ビフォーアフター社長日記

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「理想の自分」と「認知的不協和」の解消 5月11日 SHIPの朝礼

おはようございます。5月11日SHIPの朝礼を始めます。

先週金曜日4月の新人研修のまとめでは、社会人になって1か月ほどの新人に向けて、「理想の自分」と「現実の自分」のズレについて話をしました。新人にとっての1か月は、学生から社会人へと立場が変わり、期待と現実の違いに初めて向き合う時期です。

ただ、この話は新人だけに限ったものではありません。むしろ、長く社会人を続けてきた人、そしてこれからも長く仕事をしていく私たち全員にとって、何度も向き合うテーマだと思います。

多くの人は、社会人になるとき、新年を迎えるとき、新しい役割や区切りを迎えるときに、「こういう自分になりたい」という理想の姿を思い描きます。もっと成長したい。もっと役に立てる人になりたい。もっと信頼される人になりたい。人は、そうした理想の自分を持つことで、前に進み、成長してきました。

ところが、現実はそう簡単ではありません。「理想の自分」と「できない現実」の間には、必ずズレが生じます。思ったように仕事が進まない。言われたことが理解できない。報告が遅れる。お客様や仲間の期待に応えられない。自分では頑張っているつもりでも、周囲から見ると足りていない。こうした場面は、新人だけでなく、経験を積んだ人にも起こります。

会社という組織では、このズレに対して、周囲がいつも優しく受け止めてくれるとは限りません。周囲の人にも、それぞれ果たすべき責務があります。自分の仕事、お客様への対応、チームの成果、納期、品質があります。だから、誰かの成長を待つことだけを最優先にはできません。

昭和の時代であれば、こうしたズレに対して、わかりやすい叱責や激励がありました。「もっと頑張れ」「なぜできないんだ」と、良くも悪くも直接的な関わりがありました。しかし時代は変わりました。受け止め方によっては、パワハラや各種ハラスメントと見なされることも増え、最近では、厳しく関わるよりも、あえて踏み込まずに放置される傾向もあります。

では、「理想の自分」と「できない現実」のズレに対して、人はどう向き合うのでしょうか。心理学的には、このような心のズレを「認知的不協和」と呼びます。そして人は、その不快なズレを何らかの形で解消しようとします。乱暴に言えば、対処の仕方には三つあります。

1. 努力と工夫でズレを埋める

一つ目は、「理想の自分」を強く持ち続け、できない現実とのズレを、努力と工夫で埋めようとすることです。なぜできなかったのか。何を変えればよいのか。誰に聞けばよいのか。どんな習慣を持てばよいのか。現実を直視し、行動を変えていく姿勢です。

2. 原因を外側に置き、被害者になる

二つ目は、「できない現実」の原因を、自分ではなく他人や環境に置くことです。教え方が悪い。会社が悪い。仕組みが悪い。相手が悪い。もちろん、実際に環境側に問題がある場合もあります。しかし、すべてを外側のせいにしてしまうと、自分は被害者になり、成長の機会を失ってしまいます。

3. 現実の自分に理想を引き寄せる

三つ目は、「理想の自分」を無理に追いかけすぎるでもなく、「できない現実」に必要以上にめげるでもなく、今の自分を見つめながら、少しずつ理想を現実に引き寄せていくことです。背伸びしすぎず、投げ出しもせず、今日できる一歩を選ぶ。長く働き、長く成長していくうえでは、この姿勢もとても大切です。

ここで一番大事なのは、自分のメンタルの健康です。一、二、三のどれが絶対に正しい、という話ではありません。人には頑張れる時期もあれば、少し休みながら整える時期もあります。人生は長いのです。仕事人生も、短距離走ではありません。

大切なのは、まず少しでも自分を知ることです。今の自分は、三つのうちどこにいるのか。「理想の自分」は何なのか。「現実の自分」はどういう状態なのか。認知的不協和の中で、自分はどちらに向かおうとしているのか。

