ビフォーアフター社長日記

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建築業界のインボイス制度の状況 3月10日 SHIPの朝礼


おはようございます。3月10日SHIPの朝礼を始めます。WBCが始まりましたね。東京ドームでは23時の終了までほとんどの観客が帰らないで大谷選手のヒローインタビューまでしっかりみていて、やはりスーパースターの力は偉大だなと思いました。今日の韓国戦も楽しみにしています。

さて以前も朝礼で取り上げましたが迷走するインボイス制度ですが、私たちもしっかり基礎情報は知っておく必要があります。当初新制度の適格請求書発行事業者の登録は令和5年3月末まで、つまり今月末までとなっていましたが、登録が遅々として進まず、その期限は制度開始の10月1日の直前の9月末までと、事実上変更になりました。国税庁のHPは分厚すぎるので、東京法人会連合会のサイトをみると簡潔に記載されています。

インボイスの登録申請はいつまで?


問19.令和5年3月末が登録申請の期限ですが、その後の申請では登録できないのですか。
(答)令和5年10月1日のインボイス制度の開始にあわせて登録を受けるための期限は、ご質問のとおり令和5年3月31日とされています。
 ただし、4月以降の登録申請であっても、9月30日までに行われたものについては、インボイス制度が開始する令和5年10月1日に登録を受けることが可能です。
 
預かり消費税を小規模事業者(免税事業者)から徴税したい国税庁の作戦としては、元請けに対して、免税事業者を使っているとそこから発行される請求書に記載された消費税を仕入税額控除しないことにすると、自然と免税事業者が適格請求書発行事業者になっていくであろうという筋書きだったと思います。ここから対象を建築業に絞りますが、建築業界は多層下請け構造になっていて、現場の個々の技術に関しては一人親方と称される職人さんらに支えられており、常時職人不足なわけです。元請けは免税事業者は仕入れ税額控除できないからといって、一人親方に依頼しないわけにはいきません。結果、適格請求書発行事業者の登録は滞ります。

住友不動産グループでは「住友不動産グループのインボイス制度対応方針:を発表しています
https://www.sumitomo-rd.co.jp/uploads/invoice.pdf

内容は
 (1) 適格請求書発行事業者登録は協力の依頼のみであり、決して強要はいたしません。 
 (2) 適格請求書発行事業者登録しないことを理由に発注取り止めや消費税相当額の一部または全部を支払わない行為をいたしません。 
 (3) お取引先様から自主的に消費税相当額の減額をご提案頂いても、決して受諾いたしません。
要するに、いままでと取引条件変えません、ということです。

元請けの親分みたいな会社がこの方針を出すくらいですから、建築現場界隈に関しては、インボイス制度はなかなか進まないんだろうなと思います。また情勢は変わるかもしれませんが、現在はこんな状況だということを頭に入れておいてください。

以上、SHIPの朝礼を終わります。


20 コメント

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  1. 人の流れも変わっているようですね。
    昨日お打ち合わせした企業には、最近40代の大工の方が入社されました。
    その方は、ある企業からの下請け比率が非常に高い仕事を個人事業でされていましたが、発注ルートが変わり、インボイスもあるので採用サイトを通じてホームページも確認し、その企業で社員で働こうと思い、応募されたそうです。
    超優良採用ですが、このような変化もあるということをしり、いろいろな部分で影響が出ていることを認識しました。

  2. >(1) 適格請求書発行事業者登録は協力の依頼のみであり、決して強要はいたしません。

    住友不動産グループの資本力があるから成り立つ判断なのかなとも思いました。

    中小企業の多くのリフォーム事業者でこの選択をすると、親方同士の横の繋がりやネットワークもあるでしょうから、適格請求書発行事業者にならない方向に引力が働いて、元請けリフォーム店が消費税分を負担する構図になりそう。

