ビフォーアフター社長日記

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新gTLD(新一般トップレベルドメイン)について 5月14日 SHIPの朝礼

おはようございます。5月14日SHIPの朝礼を始めます。

gTLD とは Generic Top Level Domain の略で、国や地域に縛られない世界共通のドメイン・カテゴリーを指します。代表例は .com.net.org などです。インターネット黎明期は 20 種類前後しかありませんでしたが、2012 年から ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)が New gTLD Program を開始し、現在 1,500 超の文字列が DNS ルートに登録されています。

新 gTLD(ジェネリック トップレベルドメイン)は、ICANN が審査・承認した“拡張版”ドメイン拡張子の総称で、.shop.tokyo のような一般名詞・地名、さらには .canon.sony といった ドットブランド まで多様化しています。企業側のメリットは主に次の 3 点です。

  • ブランド名を URL 末尾に直接表示できるため、視認性と信頼性を高められる
  • フィッシング対策として、そっくりドメインの発生を抑止できる
  • マーケティング施策ごとに覚えやすい短い URL を量産できる

とはいえ、登録費用(申請時だけで 20 万 USD 超)や運用コスト、DNSSEC の継続管理などハードルも高めです。最新のドメイン統計でも .com + .net が依然 1.7 億件強を占めており、“王道”はまだ揺らいでいません。


主要ドメイン種別と用途

目的 推奨 TLD 特徴 注意点
日本法人の公式サイト/メール .co.jp 1 法人 1 ドメイン限定。
登記済み企業のみ登録可=高い信用度。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
WHOIS 情報は非公開不可
国内向けブランド拡張・キャンペーン .jp 日本住所があれば個人でも複数取得可。
「国内企業」の印象を直感的に訴求。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
先取りされやすいので早めの確保推奨
海外展開・グローバル SEO .com 世界で最も利用される gTLD(1.56 億件超)。:contentReference[oaicite:4]{index=4} 短い名前は既に取得済みが多い
ブランド防衛 .net / .info / .biz ほか なりすまし防止。未使用でもリダイレクト設定で可。 更新忘れに注意
テクノロジーブランディング .ai / .tech / .cloud AI・IT イメージを明示できる 一部レジストリは更新料が高額
新 gTLD(ドットブランド等) .ship (未実装) 社名と完全一致が可能だが、2025 年 5 月時点でルート未登録。 次期 ICANN 申請ラウンド(2026 年以降予定)まで待機。

SHIP が採用すべきドメイン構成

用途 具体例 補足
コーポレートサイト ship.co.jp 会社概要・IR・採用・代表メール
グローバル情報サイト shipinc.com 英語ページや海外パートナー向け
マーケティング LP renovate.ship.jp など キャンペーンごとにサブドメインを量産
顧客 / 社員ポータル my.ship.co.jp SPF / DKIM / DMARC を必ず設定
将来の新規事業 ai.ship.ship GA 後を想定 ローンチ時のブランディング強化

静観を選ぶ 3 つの理由

  1. .ship はまだ一般登録フェーズに入っていない
    5 月現在、IANA のルート TLD 一覧に .ship は掲載されておらず、予約受付も始まっていません。一般登録まで数年かかる見込みです。
  2. 社名ブランディングは既存 3 本柱で十分
    .co.jp.jp.com の組み合わせで国内外の信頼・SEO・認知をすでにカバーできています。
  3. 費用対効果が低い
    ドットブランド取得には申請費用 20 万 USD 以上+年間維持費が発生。BtoB のリード獲得や既存顧客への信用提供は、現行ドメインでも達成できるため投資優先度は低いと判断しました。

運用チェックリスト(再確認)

  • 主要ドメインは 5〜10 年 の長期登録+自動更新を設定
  • DNSSEC/SPF/DKIM/DMARC を全ドメインで有効化
  • 商標は TMCH へ事前登録し、新 gTLD のサンライズ期間に備える
  • .ship を含む業界関連 gTLD の進捗は四半期ごとにモニタリング

まとめ

新 gTLD が増えたとはいえ、“王道は依然 .co.jp/.jp/.com の 3 本柱”です。
SHIP としては、まず既存ドメインのセキュリティ強化とブランド統一にリソースを集中し、.ship の一般登録が始まるまでは静観――これが最も合理的な選択と言えるでしょう。

以上で朝礼を終わります。

6 コメント

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  1. おはようございます。

    ドメインに関して深く考えたことがなかったですが、
    表示されて認識されることを考えると、
    企業のブランド認知の一環として機能します。

    細部まで、なぜなのか?
    という状態を突き詰めると説明することができるので、
    ブランディングの手段としてインプットしました。

  2. 新gTLDになって、地名やブランド名もつけることが可能となったが、費用の高さ、既存のものでカバーできる、一般登録の受付がまだが現状。
    エンジニアならサイト・クライアントの人の信憑性の部分に入るセキュリティ面を納品、運用を見据えて抑え、即答できるようにさせます。

    SPF / DKIM / DMARCの悪質メールを防ぐ仕組みをわかってないのでそこを抑えます。

  3. おはようございます。

    入社前は、こういったニュースを見ても自分には関係ない話として聞き流してしまっていたかと思いますが、今はお客様のブランディング支援をする立場にあり、自分に何が関係・影響するか、何をしたらいいか、を自然と考えられるようになりました。現時点では「静観する」ことにとどまりますが、シップが運用開始するまでに、gTLDに関する理解を深め、また続報にもアンテナを張って、インプットしていきます。

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