ビフォーアフター社長日記

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言語化スキル、ヤバい 1月9日 SHIPの朝礼

おはようございます。1月9日SHIPの朝礼を始めます。

コロナ以前の我が社は、私は全国でセミナーを行い、夜は顧客と食事などをして、営業は全国で客先に訪問し、セミナールームでもセミナー、講習会等が頻繁に行われ、その意味では身体的な活動に意味を持っていただいていた会社でした。

コロナ以後は、かつての接触しての活動の多くはオンラインに切り替わり、セミナールームも空いていることが多いですよね、それでお客様との身体的な接触はざっくりいえば10分の1くらいになったと思います。

「肉体労働」と「知的労働」という便宜的な分類がありますが、その意味では私たちはもともと「知的労働」に分類される立場でしたが、コロナ以後はその価値を発揮する必要が以前よりもはるかに高くなったと考えるべきです。

zoom越しの関係性しかない顧客を理解し、私たちの価値を認めていただくためには何が必要だと思いますか?

それは言語によるコミュニケーションであり、その基礎となる言語化スキルです。

言語化スキルはもともと持っている人もいますがそれは例外レベルで少ないです。だとしたらトレーニングが必要です。

言語化スキルをもともと持っていない普通の人がトレーニングもせず、そのスキルを意識もせず、ということであれば、その人から発せられる言葉のほとんどは感想文かポエムでとどまってしまいます。
これでは評価を上げるのは難しく、成長を止める根本原因になります。


では言語化スキルとは何でしょう?

それは、「事象を因数分解して要素と構造を明らかにし、目的に応じて再構築する能力」のことです。

少し難しく聞こえるかもしれませんが、これは文学的な才能ではなく、ビジネスにおける「情報処理のOS」のようなものです。
このOSが搭載されていないと、私たちは目の前で起きている「カオス(複雑な現実)」を、そのまま「カオス」として出力してしまいます。
これが「感想文」や「ポエム」の正体です。

具体的に、ビジネスにおける言語化のプロセスは3つのステップで成り立っています。

1. 因数分解(Decomposition):解像度を上げる

最初のステップは、漠然とした大きな塊にナイフを入れ、これ以上分けられない要素(変数)まで切り刻む作業です。

例えば、「チームの空気が悪い」という課題があったとします。言語化スキルがない人は、これを「なんとなく元気がない」という感想で終わらせます。

一方、スキルがある人は因数分解します。「空気が悪いとは、具体的に何が起きている状態か? 発言数が減っているのか、遅刻が増えているのか、批判的な意見が多いのか」。
あるいは、「誰と誰の関係性の問題か?」と、事象を構成要素に分解していきます。

「なんとなく」という曖昧さを排除し、情報の解像度を高める。これが第一歩です。

2. 構造化(Structuring):真因を見つけ出す

分解ができたら、次は要素同士の関係性を整理します。

バラバラにした要素を眺めると、「Aという事象が原因で、Bが起きている(因果関係)」や、
「Cという問題の中に、Dが含まれている(包含関係)」といった構造が見えてきます。

先の例で言えば、「リーダーの指示が曖昧(A)だから、メンバーが手戻りを恐れて発言しなくなっている(B)」という構造が見えるかもしれません。
ここまで来て初めて、「空気が悪い」というポエムは、「リーダーの指示の明確化が必要」という論理的な課題に変わります。

3. 再構築(Reconstruction):相手に届ける

最後は、整理された情報を、相手や目的に合わせてパッケージングする作業です。

上司に報告するなら結論とコストの話を中心に、メンバーに話すなら感情面への配慮と具体的なアクションプランを中心に。
相手の脳内にある「受け取り用のスロット」に合わせて、言葉の形を整えます。
ここで初めて、アウトプットとしての「言葉」が発せられます。


なぜ、言語化できないと成長が止まるのか

冒頭で「成長を止める根本原因になる」と書きましたが、その理由は「再現性」にあります。

たまたま成果が出たとき、言語化スキルがない人は「頑張ったから」「運が良かったから」で片付けてしまいます。
成功要因が因数分解されていないため、次に同じ状況になっても、意図して同じ成功を作り出すことができません。

逆に、失敗したときも「気合が足りなかった」という精神論になりがちで、構造的な欠陥(変数のエラー)に気づけないのです。

ビジネスにおける評価とは、一発屋のホームランではなく、狙ってヒットを打ち続けられる「再現性」に対して与えられます。
自分の思考や行動プロセスを言葉というコードに変換(言語化)できて初めて、私たちはそれを修正したり、他人に教えたり、再現したりできるようになるのです。

まとめ:「言葉にする」とは「考える」ことそのもの

「すごい」「やばい」「難しい」。
私たちはつい、便利な言葉で思考を停止させてしまいがちです。
しかし、その便利な言葉の裏側にある「要素」と「構造」に目を向けることこそが、ビジネスパーソンとしての基礎体力を高めます。

セルフトレーニングとして今日から、目の前の事象を因数分解する癖をつけてみてください。

「なぜ、そう思ったのか?」「具体的には、何と何に分けられるか?
  またこの朝礼ブログコメントもそのスキル育成が目的のひとつでした。それは今も変わりません。

感想文やポエムから脱却し、言葉をエンジニアリングする。
その意識変革が、あなたのビジネスキャリアを一段上のステージへと押し上げてくれるはずです。

以上で朝礼を終わります。

13 コメント

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  1. 方針の問題・解決を通じた成長はこの言語化をさぼって、ポエムばかりをつぶやいていることで、先に進むことがありませんでした。