シップは、いつも機会は平等です。一方で、結果に応じて、その時々の評価はされます。だからこそ、自分の状態を知り、自分の成長の方向を自分で選んでいきましょう。理想と現実のズレは、苦しさでもありますが、成長の入口でもあります。

以上で朝礼を終わります。

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12 コメント

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  1. 今の自分の状態を「認知的不協和」という言葉を覚えて客観視することができるようになる。これがまず成長の種になると思います。
    日報の使い方もありますが、常にこのギャップをとらえて1㎜でも進んでみる。

    いつもはこの質問されていたらこう答えていたけれど、
    その返答の一部分をこのギャップを意識することで、こんな回答になり結果が変わる

    この繰り返しが仕事を面白くするコツでもあると思います。
    まだまだ長い社会人としての時間を進んでいくために20代残りわずかな時間で
    自分をコントロールするすべを身に着けておきたいと思います

  2. 上位の目線で常に理想の自分を持ち続けていきます。日報や仲間への相談を通して自分を客観的に見ることで、今自分がどのような状態なのか、理想の自分に届くためにはどうするべきか分かってくることがあると思います。理想の自分と現実の自分にズレが生じた時、そのような観点からも自分をちゃんと見て、現実から逃げ出すことはせず、苦しくなっても投げ出さず、他責にせず、自分と向き合い1歩踏み出す努力をしていきます。

    • まだ助走ですから、今のうちに座学でこれから何が起こるか学び、同期で助け合っていきましょう
       
      理想とのズレにどう立ち向かうのか?
      1年目をどう過ごすか、今後の社会人人生で大きな節目です

  3. >>大切なのは、まず少しでも自分を知ることです。

    まずは、今を認知すること。
    自分自身においても、誰かのためにおいても、まずはこの、今の認知が重要。
    目的・目標においてGAPを感じ、そのGAPを理解して、先に進む。

    このGAPを埋める考え方や手段なども周囲にも頼り、自分自身を磨き、AIとも壁打ちしながら前に進むこと。
    チーム全体でこの共通認識を持ち、前に進んでいける状況をつくります。

  4. 私はプレゼンにあまり自信がなく、素晴らしい発表をしたいという理想よりも、とにかく失敗したくないという気持ちが先行してしまい、毎回原稿を用意して臨んでいます。頭では堂々と話したいと思いつつ、いざやってみると原稿に頼ってしまう自分に不甲斐なさを感じることもありました。しかし、無理に理想を追いかけすぎず、今の自分を見つめて少しずつ引き寄せていくという3つ目の姿勢が一番自分に合っていると気づきました。
    ただ、今後の仕事での成長を考えた時、1つ目の努力と工夫でズレを埋める姿勢を持った方が、より自分自身を成長させることができると考えます。そのため、今までの考え方で基礎を固めつつ、何を変えればもっと上手く伝えられるようになるのかという努力と工夫を重ねていきます。

  5. 今の自分を見つめながら、少しずつ理想を現実に引き寄せていくことです>個人的にここが自分自身できていないところかなと思います。
    どうしてもなりたい目標ばかりを見すぎてしまい今の自分にはこれは向いていないと考えてしまいがちなので理想と現実のズレを受け入れ、成長のチャンスだと考えて行動していきます。

  6. 「認知的不協和」という概念を知り、自分の現状を俯瞰して見てみることで、足りていないものが見えてきます。自分はプレゼンが苦手ですが、俯瞰して見てみると顧客理解やその言語化が足りていないことが苦手になっている理由の一つだと気づきました。
    ズレが生じているときに感情的にならず、記事にあった「対処法1:努力と工夫でズレを埋める」姿勢を大切にしたいと感じました。顧客目線のメリットを一言で言えるように書き出してみる等、具体的な行動に変えていくことで、理想の自分との距離を埋めていくつもりです。
    理想と現実のズレを単なる苦手で終わらせるのではなく、自問自答を繰り返しながら、成長の入り口として活用できる大人であれるよう意識づけていきます。

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