2025年、検索体験は変化しました。これは2026年ますます進行すると思われます。
AIによる検索体験(AI Overviews、生成AIなど)が標準化し、ユーザーは検索結果画面だけで答えを知る「ゼロクリック」が当たり前になっています。
この変化により、単純な「答え」を知るための検索流入(N)は減少傾向にあります。しかし、我々のビジネスの基本公式である以下の原則が変わるわけではありません。
Nの総数が減少するこの時代において、いかにしてこの公式を成立させ、顧客の売上を支援するか。
その基本方針は、従来の「広く集めて刈り取る」モデルから、「濃く集めて、逃さず、ファンにする」モデルへの転換です。
戦略の核心:3C分析における「競合」の再定義
従来の3C分析(Customer, Company, Competitor)において、競合(Competitor)は他社のリフォーム会社でした。しかし、2026年のWeb集客における競合には「AI」が加わります。

リフォーム業においても、AIは以下のような「知識情報」の提供では圧倒的な強者です。
- キッチンの平均価格相場
- 補助金制度の複雑な条件
- 工法によるメリット・デメリット
これらを解説するコンテンツで競合(AI)の守備範囲に挑んでも、勝つことは困難であり、効率的ではありません。
「AIに代替される分野」はAIに任せ、「AIに代替されない分野」を徹底的に強化する。
これこそが、これからの戦略の根幹です。
1. 【Nの質的転換】 「地域名 × 具体的悩み」と「MEO」の完全制覇
AIが入り込めない「超・ローカル情報」で勝負し、流入の質を高めます。
Googleビジネスプロフィール(MEO)が命綱
「近くのリフォーム屋」「水漏れ 修理」といった緊急度や地域性が高い検索では、AIのテキスト回答よりも「地図(マップパック)」が優先される傾向が続きます。
- 施策: 口コミ(Review)の獲得を最優先業務とします。特に「施工後の笑顔の写真」付きの口コミは、何十記事のSEOブログよりも強力な集客力を持ちます。この分野の強化のため、1月中にサービスをリリースします。
「現場の実在性」を発信する
AIは美しいパース図(完成予想図)を一瞬で作成できますが、「今日、〇〇町の田中様邸で柱を直している写真」という事実は作れません。
- 施策: ブログやSNSで「〇〇町で施工中」といった地名入りのリアルタイムな発信を増やします。「この地域で頻繁に活動している=人気がある」という社会的証明になり、近隣住民からの信頼とクリックを強烈に集めます。
2. 【Rの最大化】 「人検索」への対応と「不安払拭」
ゼロクリック時代、ユーザーは「知識(答え)」はAIで手に入れます。その上でWebサイトを訪れる理由は、「で、誰が私の家の面倒を見てくれるの?(頼む相手探し)」という問いの答えを探すためです。
「顔が見える」コンテンツの徹底
高額なリフォーム工事において、最終的な決定打は「技術スペック」ではなく「人」です。
- 施策: 代表者や担当者の「人柄」が伝わる動画やメッセージを前面に出します。「私が担当します」という自己紹介動画や、施工への想いを語るページを充実させ、機能的価値よりも「誠実さ」という情緒的価値を伝えることで、R(成約率)を劇的に高めます。
マイクロコンバージョン(中間CV)の設置
初対面でいきなり「見積もり依頼(=売り込み)」を迫るのはハードルが高すぎます。
- 施策: 「地域の施工事例集ダウンロード」「(住所不要の)LINEで簡易相談」「失敗しないリフォーム診断」など、個人情報をあえて取りすぎない軽い接点(マイクロCV)を用意します。そこで専門性を示し、信頼関係を構築してから本命の商談へ移行する設計が必要です。
3. 【Nの多角化】 アナログ × デジタルのハイブリッド
小商圏ビジネスの強みは、Web(検索エンジン)だけに依存する必要がない点です。
チラシ × QRコード
- 施策: 紙のチラシで地域認知を獲得し、QRコードから「施工事例動画」や「お客様の声」へ直接誘導します。
- 狙い: 検索エンジン(Google)を経由しないため、競合他社と比較されること(ゼロクリックの影響)を回避し、指名検索に近い状態でサイトへ誘導できます。
OB顧客(既存客)のリスト化
リフォーム業は、小修繕から大型改装へのリピートや、紹介が収益の柱です。
- 施策: LINE公式アカウントなどで繋がり続け、定期的にニュースレターを送ります。「何かあったらあの店」という第一想起を獲得し、検索に頼らない安定した売上基盤(N)を構築します。
2026年の結論:AI時代のWeb支援方針
3Cの法則に基づき、競合(AI)が弱い分野を強化し差別化することがこれからの戦略です。
AIの守備範囲で頑張ってもAIには勝てません。知識の提供は潔くAIに任せた方がいいのです。
だからこそ、私たちがユーザー様と一緒に作り上げるべきは、以下の要素です。
- よりローカルに(AIが知らない地域密着情報の提供)
- より独自性を強め(自社にしかない経験・事例の発信)
- より人要素を強調し(「誰がやるか」の信頼構築)
これらを徹底することで、AI Overviewsに「信頼できる一次情報」として引用されるための土台を作ります。さらに、Web施策だけでなく現場実働までを支援することで「社名検索(指名検索)」を増やし、検索アルゴリズムの変化に左右されない強固なブランドを築きます。
「AIにはできない、泥臭くも温かい信頼関係」をデジタルで可視化すること。
これが、2026年版 N×R=CV を成立させる道だと思います。現場の経験や考え方でここを補足、強化してください。
以上で朝礼を終わります。
2026年1月5日 at 8:34 AM
明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします。
2026年、時流の変化に対応しチーム方針を実現するために、よりAIO対策についてや顧客理解の解像度を高めなければならないので、2025年のままではなく、チームの三層レイヤーの役割から自分の担当レイヤーを最大限稼働すること。
またチームが守備範囲を広げるため、私自身も守備範囲を広げること。本日の全体共有から、自分ができることは何かを明確にして計画していきます。
今年は去年より多くチームに貢献できるように、考え方のフレームに沿って、自分を強化していきます!
2026年1月5日 at 9:57 AM
新年コメントありがとう
>チームが守備範囲を広げるため、私自身も守備範囲を広げること
求められていることをしっかり自覚できているのは素晴らしいですね
今年もよろしくお願いします
2026年1月5日 at 9:00 AM
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします。
AIにはできない、泥臭くも温かい信頼関係
SHIPのアドバンテージが取れる領域と改めて理解します
より僕の今年の立場としてもこの領域を外向けにも発信して
業界でしっかりとしたポジショニングをとっていけるようにします
2026年1月5日 at 9:58 AM
低レイヤーで反射運動しかしていないと、ずっと同じところに留まったまま
フレームで考え、現場で進化発展していきましょう