おはようございます。12月3日SHIPの朝礼を始めます。今月発刊の情報誌SHIPの背景になっている時流について、まとめてみました。顧客接点のある人は活用してください。
~「検索」から「委任」へ。AIに選ばれる事業者が勝つ時代~

1. 時代背景:情報の主導権はどう移り変わったか
過去50年、情報の主導権は「マスメディア」から「消費者」、そして「AI」へと急速に移行しています。この流れを理解することが、未来予測の第一歩です。
- 1975年:マスメディア全盛期
- 新聞広告費をテレビ広告費が逆転。
- 企業が一方的に情報を発信する「プッシュ型」の時代。
- 2011年:ZMOT(Zero Moment of Truth)の提唱
- Googleが提唱。消費者は店頭に行く前に、ネット検索で既に購入を決めている。
- 「検索」という能動的な行動が消費の中心に。
- 2019年:デジタルシフトの完了
- テレビ広告費をインターネット広告費が逆転。
- スマホ普及により、24時間どこでも情報にアクセスできる社会へ。
- 2025年:AIによる「答え」の提示(現在)
- Google検索にAIオーバービュー(AIによる要約回答)が実装。
- リンクを辿る検索から、AIが提示する「正解」を見る時代へ。
- 20??年:AGI(汎用人工知能)到来と「委任」
- 人は自ら探すことをやめ、AIに意思決定を委ねる(依存する)社会へ。
- AIコンシェルジュが商品を比較・選定し、購入まで代行する未来。
2. パラダイムシフト:「検索」から「委任」へ
これまで(2011年~2024年頃)は、消費者が自ら情報を「検索・比較」する時代でした。
しかしこれからは、AIが膨大な情報から最適なものを「推奨・提案」する時代へと突入します。
重要な変化
消費者の目の前に並ぶのは、「検索順位が高いサイト」ではなく、「AIが信頼し、推奨した回答」になります。
3. 事業者が顧客に選ばれるための「2つの生存戦略」
この変化の中で生き残るためには、以下の2段階の対策が不可欠です。
戦略①:ZMOT(ネット上の評判)を盤石にする【守り】
これはもはや「差別化」ではなく「前提条件(やらないと土俵に上がれない)」です。
- ネットでの第一印象: Webサイト、SNS、口コミサイトでの情報整備。
- 信頼の可視化: 顧客レビューや評価(Stars)の蓄積。
- なぜ必要か? AIも学習データとして、ネット上の既存情報を読み込むためです。
戦略②:「AIに推される」ための最適化【攻め】
これからの勝負の分かれ目は、「AIがあなたのサービスを『最良の選択肢』として認識するか」にかかっています。
- AIへの判断材料の提供: AIが理解しやすい構造化されたデータ、権威ある情報の提供。
- 「指名される」ブランド力: 「〇〇といえばこの会社」という、Web上の強い文脈作り。
- 中立的な評価の獲得: 自社発信だけでなく、第三者メディアや公的機関からの言及を増やす。
結論:AI時代の勝者とは
未来の顧客獲得競争は、人間へのアピールと同時に、「AIというゲートキーパー(門番)に信頼されること」が鍵となります。
「人が見て魅力的であり、かつAIが論理的に『推奨すべき』と判断する事業者」だけが、次の時代に選ばれ続けます。
以上で朝礼を終わります。
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