ビフォーアフター社長日記

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目標と計画 10月21日 SHIPの朝礼

おはようございます。10月21日SHIPの朝礼を始めます。

昨日の続きですが、創業記念式典の表彰で、斎藤さんが紹介した数字を覚えていますか?
「わずか3年前、いまでは標準的といえるレベルの制作案件に400数十時間を費やしたこともありました。今は、同じ内容だと、その半分です」

この事実は多くの人が知っていると思います。
しかし、「うちも見習って、目標設定をしっかりして計画を見直します」と動き出しても、実際の現場では一向に改善が進まないことが少なくありません。なぜでしょうか。

それは、多くの人が「目標」と「計画」を混同したまま行動してしまうからです。
「制作時間を半減する」というのは明確な目標ですが、それを掲げただけでは、現場の時間は減りません。むしろ焦りと混乱を生み、残業やクレームを増やすだけです。

目標とは“向かうべき場所”を定めること。
計画とは“そこに至る道筋”を描くこと。
つまり、目標はゴールであり、計画はルートです。

大切なのは、「目標を計画に変える」こと。
理想を現実に溶かし込むプロセス――それが「計画化」です。


1)目標設定:何を実現するのかを定義する

まず「制作工数を半減しながら、顧客満足を高める」という二つの軸を置く。どちらか一方では意味がない。スピードが上がっても品質が下がれば顧客の信頼は失う。

2)現場調査:現実を直視する

直近10プロジェクトの工数を工程ごとに洗い出し、どこで時間が食われているのかを明確にする。感覚ではなく、データで見る。

3)ボトルネック把握:真の原因を探す

仕様変更なのか、情報共有の遅れなのか、あるいは作業の重複なのか。数字の裏に隠れた“構造的なムダ”を見抜く。

4)ボトルネック解消:全体を俯瞰して、ボトルネック解消の目処を立てる

ボトルネックになっているのは、その工程の問題のみではなく、そこに影響する前工程にあることも多い。目線を上げて俯瞰的に全体を改善する必要がある。

5)計画:標準工程と工数の設計

理想を現実に合わせて再構築する。誰が、どの順番で、どのくらいの時間を使うのかを具体的に設計し、シミュレーションを重ねる。

6)コンセンサス:全員の合意を得る

「これは自分たちの計画だ」と全員が納得できるまで対話を重ねる。この合意がなければ、どんな計画もただの紙切れになる。

7)実施:標準工程に沿って動く

いよいよ現場で試行が始まる。計画はこの段階で初めて“生きたもの”となる。

8)差異分析:現実とのズレを測る

うまくいかなかった箇所を冷静に分析し、感情ではなくデータで語る。「なぜそうなったのか?」を共有する。

9)修正(アジャスト):再調整

ズレを“人のせい”にせず、プロセスの方を見直す。標準工程か実施内容か、どちらに問題があったのかを判断し、改善を続ける。


この一連のサイクルを一度で完璧に回すことはできません。
しかし、「生産性向上と顧客満足の両立はどうすれば可能か?」と問い続けることで、目標はやがて計画に溶け込み、一体化していきます。

その地道な積み重ねの果てに、制作工数は400時間から200時間へと縮まり顧客満足度は向上しました。
目標と計画の融合を、私たちは普段「フレーム化」と呼び、まだまだ発展途上と課題感をもって取り組んでいます。
これは単なる“効率化”ではなく、現場の一人ひとりが自分の仕事の意味を再定義し、顧客価値の最大化へ向けて考える力を磨いていくプロセスです。


目標とは、未来を指す光。
計画とは、その光に向かって歩くための足場。
光だけを見つめていても足元は進まず、足場ばかりを見ていても行き先を見失う。

企業の成長とは、この「目標と計画」の往復運動の中にある。
理想を掲げ、現実に落とし込み、また理想へ戻す――
このリズムを絶やさず刻み続ける。そこを学び模倣しましょう。

以上で朝礼を終わります。

4 コメント

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  1. おはようございます

    目標と計画を実際、混同して思い付きで行動する。
    これが自分の思考のほとんどです。

    お手本はまねして行動したいですが、
    全体俯瞰した状態での目標達成のためのルート設計が出来ていません。

    中間レイヤーでの方針の分解と同じですが、
    目標の計画化を実施し、現場実践できるように進めます。
    他責ではなく自責で進める

    目標設定
    メンテナンス100%実施しながら、顧客満足を高める

    現状把握→理想と現実のGAPを知る

    GAP埋めのための「前提条件:前捌き・メンテ内時間設定」を決める

    メンテ100%達成の計画化の精度を上げる

    この状態でチームのコンセンサスをとる

  2. 計画数字が出ればそのギャップ、その計画を実行する上での壁が見えるようになる
    過去経験している&見本を見てきています、
    まずは、見込み開拓というベースをもってそこから時間の使い方、アプローチ方法、ほかの作業との兼ね合いなど改善点が出たものをつぶしていく。
    このイメージを持って進めていきます。

    • 計画は、三層構造でいえば、管理レイヤーを成立させるものです
      これがないと、目標と現場オペレーションが乖離して、何がなんだかわからなくなります

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