おはようございます。3月21日SHIPの朝礼を始めます。
今日は、佐久間製菓の自主廃業の話から、私たち自身の「先手の時流適応」について考えたいと思います。
佐久間製菓は、サクマ式ドロップスという国民的ブランドをつくった会社です。昭和、戦後、ノスタルジー、そして「缶入りドロップ」という象徴的な商品体験を含め、多くの人の記憶に刻まれてきました。宇多田ヒカルの楽曲にまで連想が及ぶほど、強い認知を獲得したブランドでした。

しかし、その強さが逆に会社の重心を固定しました。看板商品があまりに強かったゆえに、“缶入り+懐かしさ+単一ブランド依存”というモデルから抜け切れなかったのです。
市場では静かに、しかし決定的なゲームチェンジが起きていました。消費者のニーズが、持ち歩きにかさばる「缶入りドロップ」から、チャック付きで手軽な「グミ」や、瞬時にリフレッシュできる「タブレット」へと移行していったのです。多様な食感や機能性を求める新しい需要への適応が遅れたところに、コロナ禍やコスト高が重なり、2023年に自主廃業を選びました。
ピークの1995年期に売上約37億円だった数字は、2022年期には約15億円まで落ち込み、大きな赤字を抱えました。ブランドの知名度があることと、次の時代に勝てることは同じではないということです。
ここから私たちが学ぶべきことは明確です。変化が誰の目にも明らかになったときには、もう遅い。顧客が減り「もう厳しい」と見える段階は、ゲームチェンジが終わった後です。そこで慌てて動くのは「先手」ではなく、ただの「追い込み対応」に過ぎません。
私たちもこれまで、業界特化のサポートに強みを持つWeb制作会社として、ありがたいことに現在も非常に多くのユーザー企業様に支持されています。しかし今、そのサポートもWeb制作自体も、AIに置き換えられつつあります。制作の一部は自動化され、分析は自然言語化し、顧客の情報収集行動そのものもAI経由へ移行するなど、静かに、確実に構造は変わっています。
だからこそ、私たちはここで次のフェーズへ乗らなければなりません。現在どれほど多くのユーザー数を抱えていようと、決して安泰ではないのです。
ビジネスの世界はオセロのようなものです。「AIによるDX」という次代の盤面の「四隅」を、今のうちに先手で確実に取っておかなければ、これまで私たちが懸命に築き上げてきた自陣の盤面など、あっという間にひっくり返され、他社に塗り替えられてしまいます。
私たちはこれまでWeb×AIの二刀流と言ってきましたが、これからはさらに踏み込みます。AIが差配する世界でのWeb集客をどう設計するか。そして、人手不足が進行する社会において、無人化・省人化をどう実装し、DXとして顧客に提供するか。この2つを新しい主戦場として捉えます。
つまり、これからの私たちは「ホームページをつくる会社」から、「AI時代の接点づくりと運営の仕組みを実装する会社」へ進化していく必要があります。顧客接点をつくり、反応率を上げ、その先の対応や運営までAIや仕組みで支える。この提供価値へ先手で移ることが重要です。
時流適応とは、困ってから変わることではありません。まだ売れているうちに、既存事業が回っているうちに、次に移ることです。佐久間製菓の事例を、ただの懐かしい話で終わらせず、自分たちの未来への教訓にしたいと思います。
先手で時流適応していきましょう。
以上で朝礼を終わります。
2026年3月23日 at 8:59 AM
>「AI時代の接点づくりと運営の仕組みを実装する会社」
WEB✕AI =
集客の鍵はAIに「推される」こと。
人材不足は「無人化」で乗り切ること。
今進めている月1のAIに推される会社様のインタビューで
生の声を伺い、対談コンテンツ化、実データを出すウェビナー化へする過程で
この時流適応・提供価値をまずは自身に腹落ちさせ語れるようにしてきます。
そして、外部への発信と現場への浸透を通じ
実際に変化ができるよう進めていきます。
2026年3月23日 at 12:04 PM
足元がレッドに染まる前に、お客様から期待いただく役割は引き継ぎつつブルーな足場に移っていく
この移動を進めていきましょう