ビフォーアフター社長日記

世界一のDERUKUIになり、お客様と社会の向上に貢献します

社内ブランドクリエーターの時代 5月12日 SHIPの朝礼

おはようございます。5月12日SHIPの朝礼を始めます。

アントレプレナーに対して、企業の中で新しい事業を生み出す人を「イントラプレナー」、つまり社内起業家と呼びます。社内にいながら、起業家のように新しい価値をつくる人材です。

そんな意図で、まずは伊沢ガラス社・青木さんのインタビュー動画をご覧ください。

社内の落書きから生まれたガラスブラザーズですが、今ではSNSのフォロワー数が1,700人を超え、グッズ販売も行われ、地域の方にも親しまれているキャラクターとなっています。

このような価値を生む人を、私は「社内ブランドクリエーター」とでも呼び、広めていきたいと思っています。

これまでは、会社や地域のキャラクターは、外部の広告代理店や制作会社に依頼して作られることが普通でした。もちろん、その中には成功例もあります。しかし一方で、全国各地で公費を使って作られたゆるキャラの多くが、当の市民にも知られないまま埋もれてしまっていることも事実です。

つまり、キャラクターは「作れば広まる」ものではありません。
大事なのは、作った後に誰が愛情を持って育てるのかです。

SNS時代のクリエーター

その意味で、SNS時代の象徴的な存在として、ninaさんのようなクリエーターが目立っています。

ninaさんは、YOASOBI「夜に駆ける」のMVやジャケットイラストを手がけ、楽曲の世界観を視覚的に広げました。本人サイトによれば、もともとSNSに投稿した漫画が話題になり、その後、漫画、アニメーション、MV、ライブ映像などへ活動を広げています。

ここで重要なのは、単に絵がうまいということではありません。
楽曲や物語の世界観を受け取り、それを自分の表現として再構成し、多くの人が共感できるビジュアルに変換する力です。

この力は、これからの中小企業にも必要になります。

中小企業に眠るブランドの種

中小企業には、大企業のような大きな広告予算はありません。

しかし、社長の思い、社員の人柄、地域との関係、お客様とのエピソード、現場で積み重ねてきた信頼があります。これらは、外部の広告代理店が短期間で理解しきれるものではありません。

むしろ、その会社の中にいる人が、日々の仕事の中で感じている空気感をもとに、キャラクターや言葉や動画やSNS投稿として表現していく。そこに、これからのブランドづくりの可能性があります。

  • 社員が何気なく描いた落書きが、会社の顔になる。
  • 社員が愛情を持って発信し続けることで、キャラクターに人格が宿る。
  • お客様がそのキャラクターを通じて会社を覚える。
  • 求職者がそのキャラクターと会話することで、会社の雰囲気を知る。
  • 新人がそのキャラクターに質問しながら、会社の理念や仕事を学ぶ。

これは、単なる広報ではありません。
会社の文化を可視化し、社内外に伝える仕事です。

Androidのドロイド君も、社内から生まれた

これを読む人の半分ほどは、スマホがAndroidかもしれません。

Androidの緑のロボット、いわゆるドロイド君も、GoogleのデザイナーだったIrina Blokが作ったものを開発者たちが気に入り、自然と広がっていったものです。

社内から生まれた小さな表現が、会社やサービスの顔になっていく。そこには、ガラスブラザーズにも通じるものがあります。

社内ブランドクリエーターに必要な力

社内ブランドクリエーターは、デザイナーである必要はありません。

もちろん、絵が描けることは強みになります。しかし、それ以上に大事なのは、会社の魅力を見つける力、言葉にする力、物語にする力、そして続ける力です。

中小企業にとって、ブランドとは立派なロゴや高額な広告だけで作られるものではありません。
「この会社らしい」と感じてもらえる接点の積み重ねです。

SNS時代、AI時代には、その接点を社内の誰かが継続的に育てられるかどうかが、会社の印象を大きく左右します。

外部のプロに頼ることも必要です。しかし、会社の中からブランドを育てる人が出てくることの価値は、これまで以上に大きくなります。

会社の中に眠っている思い、人柄、文化、現場の物語を掘り起こし、キャラクターやSNSやAIを通じて社会に届ける人。

そういう人がいる会社は、広告費の大きさではなく、共感の深さで選ばれるようになっていくはずです。

求む、社内ブランドクリエーター。

以上で朝礼を終わります。

文章で読みたい場合はこちら

5 コメント

Add yours

  1. キャラクターがその会社のブランドとなる。そのために必要なのはただ上手な絵ではなく、そのキャラクターに注がれた愛情、歴史。ただ、キャラクターがいるからそれを広めましょう、自社の顔にしましょうではなく、そのキャラクターにどんな特徴があり、強みがあるから広めましょう、自社の顔にしましょうといった考え方大切だと気付きました。
    現在行ってる動画作成の研修の際も、その点を意識して取り組んでいきます。

  2. 大事なのは、作った後に誰が愛情を持って育てるのかです。>作ったキャラクターに愛情を注ぐという点では小規模ながらも強い団結力をもつ中小企業の方が有利なのではと考えました。外部からでは見えない部分を形にしていきそれを可視化することこそSNSやAIが活躍する世界で会社を成長させていくことに繋がります。
    私もそんな人材になれるよう日々物事の強みや思いを考えながら行動していきます。

  3. 「この会社らしい」と感じてもらえる接点の積み重ねは愛情があるからこそさまざまなアイディアが浮かぶとおもいます。AIによってよりそのキャラクターを活かせる時代になりました。
    一緒にキャラクターをつくり進んできている会社様が多くいます。
    ここを一緒になって広めていくことを考えてまいります。

  4. 「社内ブランドクリエーター」という考え方に触れ、私たちシップの介在価値を再認識しました。お客様が自社の魅力に気づき、発信していく過程において、私たちにはそれらを「見つける力」「言葉にする力」「物語にする力」が絶対的に必要です。
    単に依頼された作業をこなすのではなく、お客様の良き理解者であり、時には客観的な視点を持つプロとして伴走すること。そうした対等なパートナーシップを築いてこそ、真のブランドづくりができるので意識していきます。

  5. 単なる広報ではなく、会社の文化を可視化し、社内外に伝える仕事。>社内ブランドクリエーターの仕事は、先日のナラティブの考え方に通じるものがあります。デザイン力などの技術力だけでなく、会社の中に眠っている思い、人柄、文化、現場の物語を掘り起こし、キャラクターやSNSやAIを通じて社会に届ける力、私たちにも必要となってくる力です。自分や相手の根底にあるものを日々意識して研修に取り組みます。

コメントを残す

※Emailは公開されません。

*