おはようございます。12月26日SHIPの朝礼を始めます。毎日、SHIPの理念が伝わればいいな、気づけばいいな、と思って継続してきました。理念共感こそ、仕事を人格形成にまで高めることを、私も若い頃に経験したからです。
さて資さんうどんがPayPayの取り扱いをやめる――このニュースは、単なる決済手段の入れ替えではなく、「経営とは何か」を静かに照らす出来事だと感じました。現場から見れば、便利な手段が一つ減る。お客様の利便性に影が差すかもしれない。けれど管理は、その影の向こうにある“光”――つまり会社の持続と、働く人の幸せを見ています。決済は目的ではなく道具。道具を替えるのは、お客様に差し出す価値と、働く人の明日を守るための手段です。
私は経営も三層構造で捉えています。最上段は方針レイヤー。資さんが掲げる理念は「幸せを一杯に。」。そこには「使命」「目指すこと」「約束」を言葉にし、「すべてのお客様に幸せを一杯に提供し、従業員も幸せ一杯に働く企業であり続けたい」という願いが込められています。理念は、迷いを断つための“祈りの言葉”でもあります。何を守り、何を変えるか。判断の軸を、霊妙なほど澄んだ一本の芯にしてくれる。
最下段は現場レイヤー。目の前のお客様に、湯気の立つ一杯を、心地よい挨拶とともに届ける。満足の手触りをつくるのは、いつも現場です。だからこそ、現場は「変化」に敏感で、時に戸惑いも抱きます。クレームも、感謝も、最初に受け取るのは現場。現場が揺れると、会社全体の呼吸が乱れます。
そして中段が管理レイヤー。今回のPayPay停止は、おそらくここで決められたのでしょう。理念「幸せ一杯」を実現するには、従業員の物心両面の満足が必要です。満足は気持ちだけでは続かない。一定の利益が要る。そのために事業計画があり、売価、原価(原材料費を含む)、人件費、諸経費を織り込みます。経費の中には、QRコード決済手数料も入る。目立たない一行ですが、積み重なれば、確実に利益の呼吸を浅くします。
停止理由は公表されていません。しかし今、原材料費はインフレで上がり、社員はもちろんパートの人件費も上がる。メニュー変更のタイミングで値上げもしています。それでも追いつかない局面が来る。そこで管理は、利便性の一部低下という痛みを承知で、固定的に流出するコストの蛇口を締める。理念を守るために、あえて一つ手放す。見えないところで起きる、静かな“整え”です。数字の世界は無機質に見えて、実は人の笑顔を支えるための神経系でもあるのです。
ここから私たちが学ぶべきは、「事業計画は飾りではない」という一点です。計画は、達成するためにある。計画と実績がずれるのは普通のことです。そのうえで、ずれたら修正に動く。何が問題かを探し、考え、対策を議論し、実行に移す。数字は冷たいようでいて、実は現場を守る温度計です。未達をスルーせず、構造(売価・原価・人件費・経費・集客)を点検し、打ち手を更新する。その繰り返しが、管理レイヤーを担う人の仕事であり、チームを率いる人の責任です。
理念という北極星を見失わず、現場の手触りを失わず、そして計画を達成するという現実の筋肉を鍛える。その往復運動こそが、仕事の面白さであり、会社を生かし続ける力であり、人格形成の場となります。
一杯のうどんの湯気の向こうで、誰かが電卓を叩き、誰かが悩み、誰かが決めている。目に見えないその営みが、次の「幸せ一杯」を生む。事業計画は、その見えない営みを一本の道にする灯です。灯がある限り、私たちは迷いながらでも、必ず前へ進めます。
資さんうどんは東京付近には少ないので「どこ??はなまるなら知ってるけど」と思った人もいると思いますが、例はどこでもよく、これを自社にそれぞれの立場で置き換えてもらいたいのです。事業計画のズレに対して、それを修正すべく考え、工夫して試行錯誤してきたか。
人生をよく生きるために、理念を標榜し、事業計画に試行錯誤するクリエィティブなチーム。私の責任でこのチームビルディングに取り組んでまいります。
以上で今年最後の朝礼を終わります。
2025年12月26日 at 8:39 AM
おはようございます。
今年も1年間ありがとうございました。感謝いたします。
今年は入社してから、最も全社方針やチーム方針を考え、自分の考えの至らなさに悩み、改善行動することを意識した年になりました。
ですが事業計画について、入社時から全体会議で毎回共有をいただいていたにも関わらず、自責として捉えられず、オペレーションレイヤーにできることはこういうことだと部門長から言葉をいただき、考えるようになりました。
今年、理念や方針の重要性、ベースがなければ仕事の質や生産性が落ち、自分のやりがいも感じにくくなることを学んだからこそ、シップで働く社員として、数字まで意識した上で、オペレーションレイヤーである自分に何ができるのかを考えて行動を変えていきます。
三層レイヤーの下層だからこそ、現場や時流の変化に気づき、その日に自分自身に何ができるのか、毎日の言語化を継続して成長し、会社やお客様に喜んでいただけるようにいたします。
2025年12月26日 at 9:25 AM
前向きで素直で学びが好きなのがいちばんです
コメントありがとう