ビフォーアフター社長日記

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顧客との関係性を定義する「4つの座組」と、避けるべき“失敗の方程式” 3月5日 SHIPの朝礼

おはようございます。3月5日SHIPの朝礼を始めます。

今日は座組の話です。ビジネスにおけるプロジェクトの成否は、多くの場合、実務が始まる前の「顧客との関係性(座組)」の段階で決まっています。関係性を「期待値・当事者意識」と「協業性・片務性」という軸で分類すると、以下の4つのパターンに大別できます。

  • 期待値高 × 片務性高:キツイ、失敗確率が極めて高い(要注意象限)
  • 期待値高 × 協業性高:一緒に目標へ向かって試行錯誤する良きパートナー
  • 当事者意識高 × 協業性高:「てっぺん取ろうぜ!」という熱量の高い最高の座組
  • 当事者意識高 × 片務性高:丸抱えで頑張る代わりに、高い報酬を要求するプロの傭兵

この中で、ビジネスパーソンが絶対に陥ってはいけないのが、1つ目の「相手の期待値が高く、仕事がこちら側に極端に偏っている(片務性が高い)状態」です。

陥ってはいけない「お手並み拝見」の恐怖

この象限にいる顧客の深層心理は、いわば「お手並み拝見」です。「こっちは客なんだから、プロであるそっちが全部うまくやってね」というスタンスです。

しかし、現場の状況や背景や社内の文脈、最終的な決断を下すための暗黙知を持っているのは顧客自身です。それにもかかわらず、顧客に都合よく扱われ言われる引き受けるとどうなるでしょうか。

  • 「思っていたのと違う」という後出しの不満やちゃぶ台返し
  • 顧客の意図がわからないため、手戻りによる致命的なスケジュールの遅延
  • 成果が出なかった際の、責任が全振りされる

この状態に陥ると、どれほど優秀な担当者であっても疲弊し、プロジェクトの失敗確率は飛躍的に跳ね上がります。これは個人の能力不足ではなく、マネジメントに起因する「座組の構造的な欠陥」です。

失敗の方程式を覆す、2つの防衛策

この恐ろしい「お手並み拝見」の罠を回避するためには、契約やキックオフの段階で毅然としたコミュニケーションを取り、以下の2点を徹底する必要があります。

① 役割と責任の境界線を明確に引く

「私たちが責任を持つ実務領域」と「顧客に動いてもらわなければならない判断・調整領域」を可視化しましょう。企画と制作を明確に分け、「企画の概要を文書化していただけますか」と明確に伝え、無理な片務性を協業性へと引き戻します。

② 役割に応じた適切な報酬を事前に話し合う

もし、どうしても片務性が高くなる(顧客が動けず、こちらが全てを巻き取らざるを得ない)のであれば、関係性を4つ目の象限「当事者意識高 × 片務性高」へとシフトさせる必要があります。「私たちが貴社の代行として多大なリスクと労力を負う分、それに見合った高い報酬(プレミアム)をいただきます」という交渉です。役割の重さと報酬のバランスが崩れたままスタートを切ってはいけません。

まとめ

「お客様は何をおっしゃってもOK」ですが、こちらはプロジェクト成功のため、座組を調整する必要があります。期待値だけが一人歩きする座組を回避し、正しい役割分担と公正な報酬の取り決めを行うこと。それこそが、プロフェッショナルとして顧客と自分自身を守り、最高の成果を生み出すための第一歩です。

以上で朝礼を終わります。

4 コメント

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  1. 共同プロジェクトで共に勝つ

    この象限で仕事をできるよう、行動します。

    そのために、

    役割と責任をはっきり分ける
    適切な報酬をいただく

    この実践をお客様との最初の会話でできるように実践と振り返りを通し、身に着けます。

    • お手並み拝見モード=自爆コース
      そうならないためには、専門家として
      成立要件をその場で依頼者と一緒に考える場をつくることで
      関係者の挑戦の環境をつくること

  2. 適切な関係で期待をいただくこと
    相手にとっても費用と労力をかけるうえでは重要なことです
    この感覚を営業として常に最初の起点になるタイミングで
    相手のためにも正常な関係で進められるようにします

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