ビフォーアフター社長日記

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石田三成のお茶出しの逸話に重ねて考える 9月29日 SHIPの朝礼

おはようございます。9月29日SHIPの朝礼を始めます。

来客にお茶をお出しするという行為は、日本の礼儀作法の中でもごく日常的なものです。しかし、ただ茶を差し出すだけなら誰にでもできます。そこにどれほどの心配りを込められるかによって、その行為は凡庸にもなり、逸話として語り継がれるほどの特別なものにもなります。

戦国時代、豊臣政権の重臣・石田三成には、その象徴的な逸話が残されています。若き日の三成が寺の小僧として仕えていたころ、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)が寺を訪れた折のことです。

三成は最初にぬるめで量の多い茶碗を差し出し、次にやや熱めで適量の茶を、最後に熱々で少量の茶を供しました。秀吉はその心配りに感心し、彼を召し抱えるきっかけとしたと伝えられています。

その理由は明快です。

  • 最初はぬるめ・多め:長い道中で渇いた喉をいやすため。
  • 次はほどよい熱さ・適量:落ち着いて味わえるように。
  • 最後は熱々・少なめ:満足の余韻を楽しむため。

そこには、相手の状況を読み取り、その時々の欲求を先回りして応じる思考がありました。これこそが「ただのお茶出し」を超えて、秀吉の目に留まる特別な行為となった理由です。

さて、第3四半期が明日で終わります。
今季のスローガン:「顧客の問題・解決を通じて成長する」

このスローガンは、デザイン思考を整理した「ダブルダイヤモンドフレーム」を意図しています。すなわち、多くの課題の中から「解決すべき課題=ISSUE」を見極め、そこにリソースを集中することで問題解決を進めていく、というものです。

三成のお茶出しに重ねて考えてみましょう。遠路はるばる訪ねてきた客の「解決すべき課題」は、まず喉の渇きです。そのためには、ごくごくと飲めるぬるめの茶を多めに出すのが最適解です。乾きが癒えたら、人は落ち着きを求めます。そのときには、ほどよい熱さの適量の茶がふさわしい。そして満ち足りたあとの潜在的な欲求は「余韻を楽しむこと」であり、それを満たすのが少量の熱い茶なのです。

相手の状態や気候、こちら側のリソースは常に変化します。それを無視してマニュアル通りに応じれば、最低限の礼は尽くせても、相手を喜ばせることはできません。

私たちは同じ業種の顧客、同じ課題の解決を担う専門家です。だからこそ、小僧時代の三成の逸話に学び、「相手にとっての最適解」を読み取り、届ける仕事を心がけたいのです。

以上で朝礼を終わります。

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4 コメント

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  1. おはようございます

    自分達にとっての最適解 不満・ポエム
    相手にとっての最適解 喜び・パートナー

    目線がさがって、ポエムが相手にとっての最適解と勘違いして「仕事をやった気になっている」状態がありました。

    プロだからこそ、考え方を統一し、お客様の状態に興味をもってリスペクトして、本質的な課題にたどり着き、そう、これがやりたかったことだ!という合意を得て一緒に解決のためのプロジェクトを実践する。

    本来楽しく、やりがいや誇りを持ち、そこに関わることで熱量も上がり成長ができるサイクルを作れていなかった。
    今期、この感覚を身に着け、メンバーの成長を応援します。

    • 石田三成の逸話は史実かどうか怪しいですが、教材としては優れていると思います
      これを現場の仕事にあてはめて議論してみると良いと思います

  2. 常に相手を想像すること。

    提供するものは大きく変わらなくとも
    相手を想像したときの出し方はたくさんあります。
    またその最終到達点は喜んでもらうためです。

    今日こんなことがあって喜んでもらえてよかったで終わらず
    訪れるお客様の状況に合わせて、喜んでもらえるパターンを習得すること
    言語化の練習もここにポイントがあると思います

    チームでここを積み重ねていけるように日々
    伝えていきます

    • >提供するものは大きく変わらなくとも
      >相手を想像したときの出し方はたくさんあります。
      >またその最終到達点は喜んでもらうためです。

      そういうことです

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