ビフォーアフター社長日記

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グッドグラスとバッドグラス 12月1日 SHIPの朝礼


おはようございます。12月1日SHIPの朝礼を始めます。

今日から12月、師走のスタートです。師走の「師」が誰を指すかには諸説ありますがここでは一般的な僧侶にしておきましょう。僧侶が走り回るほど忙しい月という意味ですが月末にかけてだんだんあわただしくなってきますよね。次の年末年始は12月29日から1月8日までの11連休になりますので、年始を考慮した準備も考えてください。連休中の楽しい予定はそれぞれで堪能してください。

さて今日のテーマは昨日の全体会議の制作部門の振り返りであった「想定通り進まなかった案件」を、経験的にその構造を考察してみたいと思います。制作部門は最上流の顧客理解とそれに基づくコンセプト合意は進み、中間工程もデザインや構築の落とし込みも通常はスムーズに進むようになりました。しかし、それでも「想定通り進まなかった案件」は発生し、その共通点は現在の対応ではなく、数年前の前回のリニュアル時の不信や、普段のコミュニケーション上の不満が原因だったりします。みなさんそれぞれに個人的にも経験があるように、良い印象があるうちはちょっとした不具合があっても「それも値打ちのひとつだ」くらいに感じますが、逆に悪いイメージに支配されると、良かれと思って提供されることに対しても素直に受け入れられず、わざわざ曲解して「依頼したことをわかってもらっていない」と進捗を停滞させたりすることがありませんか

良い印象のときに相手がかけているメガネは「グッドグラス」、悪い印象のときに相手がかけているメガネは「バッドグラス」です。相手が今、どっちのメガネをかけているのかに関心を持つことは重要な心得です。バッドグラスは説得によってグッドグラスにはなりません。クレームが発生したときの対処は言い訳などせずにひたすら相手の主張を傾聴することですが、バッドグラスをかけた相手の対応も同様で、無駄に説得などせずに誠実に自分の仕事を約束通り行うことです。まれに誤解がバッドグラス状態を生むことはありますが、ほとんどの原因は何らかの落ち度です。そこで発生した怒りや失望などの感情をフラットに沈めるのは、相手の期待に沿って誠実に仕事をやり直すことだけです。その先に相手がバッドグラスをはずしてくれるときがやってきます。

過去と相手は変えられません。変えられるのは自分と未来のみです。変えられるものを変えていきましょう。

以上で朝礼を終わります。


2 コメント

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  1. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    制作共有の際に、斎藤さんがこの会社様は〜〜と、シップとの関係性やどのようなお客様なのかを共有していただきます。
    これまでは頭の片隅に置いてありましたが、シップの一員として、これまでの関係性を知り受け止め、ご要望にお応えできるように視点を変えていきます。
    そのためにはやはり自分の成長や自分ごととして考えることが必要になると感じました。
    目の前のことだけではなく、自分が下層責任者だったら、PMだったら、作業者だったらと、一つの物事に関して視点を持って目線を上げ、今の自分に必要なインプットアウトプットが目的とずれないようにしていきます。

    • 同じ努力をしても良く受け止めていただけないことを
      「理不尽」と考えがちですが、原因はあります
      現象をみて、原因をセットで考えられるようになると
      仕事の段取りができるようになります

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