ビフォーアフター社長日記

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右往左往は練習不足 6月8日 SHIPの朝礼

おはようございます。6月8日SHIPの朝礼を始めます。マネージャー(マ)とメンター(メ)の会話です。

マ:「研修ではいつもみんな理解したと思うんです」

マネージャーが、少し疲れた顔で言った。

マ:「ダブルダイヤモンドも、課題設定も、顧客の言葉をそのまま受け取るなという話も、頭では理解しているつもりです。でも現場でお客様から急に言われると、みんな真っ白になります」

メ:「たとえば?」

マ:「AIチャットを導入したお客様から、『良い回答が少ないけど、これ入れて意味あるの?』と言われたんです。そこで担当者が、『起動ボタンを大きくして目立たせましょう』と答えてしまった」

メ:「なるほど。お客様の言葉に、そのまま反応したわけだな」

マ:「はい。『使われていない』と言われたように聞こえたから、『目立たせましょう』と返した。相手は何も言わないものの疑問は解決されていない。現場の右往左往は変わらない。どうしたらいいんでしょうか」

メ:「それは一言で言えば、練習不足だ」

マ:「スキル不足ではなく、練習不足ですか」

メ:「間違いではないが、スキルと定義すると、行動を伴わせにくい。スポーツでも音楽でも同じだが、試合で体が動くようにするには、反復練習がいる。楽譜を読めることと、人前で演奏できることは違う。ところが仕事になると、多くの人が練習なしにぶっつけ本番でできると思っているところが問題だということだ。」

マ:「確かにそうです。練習しないから、いつも同じ穴にはまる」

メ:「だから、結果を出すマネージャーは、ロールプレイングやディスカッションを入れる。現場で恥をかく前に、練習でつまずかせる。とっさの場面で、へぼな反応を減らすためだ」

マ:「では、何を練習させればいいのでしょうか」

メ:「まず、自分の仕事を因数分解して説明できるようにすることだ」

マ:「因数分解ですか」

メ:「AIチャットなら、最低限これくらいはメモを見なくても言える必要がある。AIチャットは365日24時間、質問対応をしてくれる。営業時間外の対応が半分以上になることもある。他社との違いを見せる強みにもなる。質問を解析し、返答を生成するのはLLMだが、単なるAI回答と違って、その会社独自のRAGが答えの独自性になる。初期対応のストレスも減らせる。返答精度が上がれば、ナーチャリング効果も高まる。さらに経験の浅い社員が、AIチャットを見て学ぶこともある」

マ:「これが頭に入っていれば、急に聞かれても戻る場所があるわけですね」

メ:「そうだ。戻る場所がないから、目の前の言葉に反射してしまう」

メ:「Google検索はEnterを押せば、すぐに答えが出る。しかしLLMは違う。Analyzing your query… Processing your request… と、一度考える。人間の対応もそれと同じでいい」

マ:「すぐ答えなくていい、ということですか」

メ:「間の取り方も練習だ。『入れて意味があるの?』と言われた瞬間に、心の中で Analyzing your query… と唱える。これは何を聞かれているのか、と一段上げる」

マ:「回答精度が悪いという話なのか。利用者が少ないという話なのか。投資リターンが見えないという話なのか」

メ:「そこだ。顧客の言葉は形を変えるが、上層にある問いはだいたい同じだ。『投資リターンは何なんだ?』であることが多い。今回の『入れて意味あるの?』も、現場の言葉になっただけで、上層では投資リターンの確認だ」

マ:「すると、答え方は変わりますね。『起動ボタンを大きくしましょう』ではなく、まず課題を分ける」

メ:「そうだ。たとえばこう言えばいい」

メ:「おっしゃる通り、回答精度はとても大事です。いま確認すべきことは二つあります。一つは、回答精度そのものの問題。もう一つは、AIチャットが御社のリード獲得や顧客育成にどう貢献するかという投資リターンの問題です」

マ:「それなら、会話の質が変わります」

メ:「さらに続けるならこうだ。『AIチャットの役割は、ホームページを見た人に、これは何だと気に留めてもらい、すごいね、この回答と驚いてもらい、他ではここまでの顧客サービスがないから相談してみようと思ってもらうことです。そのためには、御社独自のRAGを育てて、回答の独自性と精度を上げる必要があります。そこに一緒に取り組んでいきましょう』」

マ:「なるほど。ボタンの大きさは最後の話ですね」

メ:「そう。目立たせることが不要なのではない。だが、それは解決すべき課題を設定した後の手段だ。課題設定の前に手段を出すから、反射対応になる」

マ:「つまり、とっさの対応力を上げるには、自分の仕事を普段から因数分解しておき、よくある顧客の言葉を上層の問いに変換し、それに答える練習をする必要がある」

メ:「その通り。お金をいただいて仕事をしている以上、顧客の本質的な疑問は『投資リターン』だ。さらにいうと、ほとんどの課題解決は『共同プロジェクト』化だ。顧客の言葉を表面的ではなく、その本質を織り込む。それが仕事だ。仕事も練習しなければうまくならない。研修でわかった気になることと、現場で使えることの間には距離がある。その距離を埋めるのが、ロールプレイングであり、ディスカッションであり、反復練習だ」

