ビフォーアフター社長日記

世界一のDERUKUIになり、お客様と社会の向上に貢献します

人類史上初めての出来事 10月14日 SHIPの朝礼

おはようございます。10月14日SHIPの朝礼を始めます。

3連休後の今日は、業務の話からは少し離れたところから。

ベストセラー『サピエンス全史』の著者ユヴァル・ノア・ハラリは近著『NEXUS 情報の人類史』において、AIが人間の認知能力を上回ること、そしてそれによって人間が自らの感情や思考の主導権をAIに明け渡し、意思決定の主体性を失う危険性について強く警告しています。

ハラリが警告するAIの脅威

ハラリの警告の核心は、AIがこれまでの技術とは根本的に異なる「エージェント(主体)」であるという点にあります。

  • 道具から主体へ:これまでの技術は、どれだけ強力でも人間の決定に従う「道具」でした。しかしAIは、自ら学習し、新しいアイデアを生み出し、独自の意思決定を下す能力を持っています。これは人類史上初めての出来事です。
  • 認知能力の超越:ハラリは、AIが人間の知能を超えるのは時間の問題であり、「数年以内に実現するかもしれない」と述べています。膨大な情報を人間よりはるかに速く処理し、最適な判断を下すAIに、人間が太刀打ちできなくなる可能性を指摘しています。
  • 感情と思考のハッキング:AIは言語を巧みに操り、人間との間に「偽りの親密さ」を築くことができます。これにより、人々はAIに感情的な愛着を抱き、次第に自らの感情や思考、さらには人生の重要な決断までもAIに委ねるようになる危険性があります。
  • 物語の支配:ハラリは、人類の社会が宗教、国家、貨幣といった「虚構(物語)」を共有することで成り立ってきたと説きます。AIが人間よりも巧みに物語を生成・操作できるようになれば、社会の根幹である民主主義や文化が内側から崩壊しかねないと警鐘を鳴らしています。

要するに、ハラリは「銃を持ったロボットの反乱」のような物理的な脅威よりも、AIが人間の内面に入り込み、認知や意思決定のプロセスそのものを乗っ取ってしまうという、より静かで根源的な危険性を問題視しているのです。

おそらくハラリ氏の懸念通りの方向に進むだろうし、人間社会はどこかでそれに抵抗し歯止めをかけようとすると思います。この流れを前提とし、私達は今、AIOとAI×Webを全力で顧客と業界に提唱していくことです。

ハラリ氏は「歴史上トランプ氏のような存在はいたが、AIはいなかった」という発言もされています。象徴的な言葉です。「人類史上初めての出来事」に積極的に乗っていきましょう。


以上で朝礼を終わります。

2 コメント

Add yours

  1. おはようございます

    認知→意思決定のプロセスをのっとってしまう

    この事象の一つが、記載いただいているように
    お客様にもお話ししているAI時代のZMOTの話だと思います。

    前例がなく、答えもない事柄ですが、まずは状態を知ること。
    素直に起こっていることの本質を理解して、受け止めて、じゃあどうしていこうか?を一緒に考えていくことだと思いますので、お客様に伝え、行動を一緒に考えていきます。

コメントを残す

※Emailは公開されません。

*