ビフォーアフター社長日記

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低い枝の実を採る 4月8日 SHIPの朝礼

おはようございます。4月8日SHIPの朝礼を始めます。昨日のコンバージョンの方程式の内容に従って、低い枝の実を採る、つまり常時行う「問題・解決」について論考していきます。

Webマーケティングの成果を高めるCRO(コンバージョン率最適化)において、最初に取り組むべきは何か? Marketing Experiments の Conversion Index C = 4m + 3v + 2(i - f) - 2a によれば、それは不安(Anxiety: a)フリクション(Friction: f)という、コンバージョンを妨げるマイナス要素の削減です。

これらは、CROにおける「低い枝の実」に例えられます。なぜなら、

  • 発見しやすい: 顧客の視点に立ってウェブサイトを客観的に見れば、「怪しい」「使いにくい」「分かりにくい」といった問題点(不安やフリクション)は比較的見つけやすい傾向にあります。
  • 改善しやすい: 技術的な修正や表示内容の変更で対応できることが多く、比較的少ない労力で改善できる場合があります。
  • 効果が出やすい: これらの障壁を取り除くことで、ユーザー体験が直接的に向上し、コンバージョン率の改善に繋がりやすいため、施策の効果が比較的早く現れることが期待できます。

価値提案(v)の強化や、顧客の根本的なモチベーション(m)に働きかけることは非常に重要ですが、その前にまず、ユーザーが安心してサービスを利用でき、スムーズに行動できる土台を整えることが不可欠です。

ここでは、Webマーケティングにおける「低い枝の実」である不安とフリクションについて、具体的な「問題と解決」の候補をいくつかご紹介します。顧客のウェブサイトに当てはまるものがないか、常に要チェックであり、見つけたら即修正すべき内容ですし、顧客に言われてしまったらアウトだと思ってください。

不安(Anxiety)削減の具体例:行動へのためらいを取り除く

不安とは、ユーザーが行動を起こす際に感じる懸念や疑念のことです。

  1. 【問題】個人情報提供への抵抗感
    • 「入力した情報が悪用されないか」「セキュリティは大丈夫か」という不安。
    • 【解決】 SSL/TLSによる通信暗号化(HTTPS化)とその明示(鍵マークなど)。プライバシーポリシーへの明確なリンク設置。セキュリティ認証マーク(TRUSTeなど)の表示。「個人情報は厳重に管理し、目的外利用はいたしません」等の安心を促すメッセージ表示。
  2. 【問題】運営者・サービスへの信頼性不足
    • 「本当に存在する会社なのか」「信頼できるサービスなのか」という疑念。
    • 【解決】 詳細な会社概要ページ(所在地、連絡先、設立年月日、代表者名など)の設置。運営者の顔写真やプロフィール、沿革の掲載。地域の人に通じやすい社屋の位置と外観写真の表示、導入事例、顧客の声(レビュー)、受賞歴、メディア掲載実績などの第三者評価の提示。
  3. 【問題】契約後の不確実性
    • 「サポートは受けられるのか」「相談、見積は無料か」という心配。
    • 【解決】 FAQ(よくある質問)セクションの充実。サポート体制(電話、メール、チャット等)、保証期間・内容、返品・交換・キャンセルポリシーを分かりやすく明記する。問い合わせ窓口を明確にする。
  4. 【問題】しつこい勧誘への懸念
    • 「問い合わせたら、後で営業電話がたくさんかかってくるのでは?」という心配。
    • 【解決】 フォーム周辺やプライバシーポリシーで、取得した情報の利用目的を明確に記載。「許可なくDMを送付したり、過度な電話勧誘は行いません」といったメッセージで安心感を醸成する。連絡手段の希望を選択できるようにする。