マ:「では、マネージャーの仕事は、答えを教えることだけではないですね」

メ:「むしろ、練習経験を積ませることだ。とっさのときに頭が真っ白になる人を責めても変わらない。真っ白にならない型を持たせる。心の中で Analyzing your query… と一拍置けるようにする。そこから、相手の言葉を課題に変換する」

メ:「ほとんどの顧客の言葉の裏には『投資リターン』の言及があり、ほとんどの解決で抜けるのが『共同プロジェクト』だということがわかって練習と実践を繰り返せば、みんな右往左往から解放されるよ。」

以上で朝礼を終わります。

16 コメント

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  1. 期待値のコントロール
    AIチャットボットでも広告でも制作納品でも同じで
    目的がありお金をお支払いいただいている

    結果を出したい、出せていない、もっと欲しい、
    そこに対してプロとして原理原則からお伝えをする

    そしてこちら側だけが作業を請け負って解決できることは少なく
    お客様の現場感覚とあわせて一緒に試行錯誤していく、この姿勢

    まずはいただいたお声、期待や不満を自分事でしっかり受け止めること
    この言葉をすっとばして
    思い付きのとりあえずの対応をしてしまう
    それでいいと思ってしまう
    ここに気づかないのが瑕疵に気づけない瑕疵

    そしてそれが現場で起こらないように
    マネージャーは先廻りをして方針・シナリオ・解決策を提示し、
    それが現場で展開できるよう練習・フィードバックをしていく責任がある

    次は点ではなく起きたことから先廻りし同じことが起こらないようにしていく

    すべての分野においては出来ない、時間が無い、とするのではなく
    知らない考え方は学び、展開応用しフレーム思考で出来るようになっていきます

  2. 完全に自分の役割領域での具体例です。
    言われたことにそのまま反応してしまう癖。
    その場でぱっと目的に戻れないのは、練習不足です。
    じっくり時間をかけてやると、当然 目的に戻って言語化はできてしまうので、
    問題ないと勘違いしてしまいます。
    ただ、この時間をかけてやる(または時間がかかるもの)ということを当たり前にしていては、
    プロとしてお客様とすり合わせながら解決していくことは難しいです

    接点前の事前練習、
    日報もだらだら時間がかかる=練習不足と理解し、
    短時間で決めてアウトプットを意識して練習を行っていきます。

  3. 自分の仕事を因数分解して説明できるようにする>理解できているつもりでもプレゼンが上手く説明できないのは、自分はこの因数分解がまだできていないからだと思っています。
    現在の研修はこの因数分解の練習を意識してくださっていると感じます。日報の新しいフレームや新掟を通して、因数分解のやり方を練習し、言語化力やその先のプレゼン力を磨きます。

  4. 方針→管理→実行
    レイヤーで情報が整理されていても、実際に準備して練習して失敗していなければ、本来の目的を達成することができない。
    現場が考え方を身に着けて何度も言語化の練習をしてようやく身についてくる。

    毎日のアウトプットで意識していつでも練習、振り返りを実践してチームで実行できるようにしていきます。

  5. 知識があるのと実践ができるのは大きな違いがあります。
    どれだけACAフレームや認知のコア等の知識が着いても作成の際にその考えに元ずいた物が完璧に作れたことはありません。
    反復練習が足りていないという事実に対して今掟でシップ作成したホームページの分析を行ったりその分析の時間が多く取れるように制作時間短縮を狙いPhotoshopのタイムアタックも行っています。
    これらの反復練習は全て「お客様を喜ばせる」という目標に繋がっているので今行っている反復練習の意図をしっかりくみとり行います。

  6. 自分もデザイナーやPMとしてお客様や社内から急な要望や修正依頼を受けた際に、ただその場で考えずに反応してしまうこともありますが、それでは失敗パターンで
    まずは自分の業務を因数分解し、ただ修正に対応するだけではなくどうしてその依頼があるのか、本当に求められている対応とその目的は何かと、一段上げて考えることで本質を外さない対応が出来ると改めて理解ができました
    それぞれのデザイン提案やプロジェクトについて、上流からフレームに則って意図が説明できるよう言語化も含めて練習をすることで、
    とっさの対応でも表面的ではなく、適切な答えを出せるようになれるよう常に本質的な課題を考え取り組みます

  7. 本来お客様の問題は共通している。
    練習を重ねてフレーム化されれば、右往左往することもなくなる。
    たくさん考えて、失敗と成功の理由を言語化することで、いずれ意識しなくても無意識にできるようになる。

    目の前のことに反応して、おさまればよかったね。
    これでは積み重ねにならない。偶然の結果。
    油断をせず常に自分の状況を理解して、次のステップに向けてトレーニングしていきます

  8. 教わった考え方や商品サービスについて理解はできていても身についていることにはなりません。学んだこととそれを表現する自分の経験にギャップがあるからです。
    普段から研修の目的を前提で理解し、自分が行っていることを要素に分解しながら理解を深められるよう、反復練習的に取り組んでいきます。

