ビフォーアフター社長日記

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守破離と『夢をかなえるゾウ』 6月19日 SHIPの朝礼

守破離と『夢をかなえるゾウ』—— 上達の普遍的な手順とは

おはようございます。6月19日SHIPの朝礼を始めます。

仕事でも、勉強でも、趣味の世界でも、上達のスピードに差が出るのは、センスや才能のせいではないと思います。あえていえば、「成長の順序」を知っているかどうかが大きな分かれ目になるのです。


「守破離」という日本古来の上達法

日本の伝統芸能や武道に伝わる言葉に「守破離(しゅはり)」という教えがあります。(詳細はここでは省きますのでググってみてください。AIOが解説してくれるかもしれませんが)これは、何かを極めていくうえでの王道プロセスを示すものです。

  • 守(しゅ):まずは型を守り、師匠や先人のやり方に忠実に学ぶ
  • 破(は):学んだ型を破り、自分の工夫や個性を加える
  • 離(り):最終的に型から離れ、自由自在に使いこなす境地に至る

この考え方は能の世界だけでなく、現代のビジネスや学習にも十分通用する原則です。


『夢をかなえるゾウ』にも通じる、3つの成長ステップ

この「守破離」の精神に通じる考え方が、ベストセラー書籍『夢をかなえるゾウ』(著:水野敬也)シリーズの中にも登場します。
登場キャラクター・ガネーシャが語る「成功するための課題」として紹介されているのが、次の3つのステップです。

1. うまくいっている人のやり方を調べる

まずは、すでに成果を出している人たちの行動・思考・習慣を徹底的に調査します。成功者には、成功するだけの“型”がある。その型を知ることが第一歩です。

2. 一度自分のやり方を捨て、徹底的に真似る

ここが最大のポイント。自分のクセや自己流をいったん脇に置いて、成功している人のやり方を忠実に再現することが求められます。
「真似ることは負けではなく、最短の学び」です。

3. 空いた時間をすべて使う

空き時間やスキマ時間の使い方が、成果に直結します。「時間ができたらやる」のではなく、「時間をつくってでもやる」。この姿勢が、圧倒的な差を生みます。


この手順を自然に身につけられる環境にいた人は幸運だったといえる

もし、こうした学びの順序を自然に身につけられる環境にいた人がいれば、それは幸運だと言ってもいいでしょう。
ですが、たとえ環境に恵まれなかったとしても、この3つのステップを意識的に実践することで、自ら幸運を引き寄せることができます。


自分を成長させるのは、「型を知り、型に従い、型を超える」こと

  • 成果を出している人を知る
  • その人のやり方を自分に取り入れる
  • 時間を惜しまず継続する

この繰り返しが、確かな上達を生み出します。
そして、気がついたら「守破離」の“離”のステージに自分も立っている、ということもあります。相手に喜んでいただくことが目的であり、「離」が目的ではありません。まずは素直に「守」の道を進むことが大事です。

以上で朝礼を終わります。


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8 コメント

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  1. おはようございます

    柔道や武道をやっていたので、考え方もよくわかりますし、
    自分が上達するには、どうするか?道筋はこれ以外ないと納得できます。

    昇段試験の際には、型を何度も何度も練習して、数年かけて認めていただきます。
    この準備や練習は地味ですが、身体の動きを叩き込み、意識しなくても自然とできるように鍛錬して身につくものになります。

    この型がないと、自己流になり体に負荷がかかり、ケガをしたり、相手にけがをさせたりもします。

    土台がしっかりとしたうえで、応用発展があり、考え方を学びその型通りに実践を繰り返して成長をしていきます。

    常に意識もしていますが、慣れや楽な方向性に流され、知り、従うが徐々にできなくなります。
    ここを常に前提として、謙虚に学びをして成長し、関わる人の成長をできるようにします。

  2. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    考え方や制作でうまくいかない際、斎藤さんより「守破離」の考え方を教えていただきました。
    「守破離」からこれまでの自分を振り返ると、考え方のクセがあったり、制作方針や指示を自己流に解釈してしまったり、、再現性がない状態でした。
    まずは真似ることが成長の一番の近道、先輩の振り返りの仕方、考え方、制作の仕方をまるまる真似て行動に落とし込み、よかった点、悪かった点から自分の考え方・制作の仕方のフレームを改善していく。
    センスがなくても「守破離」の考え方から、ブランディング指標を抑えた言語化視覚化はできる、ということに気が付きました。
    先輩方の助言を受け止め、行動に落とし込んでいくことで、日々一歩ずつ成長していきます。

  3. 守破離の考えが常に逸れないように自分には必要です。
    ここ1週間の制作では、我流をしていました。
    先輩から指摘されていた方法より自分の納得するやり方をしておりました。
    結果、よくない結果が出たので、制作進行方法・チェック方法を行います。

  4. おはようございます。

    >自分を成長させるのは、「型を知り、型に従い、型を超える」こと

    自分が今後目指す姿として、「シップの縁の下の力持ち」と挙げています。

    何を達成したら、縁の下の力持ちと言えるのか?と、考えるときに、「身近の縁の下の力持ちの先輩から学ぶ」ことを、斎藤さんに教えていただきました。

    その先輩に、「どんな部分があるか」を考え徹底的に真似をして忠実に学び、
    「逆に先輩になくて、自分にある部分はどこか」=工夫や個性 を考え、【離】「自分らしい縁の下の力持ち」を目指していきたいです。

    • 達人の域に達した人は「我以外皆我師」(自分以外はみんな教師だ)という境地だそうですが、そういう世界もあると知って、「守」の道を進みましょう

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