フリクション(Friction)削減の具体例:行動の障壁を取り除く

フリクションとは、ユーザーが目的の行動(資料請求、購入、問い合わせなど)を完了する上で障害となる要素です。

  1. 【問題】入力フォームが複雑・面倒
    • 項目が多すぎる、必須項目が分かりにくい、エラー表示が不親切。
    • 【解決】 入力項目を必要最低限に絞る。必須項目を明確化(*印など)。リアルタイムのエラーチェックや入力補助(例:住所自動入力)。入力例の表示。ステップ形式フォームの導入検討。
  2. 【問題】ページの表示速度が遅い
    • 画像やコンテンツが多く、ページの読み込みに時間がかかり、ユーザーが離脱してしまう。
    • 【解決】 画像サイズの最適化(圧縮、WebP形式利用)。不要なスクリプトやプラグインの削除。ブラウザキャッシュの活用。サーバー応答速度の改善。CDNの利用検討。
  3. 【問題】サイト内導線が分かりにくい
    • どこに何の情報があるか分からない。目的のページにたどり着けない。
    • 【解決】 分かりやすいグローバルナビゲーションの設計。パンくずリストの設置。関連性の高い内部リンクの設置。サイト内検索機能の精度向上。重要な情報への導線をファーストビューなど目立つ位置に配置。
  4. 【問題】CTA(行動喚起)ボタンが不明確
    • ボタンが目立たない、どこにあるか分からない、クリックをためらう文言になっている。
    • 【解決】 ボタンの色やサイズ、形を周囲のデザインと区別し、目立たせる。明確で具体的なアクションを促す文言(例:「無料で資料をダウンロードする」)を使用。ボタンの配置場所(ファーストビュー、コンテンツ読了後など)をテストし最適化。
  5. 【問題】モバイル端末で使いにくい
    • スマートフォンで表示が崩れる、文字やボタンが小さい、操作しづらい。
    • 【解決】 レスポンシブデザインを実装し、あらゆる画面サイズに最適化する。タップ(クリック)領域を十分に確保する。フォーム入力など、モバイル特有の操作性を考慮したUI設計を行う。モバイルでの表示速度も意識する。

まとめ

不安とフリクションは、顧客のウェブサイトで目標を達成するのを妨げる大きな壁となり得ます。これらを「低い枝の実」と捉え、一つひとつ丁寧に取り除いていくことは、CROの確実な第一歩です。

これらの改善は、ユーザー体験を向上させ、信頼感を醸成し、結果としてコンバージョン率の向上に繋がります。まずはこれらの「低い枝の実」を確実に摘み取り、より高度な価値提案の最適化や、顧客の深いモチベーションに応える施策へと進むための強固な土台を築きましょう。

以上で朝礼を終わります。

12 コメント

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  1. おはようございます

    日常的な問題・解決
    これを繰り返し、問題点を取り除く。

    一定のレベルの目線をもって、実際にためらい・障壁がないかを実機でチェックすること。
    基礎レベルでできることを繰り返し、良い状態を保っておくこと。

    新しいページが追加されたり、顧客の行動に変化が見られたときは、
    その起点を使って解決できる低い枝の実を取り除けること。
    実際に意識して実行していきます。

  2. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    不安削減では、Webサイトを制作する上での基本の考え方のため、改めて制作の目的を意識した作成を行います。
    またフリクションの削減では、視覚化に関係する部分になるため、フォームの入力のしやすさ、サイト内の動線デザインのわかりやすさ、CTAのタップしやすいデザイン、spでの見やすさなど、基本を抑えてより良い言語化視覚化のために時間を使えるよう、初稿から意図のある制作ができるよう、意識していきます。

  3. 普段の生活で自分がWEBサイトを見ている時に感じること
    それを自社のサイトを確認するときにも踏まえることかと思います。
    一つ一つそういった摘み取りを相手から出る前にプロとして改善の方向に向かうことでより重要な話を伝える土台ができるこのイメージをもって行きます。

  4. 使いにくい、分かりにくいを取り除くために、PC、SPそれぞれにheightやmargin paddingを意識します。本日は昨日に継続してデザインのインターンですが、客観的に見て、見ずらい、わかりにくいとならないよう、heightやmargin paddingを考えデザイン研修を実行していきます。

    また、暗号化という部分においては、顧客の安心を与えるために、セキュリティー上必要です。私に現状のポートフォリオサイトは暗号化されていない状況でした。これは、WEB制作のメンターからもご指摘いただき、新たなサイトでは、しっかり暗号化を絶対事項として、行っていきます。

  5. おはようございます。
    自分はプロと言えどなりたてで、今後実務において、知識・経験不足による至らぬ点があると思いますが、それを言い訳にして、先輩方、延いてはお客様にご迷惑をおかけすることもあるかとは思います。が、防げるものは防がないといけない。顧客理解の段階を丁寧に行うことで、少なくできると思います。
    >その前にまず、ユーザーが安心してサービスを利用でき、スムーズに行動できる土台を整えることが不可欠です。
    まずはこの最初の段階に丁寧に取り組み理解することで、ミスを防いでいきます。

  6. おはようございます。
    本日もよろしくお願いします。

    不安・フリクションそれぞれに関して、細々と事例を挙げるときりがないと思います。自分も同じような立場にになることはあるので、利用者の視点に立って考えること。問題としてあがった箇所は即時解決すること。
    最初に良いアウトプットを目指して、そのうえで低い枝の実を摘み取り改善する。フレームの話にも通じることかと思いますが、小さな改善を常に続けることが大事なので、自分の業務でも頂いたFBは常に大事にします。

    • この話と直接関係ない部門の人おいる
      そういう人は「フレームで考える」ことを学んで欲しい
      自分のあてはめるとどんなフレームになるのだろうか?と

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