  9. 戻る場所がないから、目の前の言葉に反射してしまう。つまりシップの考え方、商品サービスの原理原則を頭ではしっかり理解しているつもりでも、それらが自分の中で瞬時に引き出せる血肉になっていない。まさに今の自分のことだと痛感しました。
    そのため今後は、自分の仕事を細かく因数分解し、いつでも立ち返れる場所を自分の中に構築した上で、量稽古を積んでいきます。

  10. 現在、基本的にはメンテナンス・代行対応を行っており、メールやSNSグループでのやり取りが中心のため、お客様から対面や電話で急に質問などをいただく場面は多くありません。

    ただ、お客様の言葉に即反応して表面上のことのみにしか目がいかず、根本の課題は不明、結果、何も解決ができていない状態。
    これは過去何度も行ってしまっていた行動です。

    メールやSNSであっても、すぐに作業や返答に入るのではなく、「この対応の目的は何か」「お客様は本当は何を解決したいのか」を一度立ち止まって考え、着手前に説明できるようにする。
    右往左往しないためには、日々の対応の中で目的を確認する練習を積み重ねる。
    すべての対応で一度立ち止まり、目的を考えることを100%実施し、身につけていきます。

  11. 自分もお客様から頂いたご要望に対し、その場で反応し答えてしまうことがありますが、因数分解し本質を見ることが求められている

    お金をいただいているからこそプロとして対応しなくてはいけない。
    その場の思い付きや反射神経で答えてしまわないように、
    「なぜその要望が出ているのか」「何を実現したいのか」を理解した上で、目的やプロジェクトの方針、お客様が目指す姿からブレずに提案・説明できる状態をつくることが重要なので、
    そのためにも、常に本質を捉え、自分の言葉で理解・説明できるよう整理して対応ができるようにしていきます。

  12. ミスが起きたり、手戻りがあると何が課題かを定義せずに、場当たり的に対応して問題がなくなったと思い込みます。
    課題は残ったままなので、また同じミスをします。
    作業レイヤーかつ納期もあるので即応性は大事ですが、根本的な課題を振り返らずに先に進んで別のプロジェクトで同じミスを繰り返しがちなので、日報や振り返りを使い、上位レイヤーに立ち戻って根本的な課題を解決します。

  13. おはようございます。
    今週もよろしくお願いいたします。

    練習以上のことを本番ではできない。だからこそ、反復練習が必要になる。常に上位レイヤーと作業レイヤーを行き来した、インプットアウトプットができていれば、お客様からいただいたご質問に関しても、原因を因数分解し、問題と解決の提示ができる。
    わかったつもりでいても、アウトプットをしていないと、思いつきや作業レイヤーの目線で、話してしまう。
    クリエイトチームには、お客様の手にディレクターやPMへプレゼンする機会がある。日報もあるので、お客様の問題解決に貢献できるよう、一つひとつを大切に、反復練習とインプットアウトプットを継続していきます。

  14. おはようございます。

    お客様から言われた言葉に対してそのまま対応行動してしまうと、疑問を解決したことにならない。言葉の意図を汲み取って問いに変換し、解決すべき課題は何かを明確化することで「投資リターンは何か」という上層の問いにたどり着ける。また急に聞かれて答えられないのは日頃の練習不足(自分の仕事を因数分解して説明できるようにする)であり、練習していれば急に聞かれても目の前の言葉に反射的に対応せずに上層の問いに答えられる。自分は、お打ち合わせで自分に説明が振られた時に、答えに自信が無くて逃げてしまう癖がありますが、日ごろから自分の仕事を因数分解し理解していれば自信をもって答えられると思います。

  15. おはようございます!
    現在担当しているPSTの記事作成では日々さまざまな判断(見せ方、表現など、、、)が発生しますが、その判断を感覚や過去のやり方だけで行うと、10社10通りのアウトプットになってしまいフレーム思考になれないと感じます。
    ただ、事例がどのような役割を持って、誰にどんな価値を届けるために存在しているのかを理解していれば、いつでも立ち返ることができると感じました。

    最近作成しているAIO事例代行は、単にヒアリングした情報を整理するだけではなく、なぜその情報が必要なのか、なぜその表現にするのかを説明できる状態で制作することの重要性を感じています。。
    どうしても文章力や表現力に目が行ってしまいますが、制作の目的や構造をどれだけ理解しているかによって変わると思うので、今後も訪問後や他社事例の分析も通して、再現性のある制作につなげていきます。

  16. クリエイティブの目的は、商品の機能を伝えることではなく、それによって変化する未来の快適な生活をエンドユーザ様に想像させること。ターゲットの生活から逆算して、競合との差別化を図るための視覚的ストーリーを設計する重要性を再認識しました。実際の広告画像制作では、「掃除がラク」という文字をただ置くのではなく、子供が笑顔で手洗いする写真を選んだり、毎日使う安心感を暖色系のトーンで表現したりと、文字要素を直感的に落とし込んでいきます。

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