    ①職人への手当アップ(料金体系の見直し)
    ②適格事業者となり納税する
    ③元請けは①の分も含め粗利が確保できるよう価格の見直しと、消費者に受け入れられるための付加価値アップを行う

    あるべき論で言うと、こういうプロセスになるのかなと思いますが、難しいですね。

  3. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    インボイスを取り入れないことで、売上の取引先は納めるべき消費税額が増加してしまうため、取引そのものの停止を受ける可能性があることを知りました。
    以前の朝礼で出ていた、時間がないを理由に問題を抱えるのではなく、作業は誰かに任せる、も大切になってくると感じました。
    インボイスを取り入れるかは任意ですが、税金額が増加してしまうのなら取り入れるべきなのだと感じました。
    一人親方でしたら、目の前のお客様が大切だと思いますし、インボイスについては後回しになってしまうと認識しました。

    • 私の書き方が悪いのかもしれません

      免税事業者を消費税を納める事業者(適格請求書発行事業者)にしたい国税の思惑があるのですが、建築業界では、免税事業者である職人さんが足りていない状態なので、元請け会社が下請け確保のため、従来と何も変えない流れなので、免税事業者の適格請求書発行事業者化が進まないという話しです

  4. おはようございます!
    今週もありがとうございました。

    建設業界の仕組み上、インボイス制度のがうまく浸透していかないだろうと予想されることがよくわかりました。

    会社と職人をつなぐマッチングツールなるものがありますが、利用の条件に、適格請求先発行事業者登録を入れたら少しだけ浸透が進んでいくのかなと考えていました。

    WBC、昨日私も最後まで見ていました。日曜日にドームに観にいく予定なので、楽しみです!(^o^)!

  5. おはようございます!
    インボイス制度に関しては基本的に登録する方針に従うというのが最適解だと思っていましたが、業界的にはそのようなことでもないのかと感じました。

    WMで話題に上がることはあると思うので、引き続き最新情報は知っておくようにします。

  6. おはようございます。
    今週もありがとうございました。

    以前にもインボイス制度を少しお話されていたかと思いますが、改めて知っておくべき情報かと思います。先んじて想定される事として以前までの経理系が変更されるかと思うので新しいフォーマット、アプリorソフトをサブスクで提供するのもありかなと思いました。

    他にもSOSセミナーで解説するなどまだインボイス制度を理解されていない方に向けて情報を発信することも可能かと思います。聞かれた時に答えられる体制を作るためインプット→アウトプットで理解していきます。

  7. パッと読んでいまいち理解が足りていないかもしれませんが、
    一人親方が免税事業者のままでも、人手不足の状況があるので元請け側の負担は増えるがそのまま取引を続けていくという決断をしたという理解でいます。

    それに耐えられる体力がないと元請けは苦しくなっていくのではないかと思います。
    合わせて市場縮小時代になっていき、販促コストもよりかけるべき場所・内容も見て効率がいいところを判断していく必要がより出てきそうです。

  8. おはようございます。
    なかなか制度の浸透が進まない状況も考えると、少し強引な制度にも感じます。この制度が浸透していくと一人親方の事業主だった人が元受け会社に吸収されるようになるといった動きが進むのでしょうか?
    ちょっと理解度が足りてないですが、人手不足で一人親方系の事業主に元請けからの仕事が来る状況でこの制度が出され浸透せず親会社がそのまま取引をしますと宣言したという状況でしょうか。

    元請けが下請け事業者の分まで納税させるといった制度だったかと思いますが、どこまで影響があるかが気になります。

  9. 職人不足もある中で、元請け側が個人事業主を擁護する姿勢を見せる事は
    今後もここと付き合っていれば安心、仕事も優先して入れようとなると思います。
    これまで根付いた事もあるし、元請け側がそこに寄り添った理解ある姿勢を発信することは重要だと思いました。

    元請け側も依頼していた職人さんが離れる事のデメリットの方が大きいのだと思います。

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