに流入を仕掛けておくのがマストです。

左上の例として、M社があります。M社はいくつかのリフォーム関連事業を展開していますがメインの事業はターゲットが絞り込まれています。このタイプの人はSNSで検索してヒットしますからどんどんフォローしてフォローバックを受けます。情報発信の質と量の価値観が合致すれば興味を持ってくれて記事等を読んでくれるようになり、「同好の士」的なゆるいつながりが生まれます。このあたりは広告から認知を獲得していく手法とは全然違います。どこかのタイミングで需要が喚起され、見込み化し、成約にいたります。この事例そのものは模倣するにはハードルが高いですが、自社にとって新規層には「◯◯工事といえば◯◯社」という想起をマインドに挿入していく必要があるのですが、SNSはその戦略には有効だということです。

右下の例として、P社を見てください。この会社様は東京町田という激戦地で、激戦の外壁塗装をWebサイトだけで獲得している会社です。業者検索をするとGoogleMapが表示されて、エリアの事業者が地図にマッピングされ、評価や口コミが一覧化されることは多くの方が経験されていると思いますが、ここで評価や口コミがトップランクで表示され、Webサイトに行くと、施工事例やお客様の声が、Google口コミと同じ質で展開します。施工事例の一部を動画撮影してYoutubeにアップしています。GooleMapに表示されるGoogleビジネスプロフィールのコンテンツ、Webサイトのコンテンツ、Youtubeの動画コンテンツ、これらすべてが積み上げられて、依頼先を探している人の「第一想起」化を促すという意味でSNSは有効です。
 
左下は言うまでもありませんが連絡手段としてLINE等のメッセージアプリ活用は必要です。個人アカウントよりも会社アカウントの運用をお勧めします。

以上、朝礼を使ってセミナー準備を共有しました。Q&Aとしては、WMMの参考にもなると思います。少し秋めいてきましたね。今週も一週間よろしくお願いします。


18 コメント

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  1. おはようございます。
    今週もよろしくお願いいたします。

    >>OBリピート需要を創り出すこと・「第一想起」のポジションに入ること

    OBリピートの需要を作り出すためには、アフターケアや頼みやすい環境を作り出すことが、大切なことかと感じました。
    会員はお金を払っているので、小さなことでも頼もうと思うようになり、小さなお困りごとに対しての丁寧な積み重ねで、第一想起のポジションになれると感じました。

    LINEやFacebook、Instagramなどの連絡は、年代によって、どのSNS媒体が連絡が取りやすいか、などを考えることにより、SNSを役立てることができるのかと思いました。

    他の会社もSNSを活用しているから、活用した方がいいのか?などというモヤモヤも解決でき、他の方法や考え方を受け入れやすいと感じました。

  2. 今週からアップデートしたフレームでの顧客対話とミーティングが開始されますが、まずは自分の顧客の購買ルートを生活者の目線で実際に見てみること。そこから現状把握を精度を高めて再確認して、数字を当てはまられるものは当てはめていく。
    先にWEBの可視化されて羅列された数字を見るのではなく、必ずルートを確認したうえでその数字を使って立てている仮説を検証していく。
    拡張ルートでは、意図したルートに対しての拡張仮説の検証を行い、問題があれば原因を突き止めて改善する。
    セミナーでの内容は抽象化したレイヤーから現象を解説して深堀解説になりますが、現場の顧客は「今の自社がどうなっているのか?」という言語化をパートナーに求めています。行動が止まらないように顧客満足に全集中していきます。

    • 今回、事前メモを整形して公開いる理由は、
      顧客の「点」の質問に対して、「点」で返しているケースがまだまだ多いと思ったからです
      3のSNSなんかがまさにそうですが
      専門家に求められるのは、「点」を「面」の中の「点」に置き換えて、現状把握をすることだと思います

  3. おはようございます。
    今週もよろしくお願い致します。

    >>自社にとって新規層には「◯◯工事といえば◯◯社」という想起をマインドに挿入していく必要がある

    OBに対しては思い出して貰えるように定期的に連絡をする事が大事だと思いますが、新規の場合はまず認知というところでHPなり、SNSで印象を与える事が大事かと考えます。印象を与えられるようなコンテンツがあれば〇〇工事と言えば〇〇社という想起に繋がり認知から比較検討の段階に進むことで新規顧客獲得に繋がるかと思います。

    Youtube代行において、認知や比較検討の層に向けたコンテンツを作っていますが、サムネイルが大事になってきます。先週のブログでもご指摘頂きましたが、
    サムネイルで内容を伝えて動画を見る動機を作るという所を今週改善していき、お客様のお役立ちをしていきます。

