ビフォーアフター社長日記

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住宅に占める木材費の割合  8月16日 SHIPの朝礼


おはようございます。8月17日SHIPの朝礼を始めます。今日も夏休みバージョンですが、ここのところウクライナ危機の影響もあり、多くの材料価格が高騰しています。住宅関連の材料も例外ではありませんが、木材費は住宅価格の中でどれくらいを占めていると思いますか?

富山県木材組合連合会
https://www.toyamakitosumai.net/pages/34/

木材は高い?
木造住宅の建築費の中で、木材費の占める割合は10~20%にすぎません。断面の大きな柱や梁・桁、寸法精度の良い乾燥材をたくさん使っても、木造住宅の価格は大きく増加することはありません。

木造住宅に占める木材費は決して高くはありません。
木材は高いというイメージをお持ちではないでしょうか。材質によっても異なりますが、例えばスギ柱材は3m、10.5cm角の並材で、1本2,000円くらいです。家を建てるのに必要な柱材の本数は約100本として20万円程度です。乾燥した柱材を使った場合でも、1本2,300円として23万円とわずかに増加するだけです。木材は決して高い材料ではないのです。

木造住宅に占める木材費の割合
では、木造住宅に占める木材費の割合はどのくらいなのでしょうか。在来軸組工法の事例を紹介します。表から分かるように、木材費は建築費全体の約10~20%を占めるにすぎません。

富山県木材組合連合会のWebサイトにありますように
事例2-1では12.2%
事例2-2では17.8%
事例2-3では15.6%
になります。

住宅リフォームは部位によって材料費の占める割合が異なりますので、日本の一般的な木造軸組構造の住宅建築の見積書内訳はこの機会にざっくり頭に入れておいてください。プロの仕事・工事費は55%前後になっています。この割合が高いほど創り出している付加価値が高いといえます。

私達の仕事のひとつは、お客様のプロの仕事の価値をエンドユーザーに伝わるようにして、付加価値を上げていくことでもあります。材料費の値上がり分を工事費で吸収し粗利に直結する工事費を減らさなくても良くするマーケティングを行うことです。

以上、SHIPの朝礼を終わります。


16 コメント

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  1. 建築の世界にも一歩踏み込んで、費用の成り立ち等抑えておくことも、昨日の「現状把握」に繋がるなと思いました。

    当時はあまり気にしてませんでしたが、自宅のリノベの見積もり明細もそういう視点で見返してみようと思います。

    また、自宅リノベを手がけて頂いたT社様とずっとやってきているのは、建てられる棟数に限りがある中で、基本価値拡張(付加価値の言語化・演出)を行い、勝ちパターンである営業プロセスへの誘導を行う取り組みです。
    継続すると共に、他社様でも価値拡張を起こしていけるように努めます。

    • ベテランは棚ぼたを待っているだけでなく
      話題を深ぼっていくために勉強する必要があるのが当然で
      掲載した見積もりも、一式で下請けに出す会社もあるので
      実際は様々ですのでここからさらに自分で情報を加工していく必要があります

  2. 住宅リフォームランキングで上位の大手が水廻り4点セットを20万ほど値上げしました。今回の比較表では新築住宅の例ですが、現場でのリフォームは商品値上げによる原価吸収をどうするか?工夫して吸収するか、そのまま上乗せするか?チラシを毎月作り直している企業様もいらっしゃいます。
    損したくない生活者の心情をくみ取って、お得にリフォームするには?を生活者目線とプロの目線とをもって具体的にトライアルしていきます。

    • ターゲットによっては諸物価が上がっているときに
      上がっていない方が反応がにぶくなってしまうと思います
       
      PDMでこのあたりのデータを取っていけば
      同じ商品構成で 20%あげた広告と据え置いた広告
      の反応の違いが観測できたと思います

  3. おはようございます!

    >この割合が高いほど創り出している付加価値が高いといえます。

    リフォームの価格設定は一般生活者からして不透明な点が多い中、
    ここをいかに説明できるかが信頼・信用にかかわってくる部分だと感じています。

    そのために自分は何ができるのかを考えると、
    InstagramでHPよりも身近な発信するサポートをして、
    エンドユーザー様に安心・信頼感を持っていただくことだと思っています。
    特に、エンドユーザー様との繋がりが大切な地域密着型の会社様に積極的におすすめしていきたいです。

  4. おはようございます!
    ユーザー企業様の現状把握のためにもこのような事実の数字は知識としてインプットしておくべきだと感じました。

    >>お客様のプロの仕事の価値をエンドユーザーに伝わるようにして、付加価値を上げていくこと

    WMでも小手先の対応や施策ではなく、根本的な目標に対して現状を把握し、仮説をもって提案ができるようにします。そのためにも、建築・リフォーム業界に関するインプットも継続して続けていきます。

  5. 実家が新築で建てて5年経ちました。
    帰省して、当時どうやって会社を選んだのか、聞いてみていましたが「どこの会社がいいかわからないからここら辺で聞いたことあるところを選んだ」とのことで、実際に周辺をネットで調べてもどこも正直一緒なイメージでした。
    僕らの仕事として、お客様のプロの仕事の価値をエンドユーザーに伝わるように。ここをあらためて大切だと思いました。
    今日の朝礼で学んだことは、今後に活かしていきます。

  6. 材料費などの高騰はあるが、
    リフォーム店、工務店様のプロの仕事の価値理解をし、単に値上げとか、工事費をさげるというようなところではなく、
    どのように生活者にプロの仕事をとどけるか。
    この深掘りをお客様との一緒におこなっていき届きやすいマーケティングを進めていくことが私たちの役割だと思うので、
    現状理解をまずは進めます。

  7. プロの仕事・工事費は55%前後

    材料費や諸経費は固定か、現状上がっているところが多いと思うので、
    価格競争をしている会社はここの比率を下げて、コストカットしているんですね。

    工事費はほとんどが人件費だと思うので、ここを削ることはその会社の発展を阻害することと同じで、「周りに合わせて価格を下げましょう」という提案は安易にするべきではないと思いました。

    エンドユーザーに選んでもらうために、お客様が持っている価値を拡張する。
    常にその選択肢を用意して顧客対応に臨んでいきます。

  8. お客様のプロの仕事の価値を、エンドユーザーに伝えるためには、お客様の強み、リフォームの方法や作業の流れを理解するだけではなく、様々なリフォーム会社をインプットし、それぞれの良さを理解することだと感じました。
    理解することで、なんとなくの提案ではなくなると思いました。

    技術力が優れている会社・ご相談からアフターサービスまでとことん寄り添ってくれる会社と、漠然とした枠でしか理解することが出来ていなかったと感じたので、そのなかでもどんな違いがあるのかを感じ取り、インプットしていきたいです。

    地域や今までどのようなお客様の対応をされていたのか・どのようなリフォームが得意かなど、細かいところまで知りたいと感じました。

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