おはようございます。11月4日、SHIPの朝礼を始めます。
AIの社会実装が進むにつれて、スマイルカーブの真ん中にある仕事の価値が急速に下がっているという話を、これまで何度もしてきました。指示されたものを制作する、決められた作業を正確にこなす、情報を整理して資料にする。こうした仕事はAIに代替されていきます。しかし、ここで誤解してはいけないのは、手作業やアナログの仕事そのものがなくなるわけではないということです。
11月2日のNHK「あさイチ」で、手書きの力が特集されていました。その中で取り上げられていたのが、ドン・キホーテの手書きPOPです。ドンキといえば、店内を埋め尽くすような独特の手書きPOPが有名です。専門のPOPライターがいて、商品の特徴や価格、魅力を、文字の大きさや色、配置などを工夫しながら表現しています。
普通に考えれば、POPはパソコンで作った方が速く、きれいで、修正も簡単です。AIを使えばキャッチコピーもデザインも瞬時に生成できます。では、なぜドンキは手書きPOPを大切にしているのでしょうか。
それは、POPを作ること自体が目的ではないからです。
お客様が売り場を歩いているとき、どうすれば目に留まるのか。何を書けば興味を持ってもらえるのか。どうすれば商品を手に取り、最終的に購入してもらえるのか。そして実際のお客様の反応を見ながら、表現や配置を変え、その効果を検証する。この一連の仕事にこそ価値があるのです。
ここにスマイルカーブの本質があります。
左端は、何を、誰に、どう伝えれば売れるのかという企画・設計の仕事。右端は、売り場で実際にお客様の反応を見て、成果につなげ、改善する仕事です。この両端を押さえているからこそ、真ん中にある手書きという作業にも高い価値が生まれます。
つまり、手書きだから価値があるのではありません。顧客の購買行動を理解し、成果を出すために手書きを選んでいるから価値があるのです。もし何も考えず、指示された通りにPOPを書き写しているだけなら、それはAIや印刷に置き換えられる仕事でしょう。
我々の商品サービスの話ですが、AIチャットがAIエージェント化し、顧客の相談内容に応じて「Note」や「スタディプラン(プラン提案)」を作成してくれるようになりますが、これが人間だったら2~3時間かかるレベルのものを2分くらいで届けてくれます。我々の顧客もそのプランを読み解き、顧客の要望を読み解き、AIも含めて俯瞰した見識で意見を述べることが求められるようになります。
やはりすでにとんでもない時代に入ってます。Derukui2.0スピリッツでガッツポーズを!
以上で朝礼を終わります。
2026年11月4日 at 9:05 AM
セミナーの集客でも、メールの件名や本文、動画、バナーをAIで制作すること自体が目的になってはいけないです。本来の目的は、リフォーム会社や工務店の経営者にセミナーの価値を伝え、申し込みという行動につなげること。その先にお客様の課題を解決すること。企画段階では、ターゲットが抱えている「他社との差別化」や「顧客との接点づくり」といった課題を捉え、何を伝えれば参加したいと思ってもらえるのかを考えます。
またその中で、ただ施策を実行するのではなく、過去の結果から「なぜその改善が必要なのか」「どの数字を変えるための施策なのか」という仮説を持ち、実行後の結果まで検証していきます。