おはようございます。1月29日SHIPの朝礼を始めます。
今日のテーマは仕事の取り組み方の鉄則として普段から言っていることですが、言う人が違うとこれだけ切れ味が違うという自戒も含めて紹介します。
自分の置かれた状況を知るというのは戦略策定以前の問題ですが、これがあまりにも欠けているように思います。ここ半年ほど日本を代表するような企業の幹部候補の研修で「2000年の日本の一人当りGDPは2位、さて2023年の順位は?」と聞くと、平気で5位とか8位とか答える人がいる。答えは32位でバハマとか…
— 山口周 (@shu_yamaguchi) January 26, 2024
視座が低いと狭いエリアでお山の大将的現状把握の自己満足で済ましてしまいますが、少し視座を上げるだけで、顧客と競合が目に入り、評価軸を変えざるをえなくなるし、さらにワンステップ視座を上げると、業務全体が見えてくるので対応の質も自然と上がっていきます。
㈱シップは創業当時と比較すると業界認知度も高く、ビジネスモデルは安定して財務状況も良くなったといえますが、企業価値に関する現状把握を行うと、創業当時よりも下がっているかもしれません。
創業当時掲げていたミッションは
人々が幸せになる住まいと暮らしの文化を創造する
でした。
当時まだマイナーだった住宅リフォーム業態に着目し、
服は試着してから買うのが当たり前なのだから、リフォームも試着してから買いましょう
リアルタイムにリフォーム後のイメージをエンドユーザーに提案していくという営業行動を提案していました。その一角である写真でビフォーアフターは現在でサービスを継続しています。
この当時は入社したてのメンバーであっても売っていたのは「人々が幸せになる住まいと暮らしの文化」だったと思います。今より企業価値が高い理由は「何のために何を提供しているか」の視座が高かったからです。
現在のミッション・バリュー・クレドの中心であるミッション
世界一のDerukuiになって、お客様と社会の向上に貢献します
Derukuiは躊躇せず問題解決にあたることですが、問題は解決する前に現状地を把握する必要があります。Xの記事でいうところの「2020年2位から2023年32位」に落下して下降中ということです。視座が低いとおもいつきの「点」の認識のまま「5位とか8位」になってしまって、そこから費やす解決の時間のほとんどが無駄になりかねなくなります。
視座を上げて「世界一のDerukui」になりましょう。
以上で朝礼を終わります。
コメントを残す