ビフォーアフター社長日記

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SOSの考え方 6月28日 SHIPの朝礼


おはようございます。6月28日SHIPの朝礼を始めます。一昨日開催したSHIPオンラインセミナーがとても感動的だったのでそれについてお話したいと思います。

職人不足の過去現在未来や職人不足対策のひとつの手段になりえる不登校児の増加について過去の朝礼で話しました。

国土交通省も大工など建築職人不足は問題としては十分わかっていて、過去に膨大な金額が大工不足解消のために費やされましたが、成果はほとんど上がっていません。少子化対策と似たところがあります。
建設業の人材確保・育成に向けて(平成31年度予算案の概要)
https://www.mlit.go.jp/common/001266808.pdf
建設業の人材確保・育成に向けて(令和4年度予算案の概要)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001446866.pdf

解決されないのは構造的な、本質的な問題に踏み込まず、対象者への「職業教育」と「教育のコスト負担」に終始しているからです。

セミナーで紹介されたマイスター高等学院は


表面だけ見ると、同じような職業教育の場に見えます。しかし実態はかつての「職業教育」に欠けていたことが充当されいました。それはかつて職人を育てる現場で親方から教わる「哲学」、「ものの考え方」です。マイスター高等学院は論語を使って、「哲学」や「ものの考え方」を教えます。さらに建築技術は3年間建築会社に臨時職員(アルバイト)ととして務めることで現場の職人から習得します。高校卒業資格は定時制高校に通うことで得られます。建築会社で働いた給料で高校の学費をまかないます。その他様々な研修を人材開発助成金などで補充していきます・ここにお金がまわる仕組みはできています。

次が重要ですが、建築会社の経営を外部基準をあてはめてレベルアップしていきます。学生に関わる建築会社の個々人もコーチングなどの資格取得が必須になっています。職人不足の本質的問題は、学生として「職業教育」を何人に受けさせても、働く環境がブラックのままで、「ここで働きたくない」と若い人が去っていくことにあったのです。そして受け入れ先の会社では、昇給システム、評価システム、賃金テーブルなどを導入して、自分のキャリアに応じて収入も上がっていくイメージが持てるようになります。

この仕組みを運営するのが、一般社団法人マイスター育成協会であり、建築会社が正会員となって全国に7万社になっていくことで職人不足は解消されていくという話でした。26日はリアル会場でも早速正会員に手を上げた人もいらっしゃいましたし、オンラインでも当社ユーザー様から「参加したい」というアンケートをいただきました。

講演の形式も一人が話して他は聞くという普通の講演は30分くらいにして、その後1時間弱は経験豊富で見識も高いゲストのお二方とのやりとりでテーマが本質的なところでで深掘りされていきました。この建設的な議論は懇親会から2次会まで続きました。残念だったのは聴講者が目論見より少なかったこと、ホームページに申し込みが見当たらなかったなどのお声をいただいていたり、機会損失を産んだ何かがあったのかと修正する必要がありそうです。懇親会で「今日のセミナーは良かった。他にもセミナーをやられているようですが、どんな考え方でやられているのですか」と聞かれました。私は「お客様に知っておいて欲しいこと、知っておくと経営や個々にとってもプラスになる情報をお届けする役割があると思って実行しています」というような意味のことをお答えしました。この朝礼の場では言い換えます。「社員の皆さんに知っておいて欲しいこと、知っておくと経営や個々にとってもプラスになる情報をお届けする役割があると思って実行しています」。アーカイブがアップされたらぜひご覧下さい。

以上、朝礼を終わります。


16 コメント

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  1. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    問題を根本から解決するためには、お金だけではなく考え方から見直すことが大切と感じました。
    何か問題が起きた時、その場で解決するのではなく、なぜ起こってしまったのか、なぜ今まで問題として挙げられなかったのか、どうしていれば防ぐことができたか、など考えて行くと他の問題に気がついたり、解決につながるヒントを得られると感じます。
    朝礼ブログや全体会議、日々の朝〆会での情報共有の場を大切にしていきます。

  2. 職人不足という問題解決は、受け入れ側の変革を含めた業界全体のアップデートが必要というとても大切な示唆を含み、即行動にもつなげられる具体的な取り組みとしてお客様に紹介していきます。

    • 問題解決の事例としてもとても良いものだと思いました
      レイヤーを上げて(目線をあげて)解決策を提示するということは
      私達の仕事にも通じます

  3. おはようございます!
    WMでは月に一度は人の問題の話がお客様より必ず出てきます。
    問題解決のための取り組みとして知っておくと自分にとってもプラスになると思います。
    支援している業界の問題と解決を常に考えていきたいです。

    セミナーは所々でしか聴けなかったので、アーカイブ聴講します。

    • 普段からアウトプットするとよいです
      アウトプットしてフィードバックを受ける
      俯瞰してフィードバックの意味を受け止める
      そのトレーニングがあって、このタイプの問題の会話を外部ともできるようになります

  4. おはようございます。
    職人不足は父の仕事をみていてとても感じていました。いくらお金がよくても、ある程度の年齢になると身体を動かすのが辛いほうがまさってしまい将来のことを考えると現実的ではないという方が多く、辞める方がいたかと思います。なので、やはり職人の働き方というものも変えていかなければ職人不足は変わらないと実感しました。そこで働き方の体制を整えて若い方を育てるという方にシフトチェンジしていくは必要と同時に感じました。職人の世界では、言葉で説明するより見て覚える方法が多いと思うのでそういった、体制の部分だったりをサポートしていければと思います。

  5. おはようございます。

    SOSセミナーを上げる際必ず動画の早送りをしてダイジェストを作っているので毎回の内容はある程度聴講できています。
    ただ聴講するのではなく、そこから同期などにこの話どう思うといったディスカッションでより理解に努めます。

    職人不足の問題ですが、社会全体で起きている問題でもあるかなと思います。これまで教育されてきた学生が長期的に滞在してもらうには会社側もアップデート、改善して環境や待遇を良くすることが課題になってくるかと思いますので、職人不足を抱えているお客様には今回のセミナー内容を伝えていきます。

  6. 目線が高いところでの問題解決・目的があり、そこから具体的なところに落とした際の取り組みなどから、とても今の業界の問題を学ぶことが出来ました。

    お客様に知っておいて欲しいこと、知っておくと経営や個々にとってもプラスになる情報をお届けする役割
    >ここまで自分の目線も常に上げて行動にうつしていきます

    • >お客様に知っておいて欲しいこと、知っておくと経営や個々にとってもプラスになる情報をお届けする役割

      仕事はお役立ちですし、お役立ち競争です

  7. おはようございます。
    問題解決のためにはまず知ることが重要だとこの3か月で学んでいます。その上で解決のためには何が必要なのかを分析していくことが解決のために必要不可欠なプロセスなのだと思います。本質的な問題に踏み込めるよう常に知識のインプットをしていこうと思います。

  8. おはようございます。
    父の職場でも、「この仕事を頼める大工がいない」という状況は生まれているそうです。お客様の中にも「人がまたやめちゃって・・・。」という方もいらっしゃいました。業界レベルでも身近なレベルでも直面している問題ですので、しっかり動向やどんな取り組みがあるかなどアンテナと目線を高くして学んでいきます。

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