ビフォーアフター社長日記

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鬼丸昌也さんのこと 10月3日 SHIPの朝礼

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おはようございます。10月3日SHIPの朝礼を始めます。10月17日創業記念セミナーについて、以下のことは事前に知っておいていただきたいと思います。

私は1985年、マレーシアのクアラルンプールで映画『キリング・フィールド』を観ました。ポル・ポト政権下で知識人が虐殺され、自由と学問が奪われ、逃亡を防ぐために地雷が国中に埋められる―その地獄絵図を目の当たりにして、私は衝撃を受けたことを覚えています。しかし、惨状を知りながらも、その後何も行動しなかった自分がいます。一方で、現地で同じ現実に直面した鬼丸昌也さんは、そこから「行動」を始め、地雷除去や平和構築の道を切り拓きました。この「知っただけで止まった私」と「知ったからこそ動き出した鬼丸さん」との間にある差こそ、私が彼を深く尊敬する理由です。

鬼丸昌也とテラ・ルネッサンスの軌跡

――地雷原から子ども兵支援へ、微力を力に変える挑戦

認定NPO法人テラ・ルネッサンスは、2001年に鬼丸昌也氏が大学在学中に設立した団体です。その使命は「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」。一人の学生の衝撃的な体験から始まった歩みは、今やアジアとアフリカにまたがる大規模な支援活動へと広がっています。

鬼丸氏を突き動かしたのは、「人は微力であっても無力ではない」という信念でした。高校時代に出会ったスリランカの思想家アリヤラトネ博士から、「すべての人に未来をつくる力がある」という言葉を受け取ったことが、その出発点です。この理念は、援助を「施し」ではなく、人々が自らの力を取り戻すための触媒とするテラ・ルネッサンスの活動方針そのものとなりました。

決定的な転機は2001年。立命館大学生だった鬼丸氏はカンボジアを訪れ、地雷原の静寂と緊張に包まれた光景を目撃します。圧倒的な問題の大きさと自分の無力感に打ちのめされながらも、「自分にできることは、伝えることだ」と気づきました。帰国後すぐに始めた講演は1年で90回に及び、その共感の輪がテラ・ルネッサンス設立につながります。つまり、この団体は「地雷を除去するため」に生まれたのではなく、「地雷の現実を伝えた結果」として誕生したのです。

活動の第一歩はカンボジアでの地雷除去支援でした。現地団体に金属探知機を提供するなど直接的な支援を行う一方で、鬼丸氏らはすぐに気づきます。安全な土地が戻っても、そこに暮らす人々が生計を立てられなければ平和は訪れない。そこで農業や畜産、小規模融資制度の導入など、生活の再建を支える事業へと活動を広げていきました。「平和とは戦争がない状態ではなく、不安がない状態である」という鬼丸氏の言葉どおり、テラ・ルネッサンスは「不安をなくす支援」に軸足を置いていきます。

さらに活動はアフリカへ。カンボジアで子ども兵の存在を知ったことから、鬼丸氏はアフリカ・ウガンダでの調査を開始。そこで神の抵抗軍(LRA)による大規模な子ども兵徴用の現実に直面します。2005年には元子ども兵の社会復帰支援を本格的に開始。現在はコンゴ民主共和国やブルンジへも活動を広げています。

アフリカでの支援は、単なる武装解除にとどまりません。深いトラウマを抱えた元子ども兵に対し、カウンセリングや音楽療法を通じた心理的ケアを実施。加えて識字教育や職業訓練を行い、ミシンや工具を提供して自立を後押しします。経済的に安定した彼らは、やがて「恩送り」として地域の他の弱者を支える側に回ります。被害者が再び加害者になる負の連鎖を断ち切り、希望の連鎖を生み出す革新的な仕組みです。

鬼丸氏は、アフリカの紛争と私たちの生活が無関係ではないことも強調します。例えば携帯電話やパソコンに使われるレアメタルを巡る争いが、現地の暴力を激化させている。だからこそ平和の実現は「遠い国の課題」ではなく、私たち自身の消費社会ともつながった共同責任なのだと。

創設から20年以上、テラ・ルネッサンスは数十万人の人生に影響を与えてきました。その活動は今や理事やスタッフに引き継がれていますが、鬼丸氏が掲げた理念――「微力だけど無力じゃない」「平和とは不安のない状態」――は揺るぎない指針として息づいています。

鬼丸昌也さんとテラ・ルネッサンスの歩みは、ひとりの決意が世界規模の変化を起こしうることを証明しています。そしてその原点は、誰もが抱く「自分にできることは何か」という小さな問いにあります。そこから始まる一歩が、確かに未来をつくる力に変わるのです。

当社は、テラ・ルネッサンスの法人サポーターです。意義のある出費だと思っています。このセミナーを通じて、お客様や多くの関係者さんにも、鬼丸昌也さんとテラ・ルネッサンスを知っていただいて、サポーターになって、それを自社のWebサイトでも公言し、企業の社会的責任として、このような活動を支援しているということを表明して、自社の認知のアップデートをはかることも意義あることだと思っています。共感したらぜひセミナーを広げてください。

以上で朝礼を終わります。

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