    顧客が減るという現象も
    「コミュニケーションが足りない」という点思考で決めつけ、
    接点数を増やす。という安易な結論に結びつけてしまいました。

    因数分解→構造化→再構築

    すぐに、現象→答えに飛びつくのではなく
    言語化すること(何度もあるようにまず解像度・因数分解すること)I
    を実行する思考を身に着けます。

    先日お打ち合わせしたお客様も「再現性」のための工夫を一緒にやっていきたい。という打ち合わせになりました。

    「ホームラン」から「ヒット量産」への戦略シフト:

    一点突破ではなく、ペルソナ(ターゲット層)を変えた多様な切り口(例:若夫婦の実家活用、老夫婦の断熱リノベなど)で、一つのモデルハウスや事例を多角的に発信する戦略へ移行する 。

    シップの得意な事業領域で、フレーム思考で問題・解決をできるように毎日トレーニングを繰り返します。

    • 言語化に取り組まなかったよね → 最近は取り組んでます

      よりも

      言語化に取り組まなかったよね → 取り組まないできた心理フレームは何だったか?

      を考えた方がいい

  2. 社長やPM・メンバーやお客様と日々言葉のラリーがある中で、
    方針や想いや課題・現象などカタチにないものをまずは自分の中で整理し理解を深め、
    伝わるよう目的にあわせて変換し、相手に落とし込んでいく。

    この工程が因数分解、解像度を上げる→構造化→再構築するということかとあらためて納得し、
    現在、慣れない分野において、自身の因数分解が間違っていたりと
    解像度のレベルが低さが目立ち日々課題と気づきがありますが、
    この気づきも日々アウトプット(言語化)をしているからこそで、しなければ成長しません。

    言語化かポエムかの差は問題解決をしようとしているかどうかだと思います。
    マネージャーとしてディレクターとして、
    問題解決のためには言語化と再現性を持たせるためのフレーム思考が肝なので日々訓練し、
    またメンバーの言語化スキル向上を支援し、自身もチームも成長していきます。

    普段は、すごいやばいしか言わないですが笑

    • >言語化かポエムかの差は問題解決をしようとしているかどうかだと思います

      同感

      >普段は、すごいやばいしか言わないですが笑

      同感(笑)

  3. 年が明けて2点、理解の変化を感じています

    1点目は三層構造のどのレイヤーにいても上下の行き来でどれだけコミュニケーションの中で言語化する意識を持つか。指示する際は、点の情報でなく言語化された構造の中のどこに対する話なのか、受け取る側も自分がどの領域のどの部分の話をされているか
    これが対話する際にお互い意識されていることで物事が進む

    2点目は、失敗の言語化。自分のウイークポイントは営業現場での失敗を、
    断られた、反応が薄かったという結果だけが見えるところで考察してしまいがちで、どうしても「推測」になってしまう。
    ここで必要なのが改めて考え方のフレーム。これを通すことで言語になり積み重なる。この感覚は理解ができたので積み重ねて身につけます

  4. 「言語化スキルの向上」と、漠然と考えると
    掴みどころがなく大変そうに感じてしまいますが、これも因数分解すれば、

    ・因数分解→構造化→目的に合わせたアウトプットを繰り返す
    ・そのプロセスの経験値が自分に蓄積される
    ・テーマが変わっても同じ考え方で素早くアウトプットできる

    のようにシンプルであることが改めて整理できました。
    あとはこれを実行に移します。

    因数分解→構造化においては、
    会社やチームの方針を頭に入れて
    過去取り組んだ結果やデータの活用のうえ
    フレームを使って考える
    ということを習慣にします。

  5. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    シップの価値である「考え方」を制作に落とし込むために。私はお客様に提案したり説明したりする場面は少ないため、ディレクターやPMの立場、またお客様の立場になり、説明できる状態と納得できる状態を作り上げることが重要と思います。
    その中で、より生産性品質を高めるために、成長すること=再現性を高めること。成功の要因や失敗の原因を、なんとなくできたで終わらせるのではなく、因数分解すること。
    再現性を高めるために、成功も失敗も因数分解することは、昨年斎藤さん面談よりご指導いただき、意識するよう尽力していますが、その因数分解がしきれていなかったり、ずれてしまったりということが多々あります。
    社長ブログ、日々の日報、先輩方のお言葉から、的確な言語化スキルをつけ、成長することでお客様やチームに喜んでいただけるよう行動を継続していきます。

  6. せっかく上手くいっていたことがどういう事象で起きたのか、そしてそれがどう構造化されていて、どうアウトプット(再構築)されたから上手くいったのか。
    商品改善や納品業務を行われていく中で、これを分析することを怠り
    せっかくの成功フレームとして活かせていない自覚があります。(逆の失敗からの再発防止もある)

    これは言語化スキルの不足である。ということをまずは認識することが大切かと思います。

    まずは実働の中で成功 or 失敗経験があれば、
    上記の考え方のフレームに落とし込んでみて、言語化してみることから実行いたします。

    • >せっかくの成功フレームとして活かせていない自覚があります

      「自覚」が起点になります
      言語化スキルを積み上げて、進化を自覚していきましょう

  7. 朝突発があり遅くなりましたが、アウトプットします。

    実体験として、成果が出ていない時、原因を因数分解せずになんとなくこれが原因かな、で思考を止めてしまいます。
    N×R=CVのRは複数の要素で成り立つのに、一つの思いついた解を原因と捉えてしまいます。
    言語化の筋トレに因数分解⇒構造化⇒再構築で直近の案件を日報で振り返ってみます。

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