おはようございます。11月20日SHIPの朝礼を始めます。
先週、経営改善会議でリフォーム産業フェアで我々がフックとして用いた動画の作成研修を開催しました。4時間という限られた時間の中で、参加された皆さまがイベントやYouTubeにすぐ活用できるクオリティの動画をつくり上げました。当然動画編集の専門職ではありません。それでも、AIツールを活用することで、構成づくりから原稿、動画、リップシンク、字幕、人によっては音楽まで、一気通貫で形にできました。
ホワイトカラーの仕事の多くが、AIによって「やろうと思えば誰でもできる」水準までハードルが下がっていることを、改めて実感した時間でした。
世界の状況を見ると、米国では失業率全体は低水準を保ちながら、若者や大卒の失業率だけがじわじわと上昇しています。企業の人員整理は、AIで代替しやすいホワイトカラーの補助業務から進んでいるのではないか、と指摘する声もあります。「AIによる雇用喪失の初期段階を見ているのかもしれない」との分析が出始めているのです。
そんな状況の中で、「ブルーカラービリオネア」という言葉がもてはやされ、配管工やエレベーター技師など高収入の現場職に若者が殺到しているそうです。しかし、人気が集中すれば賃金は必ず下がりますし、すし職人のように長年の経験が求められる仕事も多い。そもそも、高い工事代金を気前よく支払ってくれる顧客がいて初めて、高収入のブルーカラーは成立します。「ブルーカラーに行けば安心」というほど簡単な話でもありません。
ここで視点を自分たちに戻すと、私たちはリフォーム工事そのものを行う側ではなく、リフォーム会社にITやマーケティング、AI活用を提供するホワイトカラーです。AIの進歩による影響を、もっとも強く受ける立場の一つでもあります。検索広告の運用、アクセス解析、コンテンツ制作、SNS運用、動画編集――これらはまさにAIが得意とする領域です。
では、そんな私たちがAI時代に生き残り、選ばれ続けるための軸は何か。
それが今日のタイトルにもした 「結局は喜んでいただくマインドと専門性スキル」 だと考えています。
AIは「作業」を劇的に効率化しますが、
- どのお客様に
- どの順番で接点をつくり
- どの言葉で価値を伝えるか
という“設計”そのものは、依然として人間の仕事です。そしてその設計の精度を上げる源泉が、「喜んでいただくマインド」と「専門性スキル」です。
私たちの場合の「喜んでいただく」は二重構造です。
- 目の前のクライアントであるリフォーム会社様に喜んでいただくこと
- その先にいるエンドユーザーご家族の暮らしが良くなること
この二つが両方そろって、初めて意味を持ちます。アクセスが増えた、動画再生数が伸びた――それ自体はただの数字です。「問い合わせして良かった」「この会社なら任せられる」とエンドユーザーに思ってもらえたとき、ようやく数字に魂が入ります。
そして、その“魂”を吹き込むためには、専門性スキルが欠かせません。
IT・マーケティングの知識だけでなく、
- 地方リフォーム市場の構造
- 高齢者中心の顧客層の意思決定プロセス
- 新築減少・ストック活用という時代背景
- 採用難で現場が逼迫している現実
こうした文脈を理解しているからこそ、「その会社らしさ」を損なわずにAIを組み込み、成果につながる提案ができます。同じAI動画でも、「とりあえず会社案内を読み上げる動画」と、「この地域で暮らすお客様の不安を解きほぐすストーリー動画」とでは、届き方が全く違います。その差を生むのが、まさに私たちの専門性です。
AI時代は、ホワイトカラーにとって厳しい面もありますが、「作業を任せて、より本質的な価値提供に集中できる時代」とも言えます。だからこそ、
- 手元の作業はどんどんAIに明け渡す
- 浮いた時間を、お客様の事業とエンドユーザーの生活を深く理解することに投資する
この発想転換が欠かせません。
結局のところ、AIがどれだけ進化しても、
「この会社にお願いして良かった」
「この人と一緒に取り組めて良かった」
と心から思っていただけるかどうかを決めるのは、私たち自身のマインドと専門性スキルです。
AIに仕事を奪われるかどうかを決めるのはAIではなく、
「誰をどのように喜ばせるために、自分の力とAIをどう使うのか」
という、私たちの覚悟と前向きな態度なのだと思います。
どう思いますか?
以上で朝礼を終わります。
AI動画ですが、基本は私たちが行っているのと同じ手順で、ここまでのものができます。ご参考まで
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