ビフォーアフター社長日記

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現場職人がWEBマーケティングに関わるか関わらないかの大きな違い


 職人起業塾という厚生労働大臣認定事業の研修講座があります。その定義は下記です。

 職人起業塾は、安易に職人に起業を勧めるものではありません。現場基軸のマーケティング理論を実践に落とし込むことで、経営者をはじめ職人、現場管理者、設計者等の実務者全員が主体的に売上げを作り、安定経営へ寄与するための仕組みづくりを構築するための講座です。

 先日、ここで「現場の営業・職人向けに必要な建設業のためのWEBマーケティング活用研修」講座を担当させていただきました。普段は経営者やWEB担当者の方向けにセミナー講師を行っていますが、現場の方向けに行ってみて、発見がありました。

 僕は「WEBマーケティング活用」を次のように定義しています。
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【1】「n×r=成果」の法則に従う
【2】コンテンツが顧客を創る
【3】認知のためのコスト・労力を投資し続ける
 
 nは数(アクセス数、商談数など)、rは率(反響率、成約率など)です。あらゆる営業活動にあてはまる数式が【1】です。
 rが高くなるのは「コンテンツ」が対象顧客にマッチしたときです。コンテンツは現場から生み出されることによって、職人さんなど現場の絡みもでてきて、ユニークになり、顧客から見ると他社との違いがより分かりやすくなります。

 顧客は、自社のことを始終考えてくれてはいません。忘れっぽいですし、気まぐれです。ですから、認知の機会を継続して作り出す必要があります。
 現場の職人さんは、自社のホームページすらほとんど関心がない人が多く「自分とは関係がない」という認識でいることが普通です。しかし、WEBマーケティングのコアは「コンテンツ」です。コンテンツはもともと現場の人が生んだものです。講座の準備をしながら「これは多くの会社で眠っている資源だな」と思いました。
 現場の職人さんが、現場で起こったお客様とのやりとりやお客様の喜び、プロとしての気づき・発見などを、「~~現場からは以上です」と発信したら、魅力的なコンテンツになると思います。魅力的なコンテンツがあれば、みんなに知って欲しくなります。現場近隣挨拶などの際も、興味を持った人が自社サイトを見に来やすいような資料を工夫してつくれば、サイト訪問者数のカウントも増えていきます。

 現場の職人さんがWEBマーケティングに目覚めたら、そのちょっとした行動の変化は「安定経営へ寄与するための仕組みづくり」のためのたいへん大きな資源になります。これからは現場職人がWEBマーケティングに関わるか関わらないかの大きな違いが、各地で観測されることと思います。


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