おはようございます。2月27日SHIPの朝礼を始めます。(間違いではなく、1日早く伝えることにしました)
本日は毎月恒例の全体会議に代わり、映画『RETURNEES(リターニーズ)』を鑑賞します。昨年10月の創業記念セミナーでご講演いただいた「テラ・ルネッサンス」の活動に寄り添い、元子ども兵たちの姿を追ったドキュメンタリーです。
本日は鑑賞の前に、作品への理解をより深めるための「5つのポイント」をお伝えします。
- 「戦争」ではなく「帰還後」の物語
描かれているのは戦場ではありません。元子ども兵たちが故郷に帰り、どう生き直していくのかという「再起の現実」です。 - 背景にあるウガンダの長期紛争
1980年代後半から続く紛争の中、隣国コンゴのLRA(神の抵抗軍)がウガンダ北部を襲撃し、地域社会を破壊していきました。子ども兵問題は、その中で生まれたものです。 - 「子ども兵」は拉致の被害者
彼らは自ら志願したわけではありません。誘拐され、兵士や労働力として、あるいは性暴力の被害者として強制的に巻き込まれた「深刻な人権侵害の被害者」です。 - 「帰還=解決」ではない
LRAに動員された5万人超のうち、約半数が子どもだと言われています。故郷へ帰ることができても、トラウマや周囲の偏見、仕事の不足など、再出発には想像を絶する壁が立ちはだかっています。 - 「被害者」と「加害者」の境界線の複雑さ
帰還した村には、親兄弟を奪われた人がいる一方で、強制されてその村を襲撃した元子ども兵も共に暮らしています。「加害者もまた、元は被害者である」という事実が、この問題を極めて複雑にしています。
この映画には、分かりやすいハッピーエンドや、胸のすくようなカタルシスは用意されていません。しかし、そのような正解のない問いに向き合う作品だからこそ、本日は全体会議の代わりに、みんな一緒に「感じ、考える研修」の時間にしたいと思っています。何故なら、AIの時代は答えはあまり重要ではありません。感じ考え「問い」を立てることこそが大事な時代です。問いの先端に、日本のNPO法人が立ち向かっているという事実を映画を通じて感じていただけばと思い、全体会議の時間を映画にあてることにしました。
以上で朝礼を終わります。
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