ビフォーアフター社長日記

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中野サンプラザ問題から建設業の現状を知る 1月22日 SHIPの朝礼


おはようございます。1月22日SHIPの朝礼を始めます。

今日は私達のお客様が属する業界全体の現在の課題から、私達自身の役割を想像していただければと思います。日本全国で再開発計画が進捗しない事態が多く見受けられますが、地方の場合は人口減による需要の見通しが怪しいということもその主因として考えられますが、東京都中野区の中野サンプラザ跡地の再開発計画も一旦建設許可が取り下げられストップしています。原因は建設費の高騰、資材および人件費が上がったことで、企画した当初予算の2倍になってお手上げ状態になっているということです。

新潟の事例です。

あえてふたつ並べてみたのは、姿かたちも似てますよね、ということを示したかったのですが、この開発予算には地方自治体の補助金が含まれていて、また住居を分譲する対価と商業棟ではテナント費用が見込まれているとことも同じです。建設費があがると、「補助金を増やして」ということになりますが、私有の分譲マンションが占める割合が大きいので公共財とはいい切れず、場合によって住民訴訟さえ起こりかねないのでとりあえず止まるしかなくなります。生成AIに聞いても具体策は出てこないでしょうし、AIエージェントが延々議論しても今の現場の人が納得するアイディアを出すことは難しいでしょう。

日経新聞より

建設経済研究所より
https://www.rice.or.jp/wp-content/uploads/2021/06/⑧2.1_建設投資の急減が建設業の経営に及ぼした影響P162~192.pdf

建設投資は民主党政権時代を底にして上向きではありますが、建設業就業者数は下降が続いています。元請け能力のある大手ゼネコンも実際の施工段階時にどうなるかわからないので、腰がひけるのは当たり前です。
 
住宅リフォーム業も構造的には同じ状況です。付加価値相応の対価がいただける顧客と契約できること、働く人にとって魅力的な職場環境であること、施工も接客も顧客が満足する品質であること、この実現を支援していくことですが、シップ自身の課題もまた同様です。

以上で朝礼を終わります。


4 コメント

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  1. おはようございます。
    本日もよろしくお願いします。
    建築業界、引いてはリフォーム業界の人材不足は深刻で、かつ身近な問題ですが、これを解決するには、その会社(シップのお客様)の強みや違いをWEBサイトを通じてエンドユーザーに知ってもらい、そこに共感したいいお客さんといい仕事ができる環境を作っていくことから始まると思います。
    この過程でシップが担うのは各お客様の実績や想いを言語化・視覚化で、ここで喜んで頂くことで顧客満足を高め、自分たちにとってもやりがいのある仕事になります。お客様の抱えている課題の解決に貢献しつつ、自分のなりたい姿へ近づくことで顧客満足+働きがいの両方を達成していきたいと思います。

  2. おはようございます。

    需要と供給のミスマッチ、大きな問題です。
    人口減少や建設費高騰といった外部要因だけでなく、内部的な効率改善や人材育成も鍵となります。
    我々の役割は、顧客との信頼を築き、付加価値を提供し続けることです。
    自分の役割で落とし込むと、ここに大きく関連してくるのがWEB×AIの二刀流。

    この方針をお客様には伝えし、業界の問題・解決をパートナーとして進めます

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