ビフォーアフター社長日記

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高低レイヤーを行き来し、選択肢を発案する仕事の仕方を確立しよう 9月2日 SHIPの朝礼

高低レイヤーを行き来し、選択肢を発案する仕事の仕方を確立しよう

おはようございます。9月2日SHIPの朝礼を始めます。

抽象と具体の間にある「見えない橋」

仕事の現場では、しばしば抽象的なスローガンと、具体的な作業指示の間に大きな断絶が生まれます。
「安全第一」という理念が掲げられていても、現場では単なる掛け声で終わり、実際の行動に落ちないことがあります。逆に、具体的な作業方法ばかりを細かく守ろうとしても、全体の目的を忘れてしまい、生産性やコストを犠牲にすることがあります。

この断絶を埋めるのが「中間レイヤー」の思考です。抽象と具体を往復し、両者をつなぐ視点を持つことが、応用の効く強い現場を育てます。

昔の工場に見るレイヤーの違い

わかりやすい例として、昔の工場を想定してみましょう。

  • 高レイヤー(抽象):「安全第一」
  • 低レイヤー(具体):「作業時はすべり止め付きの軍手を必ず着用」
  • 中間レイヤー:「安全・作業性・コストの組み合わせを常にアップデート」

この3つのレイヤーが揃うことで、現場ははじめて健全に回ります。

よくある失敗パターン

低レイヤーに偏った場合

「軍手着用」という具体策が絶対化すると、状況に応じた柔軟性が失われます。例えば、水に手を突っ込む作業で軍手が濡れてしまえば作業効率は落ち、コストも上がります。それでも「ルールだから」と守り続ければ、生産性と安全性の両方を損なう結果になってしまいます。

高レイヤーに偏った場合

「安全第一」と理念を掲げるだけで、具体的な策が伴わないとどうなるでしょうか。事故が頻発する現場で、毎回「今後は安全第一にします」と反省会を繰り返す。しかし翌日も同じ事故が起こる——これは抽象の世界に留まって具体へと降りていない典型例です。

本来求められる姿勢

本当に必要なのは「高低レイヤーを自在に行き来する」ことです。理念から現場の具体策まで一本の芯を通し、かつその場その場で最適な選択肢を発案できるようにする。この往復運動こそが、現場に応用力を育て、成果を出す仕組みを定着させます。

中間レイヤーは、そのための「翻訳機」の役割を果たします。安全・作業性・コストをバランスよく見直しながら、理念を具体に落とし、具体を理念へと引き上げる。この作業が組織文化として根付くと、現場は安定して成果を生み出せるようになります。

選択肢を発案する力を鍛える

高低レイヤーを行き来する力は、同時に「選択肢を発案する力」でもあります。

  • 軍手を着ける以外に、ゴム手袋に変えるという選択肢は?
  • 作業環境自体を改善するという選択肢は?
  • そもそもその工程を自動化するという選択肢は?

現場に溢れる具体的な事象を抽象化し、そこから新たな具体策を導き直す。これを繰り返すことで、単なる「指示待ち」ではなく、自ら判断して成果をつくれるチームが育ちます。

復習は予習になる

この考察に共感したなら、やってみてほしいことがあります。
それは過去の実際の仕事を振り返ることです。

顧客対応だけでも週に10件あるとしましょう。私たちの強みは、同じ業種のお客様に対して、集客や採用といった共通のテーマを、テクノロジーと考え方を組み合わせて提案・推進できることです。

過去の具体的な提案が「A」だったとします。今振り返ってみると、事態を俯瞰できて「A・B・C」という複数の選択肢が想定できる。これはすでに進歩ですし、もしBを選んでいたらどうなったか? Cだったらどうなったか? とシミュレーションすることができます。

これを大量に繰り返すことで、これから遭遇する案件も「ほぼ同じ事案」になることが多い。つまり復習が予習になる、これこそが我々の強みです。

成果は好業績と物心両面の満足へ

この仕事の仕方が根付けば、顧客に提供する価値は確実に向上します。顧客満足が上がり、それに伴って生産性も改善し、業績は安定して伸びていきます。さらに現場のメンバー自身が「自分たちで判断できる」手応えを得ることで、精神的な充実も得られます。

つまり、高低レイヤーを行き来し、選択肢を発案できる仕事の仕方は、単なるテクニックではなく、組織を強くし、ひとりひとりの物心両面の満足につながる根幹なのです。

以上で朝礼を終わります。

10 コメント

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  1. すべての仕事が高~低レイヤーで構成され、
    ゴールに行くためには行き来が必要。

