ビフォーアフター社長日記

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東京都の太陽光パネルの設置義務化について


おはようございます。9月9日SHIPの朝礼を始めます。今日は東京都の太陽光パネルの設置義務化について、私たちの立場として知っておいた方が良いことをまとめました。
原資料は下記になります。

よくいえば柔軟な制度設計になっています。

ウクライナ戦争でロシア産の液化天然ガスや原油の供給が止まってエネルギー価格が上がっていますし、円安がそれに一層加速させていることを現在進行形で経験しています。中国が台湾侵攻する可能性も取りざたされていますがそのときもエネルギーや食品の国際市場は大きく動揺すると思われます。また根本は気候変動の阻止が全世界の課題となっています。1997年京都議定書(COP3)から25年、2022年11月にはCOP27がエジプトのシャルム・エル・シェイクで開催されますが、CO2排出削減は喫緊の課題です。

それでは東京都の太陽光パネルの設置義務化について下記に簡単にまとめました。ぜひ原本にもざっと目を通しておいてください。

1.制度の趣旨
都内のCO2排出量の7割が建物起因、2000年比でCO2が増加している分野
日本は2050年までにCO2(二酸化炭素)を排出実質ゼロを宣言
2050年には今から新築する住宅が全体の50%以上

2.太陽光パネルの設置義務者はハウスメーカー等事業者
年間の都内供給延床面積が合計20,000㎡以上のハウスメーカー等の事業者
⇒都内大手住宅メーカー約50社が対象見込み
新築のみが対象で、既存の物件は対象外

3.施主に求められる対応
趣旨を理解した場合、太陽光パネルの設置負担
注文住宅・建売とも

4.太陽光パネル設置の経済的メリット
4kWの太陽光パネルを設置した場合、初期費用92万円が10年
(現行の補助金を活用した場合6年)で回収可能

5.経済的メリット以外のメリット
災害時の生命線となる電力の確保
脱炭素社会の実現に貢献

6.住宅への太陽光パネルの設置義務はいつからか?
審議・検討中

7.海外ではどうか
2019年にニューヨーク市で新築及び大規模屋根修繕する建築物への太陽光発電又は緑化を義務化
2020年以降は、カリフォルニア州でも州内全ての新築住宅に太陽光発電設置を義務化

日本は災害は多いので、蓄電池(EV含む)と組み合わせた太陽光パネルはコストが下がってくるにつれて、実需が増加するでしょう。そのときは住宅リフォームの出番になります。

今日は週の締めです。今週をしっかりと締めて、12日(月)からの仕事に備えてください。以上で朝礼を終了します。


14 コメント

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  1. 日本は災害は多いので、蓄電池(EV含む)と組み合わせた太陽光パネルはコストが下がってくるにつれて、実需が増加するでしょう。そのときは住宅リフォームの出番になります。

    この動きは既に現場では議論がされていて、顧客にもアプローチをしている最中です。
    どちらかというと、

    住宅リフォーム関連業者 << 一般生活者

    という構図が現状と思います。需要が無かった領域だからこそ、先を見越した先手の仕掛けが効いてきます。

  2. おはようございます。

    私の住む地域では、ひどい台風の日は停電してしまいます。
    この先、地球温暖化の影響で自然災害がさらに勢力を上げてしまうと、太陽光発電が必要になってくるかと感じました。

    自宅付近で太陽光発電の付いている戸建はまだ見たことがありませんが、この先、太陽光発電機設置が義務化になり、価格が下がっていくと、太陽光発電機設置の記事も作るようになるのかと、思いました。

    太陽光発電の良さが生活上で実感できる機会は少ないので、まずは興味を持つことが大切だと感じました。

  3. >都内のCO2排出量の7割が建物起因、2000年比でCO2が増加している分野

    CO2の排出量は工場や車等に起因するものが多いイメージでしたが、建物起因が7割も占めるのですね。
    感覚と実態がズレていそうなので、参照元の記事含め情報をアップデートします。

    テレビやYoutube等での配信も増えていく中で、この話題に限った話ではないですが、誤った情報も出回ると思うので、惑わされないように正しい情報を取捨選択する目利き力も高めていきたいと思います。

  4. おはようございます。

    地元では新しい家にちらほら太陽光が設置してあったり建築作業場や田んぼが潰され太陽光が置かれていました。

    台風や豪雪など沢山の災害がある日本において事前に電気の確保の準備をすることは今後需要が高まってくると思います。

    太陽光のメリットを伝えられるような動画やブログなど情報を発信し、お客様もそうですが生活者にメリットを気づいて貰うということをしていく必要があると考えます。

    今後そのためにも情報のインプットアウトプットをしていき情報を発信していきます。

  5. 僕の実家は太陽光+3枚ガラス窓で、光熱費などかなり抑えられてるとのことでした。
    値上げが続く中で、生活者の意識もエネルギーの消費の削減に向くことはどんどん進むと思います。僕も普通に生活していて、気になるようになってます。

    エンドユーザーとお客さまを自分の企画で繋ぐことができ、喜んでいただいた経験が数回ありますが、その地域の住宅、環境の改善に少しでも関われたと思うとやりがいがあります。

  6. おはようございます。
    今週もありがとうございました!

    太陽光発電に関して、まだ「意識高い人のもの」と思考停止していた部分がありますが、義務化まで話が進んでいたのは初耳でした。ここのあたりのアンテナは意識して張っておくべきだと感じました。

    新築、屋根に限らず、ソーラーカーポートなどリフォーム全体で
    お話していける分野だと思うので、サブサポートとしてついているお客様に話題に出していきたいです。
    Instagramなどでも活用記事を発信していければと思います。

    • 情報をインプットすると、次からはその情報にアンテナが立つことと
      それをどうやってアウトプットしようと考えたりすると
      自然に情報が流入してくるようになりますよ

  7. 屋根工事店様でも太陽光への営業を工夫していきたいというニーズはあるので、
    時流を踏まえ、お客様とどのような接点を取るかを一緒に議論もして企画していければと思います。
    太陽光は訪問営業も多い中、怪しくないは大切。
    評判も良く、実績もある工事店に直で相談できるのは生活者にもメリットがあると思います。

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