    • Youtube動画の話ですが
      人は消費時間には敏感で、「無駄」は避けたいので
      サムネイルが1秒でわかる「要約」である必要があります
      動画は大事だけど、サムネイルはもっと大事

  4. 1〜3までの骨子共有ありがとうございます。
    2〜3についても現場でご質問頂くことの多い話題ですが、こちらが点で受け答えしがちになってしまっている状態が現状です。

    お客様の売上を構成しているルート、顧客層を明確にした上で、そこを起点にどこを伸ばすのか。
    頂いた質問も参考にさせて頂き、わかったフリをやめて踏み込んでいきます。

    • お客様の言葉足らずの「点」の質問を「点」で返すのは論外で
      まずは言葉足らずで説明したかった状況と目的を明らかにすることから始めないと役に立てない
      俯瞰図なども次の行動になる

  5. >>ここを突破するのは、以下3通りかなと思います。

    この点に関してとても参考になりました。
    始めは成果として見えにくいチラシからネットへの切り替えですが、パルス消費を起こさせながら進めていくことで、「ちょっとまて」の防止にもなると思いました。
    コンテンツ作成を行う際にはそれがさぐるコンテンツなのか、かためるコンテンツなのかを明確にしながら出口設定を行っていきます。

    先日と本日の朝礼の内容をWMMの考え方として念頭に置いておきます。

  6. おはようございます。
    今週もよろしくお願いいたします!

    セミナー内容共有ありがとうございます。
    OBリピートルートの強化をお客様におすすめしていきたい中で、多くの人に発信していくInstagram運用とOBリピートは、一見あまり関係ないように思われるかもしれませんが、実際にお話を聞いた会社様では、Instagram広告をみてイベントにお越しになったOBのお客様がいらっしゃったりします。
    さらにフォローをしていただくことで自社のファンになっていただける可能性も上がるので、OBリピート強化手段として活用しない手はないと思っています。

    SNS運用は誰でもできることがメリットでもあり、デメリットでもあると思っています。「自社でやる」という選択もできるので、少し時間はかかりますが、どんどんノウハウを積んで「リフォーム会社のSNS運用はシップ」のポジションを狙っていきます。

    • インスタ使っているOBさんには
      フォロワーになっていただけばいい
      では、どうすればいいか

      そのアウトプットして現場で試していけばいいですね

  7. 本日実際にブログを読んでお客様との会話の中で2点気づきました。

    1つは社長がブログに書いているような質問があまりないなと実感しました。ざっくり医者に例えると症状を簡単に聞いて、その病気の話を淡々と話しているイメージかと思います。本来はどんな症状があってその症状について解説し、そこへの改善策を提示するはずです。
    もう一つは、抽象的⇆具体的この行き来をすること。練習していますが、理解が乏しいと総崩れです。

    チームでもそういったところを今日共有し話しましたが、こういった場で理解を深めていきます。

    • 腰が引けているので、わかったフリしてしまうからでしょうね
      その後は、わからないので打つ手なしなります
       
      実践で、わかるまで突っ込んでいくしかないです

  8. 現状の業績にまずは関心を持ち、
    どんなルートがなりたってるか、
    どの領域で今シェアを取ってるのか。
    この話題をまずはした上で、
    共通で課題を認識→WEBシフト(どの資源をどこにシフトさせるか、もしくは増資するか)→どんな目的でどんな手段(YouTube、Instagramなど)を取り、
    いくら使うか

    現状がないと、ここまで話が繋がらなくなり、点の話になってしまうと
    今日チームでも話しました。

    現状把握のところの基礎をまずはクリアするために日々声をかけながら、
    どのような現状把握ができたかを
    共有していく。

  9. 1)大局観から未来像を確信して、胆力(認知浸透するまで損失を耐え忍ぶ)で越える
    ⇒ここを継続している会社と、そうでない会社の差がすごく大きいと感じています。
    途中でやめてしまう会社は即物的な成果を求められたり、OBフォローなども関心が低いケースが多いように思います。
    マトリクス図で現状把握を行い、色が濃い領域、色が薄い領域、真っ新な領域、それぞれ認知浸透度に違いがあり、色が薄い領域になるほど反響がでるまでに時間とコストがかかる(けれど伸びしろがある領域もある)ことを理解してもらえるよう働きかけます。
    3ヶ月から半年くらいで、「ネットはダメ」で打ち切りになることが良くありますが、それはこちらが目線をしっかり合わせられていないことが原因なので、そこを抑えたうえでのお役立ち提案ができるようにします。

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