    顧客とのプロジェクト会話であれば
    ▽上層抽象レイヤー
    『なりたい姿**の実現、**の目標達成、**の課題解決がテーマですね』
    ▽中層レイヤー
    『認知のコアは**で、違い強みは**でここを言語化視覚化しましょう』
    ▽下層具象レイヤー
    『デザイン、サイト構成、各仕様、スケジュールは**で**を作ります』

    広告フローであれば、
    ▽上層抽象レイヤー
    顧客理解、原理原則を抑えた企画意図、考え方・データからの商品改善
    ▽中層レイヤー
    原理原則を抑えた広告文・LP・エリア・予算決め、現場データからの商品改善
    ▽下層具象レイヤー
    上記の作成・設定、データ計測、改善実施のオペレーション

    となる。
    どれかに終始しては進まない。

    全員ですべてのレイヤーを理解し行き来できるのが理想ですが
    できないからこそチームでそれぞれのレイヤーに特化した三層構造で進めています。
    特に中間レイヤーを担うPMに支えられています。

    同じ業種に特化しているからこその顧客理解と、
    同じ商品を提供しているからこそのストック活用・再現性。

    顧客の問題解決をゴールに
    過去の事案に対し常にもっと良くなる方法は?をタラレバで考え脳を動かし
    三層構造でチームで高~低を行き来することで具体策が様々な角度から出て
    先月より今月、今日より明日、と現場がアップデートされていく。

    自分達の過去の仕事を資産・教材にする意識とフレーム思考をもって、
    高レイヤーと低レイヤーを行き来できるよう
    チーム全体でスキルアップしていきます。

  2. 『お客様の課題を解決して成長する』という高いレイヤーがあって、
    そこに対して、低いレイヤーでメンテナンスのアプローチで本当に課題解決されたのか
    など話をしていても進まない。最近の気づきではその中間に「期待値コントロールし、お客さんが満足する仕組み」を持ってくると、低レイヤーで具体的に行うことが決まってきたと思います。

    各レイヤーの行き来をして、チームで課題解決できるようアプローチを行っていきます

    • ラーメン屋でも美味しく食べてもらうために
      硬めか柔らかめかの選択肢と胡椒はラーメン代の範囲内
      より美味しくなるトッピングが別料金で多数用意しています
      用意しないと出せないので、練習でトッピングを用意できるようトレーニングすることです

  3. おはようございます

    自分の思考で

    抽象⇔具体

    の行き来が苦手ということを自覚しました。
    方針が現場に落ちず、思考と行動が変わらない。
    中層のマネジメントレイヤーが機能していないから。

    現場主導で
    〇〇の時は〇〇

    こういったテンプレ化が進行し、顧客背景を理解しないですべて同じ提案に陥るのは、この中間の思考のルールが無いから。
    一瞬理解しても、現場で直面するとすっ飛ばして適当なことを言いだしてしまう。
    習慣化しているので、毎回同じ対応をする。
    ここが進化が無いところです。

    毎日考え、思考の習慣化をして、

    ●●だったら〇〇だけど、待てよ、お客様の今回の目的は〇〇だから、ABCの選択肢が考えられるな。先日実行した振り返りでも同じような思考をした。であれば…

    このような柔軟性を持ったサポートができるようにして、シップの価値を高めていきます。

  4. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    三層構造の低いレイヤー、オペレーションレイヤーを担う中で、高いレイヤーから自分の仕事に落とし込まなければ、問題の洗い出しができず、ダブルダイヤモンドの仕組みを実現することができない。
    新しいことをしようとするのではなく、チーム方針を実現するための考え方のフレームに合わせて、仕事に落とし込むこと。チームがこれまで蓄積してきたノウハウを学び活かして、仕事に落とし込むことが重要。
    上記から、自分の役割を担えるよう、振り返り、改善を実行してお客様とチームに貢献できるよう努めてまいります。

  5. おはようございます。
    高低レイヤーを行き来し目的と手段を往復することで、両者をつなぎ応用の効く現場が育つ。低レイヤーに偏った場合は手段が目的となってしまい元々の意図が反映されない。高レイヤーに偏った場合、具体策が伴わない。
    お客様から言われたことを目的として捉えずに、本来どうあるべきなのか、あるべき姿は何かを本来の目的に捉えることだと思いました。それを実現する上で、複数の選択肢を提示し最終お客様に選んでもらう。この考え方ができるよう数をこなしていきます。過去の打ち合わせの議事録を見て、復習していきます。

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